ブロウのレビュー・感想・評価
全16件を表示
人生最後まで残るものは何なのか
大金を稼いで贅沢してもそれは一時的な快楽に過ぎない。主人公のジョージは仕事仲間と公私共につるんでいたけれど、その関係だって所詮は金銭的な利益があるから生じる繋がりに過ぎない。金の切れ目が縁の切れ目。金銭的な利益が無ければ呆気なく消えてしまう。主人公の父親の「金は幻に過ぎない」というのはまさにそのことを表している。
人は人との繋がりで幸せを感じる生き物。だから多くの人は家族との関係で、無条件の肯定を受けることで幸せを感じて生きている。ジョージの場合それは唯一父親だった。彼は息子の悪い部分を含めて全てを受け入れるという、無条件の愛を示し続けてくれた。最愛の娘にも見放された彼が唯一幸せを感じられる瞬間は、父との繋がりを感じられる時間だったように思う。
人生の儚さを感じさせる映画だった。人生の最後まで残る大切ものは何なのか、見つめ直させてくれる映画だ。
アッサリ軽め
生き方を考えてしまった
麻薬売買の話で一般人なら興味ない話しではある。
けど好き勝手に生きる主人公は、妻子が居ても地道に生きる道などわからず何度も手を出す。束の間の喜びであっても一般人には味わえないハーレム感は、いわゆる夜の商売の人と共通する生き方に思え、罪悪感を背負ったまま生涯を終えるのだろう。
絶交する母と理解力ある父のバランスが良かった。
特典映像に本人の刑務所内インタビューがあり、自分なんかは「好き勝手にやってきたから仕方ない。残りの人生はここで過ごすよ」と満足感すら感じた。
ジョニデの演技が素晴らしい&いろんなサングラスがかっこいい
主人公が実在のコカイン・ディーラー、何度も刑務所に入れられ出てもまた同じ仕事。犯罪だし倫理的にも問題があるけれど、私にはとてもいい映画だった。父親への思いと批判と愛が通底していて、自分の妻が嫌いな母親と同じになってしまう程にある意味「父子鷹」だった。父親は変わらず息子に優しく限りない愛を注ぎ、ジョージにとって娘は自分のハートだった。
若くてきれいでスマートな時から、全盛期の頃を経て顔を傷つけられたり長い刑務所暮らしでお腹が出てきて、最後は髪はボサボサ皺だらけの顔と老いた姿勢。ジョニデの演技に見入ってしまった。ジョニデにあまり関心無かったがもっともっと評価されていい俳優だと思った。
ペネロペ目当てで見たのですが、ジョニデがほんとうに良かったです。
おまけ
息子思いの父親役の人は「ハンニバル」でクラリス苛めてハンニバルからお仕置き受けた脳みその人ですね!すぐわかってしまい、いいお父さんと例の場面が交互に頭に浮かび脳みそシーンを打ち消すのが大変でした!
いい俳優、いい音楽
幸せならそれでいい
出産卒倒
本人の映像が印象的
とても面白かった
全16件を表示










