ボーン・アイデンティティーのレビュー・感想・評価
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「無」からはじまるからこその面白さ。
○作品全体
海の上で、ウエットスーツ一着の状態で始まるボーン。船上で服を手に入れ、役割をこなし、自分自身の今までを探し始める。まったくのゼロから始まるシチュエーションが単純に次のシーンへの好奇心がくすぐられる。ボーンとは少し距離を置いたカメラポジションも絶妙で、常時フラットな状態でボーンを監視しているような感覚がまた心地良く、テンポの良さを感じた。
過去を探しているボーンが、未来の象徴である子供を殺すことができなかったために現状があると思い知らされるのもありきたりではあるがシンプルでわかりやすい。
この作品からこれを受け取った、というものは見出しづらくはあるのだけど、無駄のないシナリオと映す必要があるものを映し続ける映像作品の面白さに気付かされる作品ではあった。
アクションシーンは比較的派手さはないが、フルショット時のブレ演出の塩梅が良い。俳優のポーズを見せるんじゃなくてアクションの流れで魅せる、といったところか。
○カメラワークとか
・そこに「いない」というカメラの振り方が多い。序盤の船内で治療をしようとしたらボーンがいない…というところから始まり、スイスでの逃走劇、スナイパーとの戦闘…ボーン自身がいないことにされる人間だからこそのアビリティ、みたいに使われていて面白い。
ネタバレあり
感情を取り戻したのに、記憶を無くしてしまった。
そんなクールで孤独なアサシンってところだね。
GOLG〇13よりも強そうだね。
実は実話に基づくフィクションだったら良いのにね。
スリルがあって面白かった
面白く観れたけれど、記憶喪失はこんな風に部分的になるものなのかな?
上手な逃走、戦い方、フランス語、母国語、超人的に行える。
ヒロインの女性が美しく、非日常な世界にいきなり巻き込まれるのだけど、殺人が起きても逃げなかったのはマット・デイモンに最初から惹かれていたせいだろうか??
普通の女性だったら気持ち悪いのでお金を戻して逃げるだろう。
最後はみんな予想通りの結末で面白さに欠ける。
ボーン アイデンティティって、骨が出てきて犯人を見つけ出すようなサスペンス映画かと思っていたけれど、ボーンは主人公の名前で、全く想定外の『アクション映画』でした。
女性の元彼氏の家で、「私のせいよ」と言うセリフがタイ語に聞こえたけれど、あれは一体??
それとマットデイモンの自宅にあった電話がパナソニック!
当時日本の勢いは凄かったと改めて感じました。
おもしろ…惜しいかんじ
子どもの頃予告編だけ見ていた映画です。
記憶喪失だけど身体は戦闘をおぼえている~みたいなのかっこいいな!!と
思っていたのですが、大人になってついに見ました。
……う~~~~ん……なんか消化不良な印象でした。
一緒に来る女性もトリックスターかコメディリリーフ役なのかなと思ったのですが、
とくに彼女絡みで目を引く動きはなく。
マットデイモンもなんかイマイチ魅力が活かしきれず、という印象でした。
ぜったいもっとかっこよく書くか、ラブロマンスに振るか、サスペンスやりきるかで
方向性違っただろうになぁ。惜しいかんじ。冒頭のわくわくはとてもよかった。
後世に残る傑作シリーズの開幕!
