コールド マウンテンのレビュー・感想・評価
全9件を表示
ボディランゲージ
シチュエーションが面白いというだけではなく、太陽光の当たりかたや風の吹き方、空模様や降る雪、BGMがかかるタイミング、セリフなど好きの宝庫。
前半は時間が前後しているため、初見の時は難しく感じた。
ジュード・ロウ演じるインマンとニコール・キッドマン演じるエイダのラブ・ストーリー。時代背景と文化を理解できてから再度視聴してみると、彼らの心情がボディランゲージで巧みに描かれていることに感嘆する。
劇中で演奏される数々の音楽も見どころ。
ナタリー・ポートマン演じるセーラが登場するシーンが色んな意味で怖い。
レニー・ゼルウィガーが演じたルビーの言動や父と再会後の雰囲気の変化も見どころ。
なんだか現実離れした美しさ。そこから力強くなってく様!
南北戦争後半。
まだまだ長閑な田舎の街にも戦争の余波が響いてくる。
父の療養を兼ねて田舎に越してきたニコール・キッドマン。
そこで出会う若く少しだけ薄くなってきたくらいの
ジュードロウ。
美しい若者は不器用ながらも少しずつ近づいていく。
そんな2人の背中を押したのは徴兵…
ま、よくある戦争映画ですよ。
って思ってもらっては困ります。
そこは序盤で、戦争に行った後の描写がなっがいの
辛い辛い日々がメッチャある。
んでも、主演2人の脇を固める奴らがヤバすぎんす。
まーず、ドナルドサザーランド、フィリップシーモアホフマン、ナタリーポートマン、レネーゼルウィガーなどなど
演技派どもがこぞって要所要所を締めてくれるから
どんな長くてもヘッチャラっす。
完全に良い映画。
そりゃニコール・キッドマンもオスカー取るわなっていう映画です。
演技力!
たくましい女性レニーがオスカー女優となったのもうなづける。メソッドアクティングによる体重調整のみならず、『ブリジットジョーンズの日記』では見事なイギリス英語で、今回は南部なまりを大げさに発音しているのだ(正しい南部発音かどうかは知りません)!他の脇役陣も名演技でした。特にフィリップ・シーモア・ホフマン!笑わせてくれます。
映画全体とを見ると心理描写が少なく、南北戦争の恋愛叙事詩という感じでした。中でも自然描写が素晴らしく、アメリカ南部というと暑いイメージだったのが完璧に覆されるほど冬の情景が美しく冷気が漂ってくるのだ(館内の空調もおかしかったのだが・・・)。ストーリーは読めてしまう展開の上、これでいいのかと思わせるラストになり残念だった。
戦争に対する捉え方として、兵士の悲惨さよりも待つ側の女性たちの生活苦や寂しさをメインにしてあったことには好感持てますけど、爆撃や銃撃戦の迫力が最初だけであることに疑問を感じました。悲惨さがイマイチ伝わらないのですよね。
〈2004年4月映画館にて〉
ブレンたん・グリーソン祭り〜
ブレンたん前半に出てきて「まさかこれだけ?!」と愕然としたが。
なんだこの美し過ぎる主役二人は。
でも最も魅力的だったのはレニー演じるルビー。ガサツで学はないけど、生活力は抜群でたくましい。そして父ちゃんにはツンデレ。この父娘がイイ。
ついつい本筋ではない方に目がいってしまう。
レネーが輝いている
再視聴。ジュード出演で2番目に好きな作品。若ジュード演じるインマンは最後まで誠実でカッコいい。とても深く切ない愛を感じられる作品。力強い女性ルビー役のレネーさんは大好き。彼女がいてこそ物語が成り立つ。ルビーと知り合ってからの美しいエイダ役ニコールがとても生き生きとしていますね。
ちょっとしか出番のないナタリーポートマンやキリアンマーフィーの演技も良かった。
極悪人の義勇軍にはチャーリーハナムが。キングアーサーではジュードロウと善悪逆の役でしたね。
映画「コールドマウンテン」の感想
南北戦争に翻弄される男女を描いた作品。
男は故郷とそこで待ってくれる女を目指し、脱走兵として旅立つ。女は戦争に行った男を待ちつづけ、たくましく生き延びようとする。
古典的な男女愛がテーマで、戦争を前にして壊れていく人間性という、もう一方の古典的な視点からすると描写は弱い気がする。それでも、病気の赤ん坊を外で寝かせるシーンとかゾッとしますが。
イケメンだけが許されるストーリーで、西部劇みたいな展開はちょっと…と思います。
ニコールキッドマンの不幸女っぷりと、その裏返しであるレネーゼルウィガーのたくましさが素晴らしい。ラブシーンは女優俳優ともいい体してます。
戦争って本当に人生を狂わす。 戦争の実態を見た感じ。人を狂わすには...
戦争って本当に人生を狂わす。
戦争の実態を見た感じ。人を狂わすには十分すぎる程残酷なものですね。生き死にだけじゃなく、残された人たちの思いとか、負の要素とたくましく生きる強さをニコールキッドマン、ナタリーポートマンが演じていた。人間は残酷でどうしようもない。
隣人家族の仕打ちはいたたまれない。
ジュードロウのイケメンレベルは相当なもの。色気があり、若い青々しさを感じた。
ニコールキッドマンとジュードロウが雪の中、倒れてる姿を上から撮るアングルは名シーンだと思います。
残酷すぎる世界
南北戦争を背景に男女の格差愛を描いた話。
内容はとにかく残酷で当時を哀れむと同時に勉強になった。
戦争で人々の心が荒んでる中、純粋な愛が際立つ。
キャストが結構豪華!
主演のジュードロウ、ニコールキッドマンはじめ、ナタリーポートマン、キリアンマーフィー、レネーゼルウィガー、フィリップシーモアホフマン!
全9件を表示