「猿服を着せられたヘストンは言った「猿のは臭え」」猿の惑星 Mr.C.B.2さんの映画レビュー(感想・評価)
猿服を着せられたヘストンは言った「猿のは臭え」
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中学生の頃に洋画を見始めたが、ロードショーへは行けなかった。近所の名画座オデオン座で3本立てになってから観た。
おかげで「サムライ」と「続夕陽のガンマン/地獄の決斗」を一度に観て映画ファンになった。
中学の同級生にロードショーで「猿の惑星」を見て来た奴がいて「あれは◯◯なんだよ。最後に◯◯の◯◯が出て来るんだ」と得意そうにネタバレさせていた。
映画館でも観たし、TVでも何度もやったのを見ているが、午後ローで鑑賞。
テイラー(チャールトン・ヘストン)達は地球を宇宙船で飛び立つ。人工冬眠している間に2000年の時が流れ、ある惑星に不時着する。大気に酸素があるので船外に出て素っ裸になって水浴する。酸素があるのと外敵がいないのはイコールではない(エイリアン・コヴェナントもそうだ)。いきなり猿の集団に襲われる。ここは、猿が人間を狩る「猿の惑星」だった。
猿に襲われた時に喉を負傷して声が出なくなり会話が出来ないため、彼の地の人間と違う事を証明出来ない(ここは脚本が上手い)。
最初にTV放映された時、猿が自分達をよぶのを「おいら達」と吹替ていたのを思い出す。ジーラ博士は中村メイ子だった。
彼の地の人間は何らかの理由で1200年前に滅び、その後、猿が台当した事が判る。オランウータン、チンパンジー、ゴリラと猿種別で階級制度も垣間見える。別れのキスをねだるテイラーに、人間とキスする事を恥じるチンパンジーのジーラ博士がかわいい。
テイラーは馬を駆って猿たちの禁断の地に入るのだが、そこで彼が見たものは、…。
この第1作のラストは衝撃だった。
(これをネタバレした同級生松本は死刑!)
これ以後の「猿の惑星」シリーズは、全部オマケである。新作は見なくても良いかな。
[1968年11月9日 東十条オデオン座にて鑑賞済]
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