マット・デイモン主演、ダグ・リーマン監督のスパイ・アクションの傑作。
【ストーリー】
フランス、マルセイユ沖で操業中の漁船が意識を失い漂流している男を救助する。
男にはついたばかりの銃創があり、自分が誰かすら分からずひどく混乱していたが、船医は男の体から摘出した、何らかの装置を見せる。
操作すると装置は発光し、壁に投影されたのは銀行の口座。
その銀行を訪れようと、男はスイスに入国する。
公園で途方に暮れていた彼を、警官たちが尋問しようとするが、記憶にないマーシャルアーツで瞬く間に警官二人を無力化、奪った銃を素手で易々と分解してしまう。
自分の戦闘能力に慄く男。
自分の働かせる注意力も、強い肉体も、闘う技能も、彼が逸脱した人間であることを示していた。
スイス・チューリッヒの貸金庫には、自分の写真だが全く違う経歴の多数のパスポート、さまざまな国の紙幣、そして高性能自動拳銃があった。
拳銃をそのままに、ひとまず一番新しいパスポートのジェイソン・ボーンを名乗り、祖国であるアメリカ領事館を訪れたが、前日の件でそこは警察に手配されていた。
包囲を受けるボーンだが、身につけた技能でそれを突破、領事館の受付で騒いでいたマリーという女性を雇い、彼女の車でスイスを脱出する。
思いもよらず旅の道連れとなった彼女に、ドライブインで自分の状況を打ち明けるも、無論記憶喪失などと信じてはくれない。
だが、ようやくたどり着いた自宅の住所のパリの高級アパルトマンで、ついにボーンは敵——工作員に襲われる。
汚れ仕事に慣れた手強い敵をどうにか撃退するも、そいつは窓から飛び降りて死んでしまう。
一体自分は何者なのか。
なぜ命を狙われたのか。
ボーンの自己——アイデンティティを探す旅が始まった。
ヒット後、アクション映画を全てボーン風にしてしまった歴史的転換点、道標ともなった作品です。
地味だけど有効な戦闘技術、早いカット割と「全てを説明しない」ことで観客にリアリティを覚えさせる、ドキュメンタリー畑出身のダグ・リーマン監督ならではのシビアなカメラワーク。
ジャッキー・チェン的な優れた演舞技能と秀でた肉体によるアクションを一瞬で古臭いものにした、カメラアングルとカット割に重きを置いた生々しい演出。
「ボーン・アイデンティティ」は、それ以前と以降に明確なちがいが分かるほど、恐るべきポテンシャルをもった一本だったのです。
ボーンの意味
生まれた、という意味かと思ったが、違ったようだ。
骨、でもない。(笑)
マット、痩せてる〜。
あんな荒海で、小さな漁船に助けてもらえるなんて相当な強運の持ち主。
何者かに狙われながらも、自分は何者かを知っていく。
身体は正直である。
スイスの銀行に行った時点で危険度MAXのような気がするが、そう簡単にはつかまらない。
しかし、偶然領事館(大使館?)で見かけたマリーさん。
あんな状況でも、危険な男に惹かれてしまうわけだね、カッコいいもんね。
ミニのカーチェイスシーンはすごいけど、やや出来過ぎのような。
マリーさん、各地を転々と、相手を変えながら?してきたご様子で。
全ての情報は丸裸なわけだね。怖い。
元彼?の家に、扉をぶっ壊して入る2人…ひどい(笑)
正直あんな危険な相手から逃げるには足手まといではないのかな、と思ってしまった。
ハラハラし通し、最後はめでたしなんだけど、出来過ぎ感があり。
とりあえず続編も観るべし。
テンポが良い
久しぶりに鑑賞。なんど観ても面白いなぁと思う。始まりの漁船の上からずっと不穏な空気が漂っていてどうにも落ち着かない、人の目が気になるし警官やサイレンに過敏に反応してしまう、なにより記憶が無い。ジェイソンの不安がこちらにも伝わってソワソワハラハラさせられる。マリーが車内でずっとお喋りするのを黙って聞いてるジェイソンが可愛い。嫌じゃなかったらもっと喋って、なんて隣で言われたら舞い上がってしまいそう。ジェイソンのカチカチに固まった工作員脳な作戦よりマリーの普通に頼む作戦が簡単に成功したのが面白かった。
工作員同士のアクションもかっこいい!いつも不安そうな何を考えてるかわからないジェイソンがいざというときには工作員の顔を見せてかっこよく戦うギャップが良い。すごく頼りになるけど敵が現れる原因がジェイソン本人なんだよね(笑)終盤の3階から1階まで落ちながら敵を倒すところがめちゃくちゃ痺れる。ラストも幸せそうでよかった。
最新作前に改めて鑑賞 3回目くらい? やっぱりこのシリーズは好きだ...
