劇場公開日 2006年9月30日

「フィリップ・シーモア・ホフマン圧巻」カポーティ UNEmiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5フィリップ・シーモア・ホフマン圧巻

2021年2月26日
PCから投稿

目が、特に。

本物のカポーティを見たことがないのでなんとも言えないんだけど、少なくともこの映画から察するに、書くことに対するプロ意識は怖いくらいにすごいんだけど、それだけでは割り切れない繊細さも持っていて、最後に後者が勝ってしまったような人物だったんだろうな、と。

普段のソフトな雰囲気と、目立ちたがりなところと、書いてるときの鋭さのギャップが印象的。

それにしても、ノンフィクションを書くというのは恐ろしいことだね。
『冷血』のあと、一つも作品を完成させられなかったというのも納得。

UNEmi