「"バッド・アス"」さらば冬のかもめ 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
"バッド・アス"
陰鬱で辛気臭かったり劇的な何かで感動を煽るエンディングとは違う、潔く何も変わらない終わり方にある意味での清々しさが。
懸念しているような心配には陥らないような、寧ろ出て来てからの手癖は改善されていないと何度も出たり入ったりを繰り返す羽目に!?
ジャック・ニコルソンの信頼性ゼロで小悪党丸出しな人間性から滲み出る人としての優しさ、無難に任務を遂行しようとするバダスキーとマルホールだが普通に醸し出される優しさが本来の人間としての感覚。
何度も万引きに手を染めて人生を駄目にした女性の陸上選手を思い出した、70年代から万引きは病気であると理解が深いアメリカ社会。
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