「父親と娘への愛情」ブロウ 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
父親と娘への愛情
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いわゆる不良で成り上がるために手を染めた訳ではない軽い感じで。
違法な商売に手を出したが純粋に仕事をしていただけなんだなと。
前半はPOPに軽い感じでトントン拍子にコトも運びシリアスに話が進む訳でも無いが中盤以降から物語のドラマ性が重くなって見応えも充分。
J・デップの作品群の中でも最良の一作で珍しくR・リオッタも良い存在感で。
息子を信じどんな時でも優しく接する父親像に哀愁を感じる。
自分の奥さんと母親が結局は同じような状況になり娘も失う悲しいオチ。
どれだけ大物的な扱いだったのかはイマイチ解りづらいが"エスコバル"とも仕事をしていたのには驚いた。
彼の側にズゥーっと寄り添っていたのは父親で後は何も残らず。
自業自得とは思えないような憎めない人物像をJ・デップは演じていたしもっと評価されても良い作品。
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