最新作前に改めて鑑賞
3回目くらい?
やっぱりこのシリーズは好きだなぁ
この頃は続編なんてそこまで意識してなかったろうにブラックブライアーとか出てたんだなぁと感心。シリーズファンとしては若いボーンとニッキーが見られたのも良かった
この頃から超人的な身体能力や思考をお持ちでシリーズ化への基本的なボーンの部分が出来ていたのも印象的(今では大分超人だけどねw)
覚えてない事も結構多くて、新鮮に見られた。
昔はそこまで好きじゃなかった気もするのにすっかりハマってしまった。
続編も全部見て、最新作を楽しみにしよう!
特殊任務中に記憶を失ってしまった諜報部員の物語。事情を知らないCI...
特殊任務中に記憶を失ってしまった諜報部員の物語。事情を知らないCIAはボーンの狙いを計りかね暗殺しようとする。アクションとしては面白かったけどボーンが強すぎて007同様娯楽色が強すぎかな。はなから殺すつもりのCIAとは和解できるはずもなく最後はどうするつもりかと思ったら、結局黒幕が真実を語ってすぐ思い出すというオチでちょっと拍子抜けした。まぁその黒幕すら殺して、ほんとの黒幕は政治家というオチは説得力があるけど。
アクション映画。 特にカーアクションがよかった。 ちっちゃいミニで...
アクション映画。
特にカーアクションがよかった。
ちっちゃいミニで街中を走り回るのよかった。
それにしても、一度裏稼業に手を染めると本人個人が望んでもなかなか離れられないものなのね。
そして人を殺すことに鈍感になる。
新作の為に
新作「ジェイソン・ボーン」を観るために、過去三作を観始めました。
当時、「マトリックス」の影響で、ハリウッドのアクションは、どれもカンフーアクション的で、スピーディーな殺陣が多く、映画冒頭の警官相手や、領事館内のアクションもそれを感じ取れます。
後、「アイデンティティー」と言う言葉は当時、日本に入ってきた新しい言葉で、テレビに出る著名人、文化人、本や、雑誌などが、こぞってこの言葉を使って、あらゆる問題を語って、ウンザリしていた記憶があり、(今でも若手の実業家とかが、エクスキューズとか、フルコミットなどとかを会話の中でやたらカタカナ英語を使う感じ?意識高い系みたいな?)
映画のタイトルを毛嫌いしてしまって以降のシリーズも観ることが無かった原因です。(笑)
改めて観た感想、普通に面白いですね。
派手派手しくなく、かと言って地味な印象も無い。
記憶を無くしたCIAエージェントが小さな手掛かりを頼りに、自身の素性を手繰ろうとする。しかし組織は、不都合な存在なので抹殺にかかる。ボーンは、記憶がないので訳もわからず、戸惑いながらも体に染み付いたスキルで、敵を薙ぎ倒す。
敢えて言えば、ミッションの失敗理由が相手に子供が居たからって・・。
子供への感情に対するボーンの心情は、以降のシリーズで、語られるのかな?この作品のみであれば、ナンダカナーって理由ですね。
材料がいいだけに惜しい
2002年の作品ということでマット・デイモンが若い&細い。「インターステラー」や「オデッセイ」での近年は、出演しているマット・デイモンに似たおっさんが実はマット・デイモンだった!というサプライズ(でもない)を受けているためかえって意外。
それはさておき、スタイリッシュでリアルなアクションが行われ、後続の映画にも影響を与えたと思われる。マット・デイモンの緊張と戸惑いと冷静さの絶妙な表情で繰り出される素早い格闘はリアリティが出ている。欧州各地を回る舞台の広さが雰囲気を作り上げているのもよい。
冒頭で見事なまでのワクワクを与えてくれたこの映画を見ていてなんとなく乗れない理由が2つある。ボーンの素性の謎と、彼を追うCIAの能力だ。ボーンが殺し屋であることは途中の新聞でわかっており、最後に改めてタネあかしされても驚きがない。ターゲットに家族がいて殺せなかったのも、凄腕エージェントにしては普通の理由である。本作は自分を探しつつ、組織に追われるという形式だが、度々描かれるCIA側でのやりとりは所在地で指名手配出す程度。強烈な刺客との戦闘はそれぞれプロフェッショナル感が出ててよいが、ラストの戦闘もおっさんをクッションにした大胆なアクションがあるもののほぼ敵側の打ち切りによる終焉である。
