「見事なスケールアップと異形への眼差し」ブレイド2 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
見事なスケールアップと異形への眼差し
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"ブレイド" 三部作第2部。
Netflixで2回目の鑑賞(字幕)。
原作コミックは未読。
小6ぶりに観て、これまた懐かしかった。
ギレルモ・デル・トロ監督のカラーが出て、都会的だった前作とは少し趣を異にしてゴシックな風味がプラスされ、おまけにスケール・アップを果たしさらに面白くなっていた。
リーパーズ誕生の真実だったり、ジャレドが抱えているものだったり、ニッサの悲しみだったり、悲哀をしっかり描く。
デル・トロ監督ならではと言える、異形の者への愛に溢れた眼差しを随所に感じさせるのも、本作の好きなポイントだ。
[余談]
前作であれだけショックを受けて悲しんだウィスラーがまさかの生存。戸惑った。明らかに自殺してたよねあれ、と云う疑問を挟ませる余地もなくあれよあれよと物語が進むのにも面食らったが、ウィスラーの存在が裏切者は誰かと云う展開のミスリードとして機能していたので良しとしたい。
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