自分の正体を知った衝撃、命を狙う連中を仕留めた達成感、これらがないためにヒロインの元を離れ再開する感動も弱い印象を受ける。
ヒロイン絡みで言うと、ほぼ巻き添えを食らっただけのように見えてしまうので、今までの生活からの脱却の希望をボーンに見出したり、彼の過去を一人知ってしまうも庇うようなシーンを挟んでボーンの特別な存在になってほしい。
ボーンさんも、逃げろといったり一夜交えたりやっぱ離れろといっては二人で逃げようと言ったり、コロコロかわりすぎである。
彼女が営む店に飾ってある花瓶がわりの赤いバッグが、ボーンが銀行からずっと持ってて彼女に手渡したやつか?と思い、ああボーンと二度と会えないかもしれないなかで思い出の品なのね、とか思ったけど色が同じだけの別物っぽいのね。なんでもいいけどヒロインがブサ…
You gotta ID? Not really. マット・デイモン主演のヒットシリーズ第1弾
2002年の作品だけあって今観るとマット・デイモンが若くてビックリ!マット・デイモンがアクション映画?っと思ったけどしっかりこなしています。いやー、多才な人ですな。
ジェイソン・ボーン・シリーズの監督といえばポール・グリーングラスの印象が強かったのですが、一作目だけはダグ・リーマンだったんですね。この後に続くシリーズの根幹を一作目で確立してます。
無駄に爆発しないリアルでスタイリッシュなアクションが流行り始めたのもこの作品以降でしょう。坦々としている感じがまたカッコいい!舞台になっているヨーロッパが作品の雰囲気作りに貢献しています。
しかし、CIA職員が天下のパリにニッキーさん1人だけって少なすぎないか?ニッキーさん、上司にこき使われながらも頑張っていますね。CIAの「教授」と呼ばれてるエージェントがクライヴ・オーウェン!!こんな所に出ていたんですね。
何だかんだと謎は残りつつもすっきりしたエンディングだったのですが「2」では・・・。何はともあれシリーズの第一作目としてかなり楽しめる作品でした。
マットデイモン!!
面白かった!
マットデイモンはかっこいいし、アクションは迫力があって見応えがあった。
記憶喪失として話は始まる。
そして、自らの素性を探るうちに元の自分に戻るのではなく、出会った女性と幸せに暮らしたいと思うようになる。
自分を追う敵との決着をつけるが、最後には何かモヤモヤが残る感じだった。
結果的には主人公の望み通りになるのだからハッピーエンドなのかな。
うーん。
面白かったんだけど、なんかアクションや演出がよかった感が強かったな。
続編はどんな見せ方をするのか楽しみ。
なかなかの緊張感と今でも通じるアクション
ボーンシリーズ第1作
『ボーン・アイデンティティー』
もう10年近く前の作品なんですねw
でも今観ても十分楽しめる作品ではないかと思います
まずアクション!
スピーディーでカッコいい!!
あーいうリアルなアクション好きなんですよねw
例えば『007/カジノロワイヤル』とか『007/慰めの報酬』とか!!
いいですね!
ただ
時代が時代だからなのか
パンチなどの効果音がイマイチです。
せっかくいいアクションシーンなのに
どうしても効果音が気になります。
本作はアクションだけでなく
ストーリーも楽しめます。
“何もわからない”状態というのは緊張感を高め、いいスパイスになっています。
マット・デイモンが主演を勤めた作品は全部で3つ
ロードショーで観たことありますが
また観ていこうと思います!
ちなみにジェレミー・レナー主演の『ボーン・レガシー』ももう一度しっかり観たいです!!
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