「やっぱり兄貴はすごい」ブレイド2 小二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱり兄貴はすごい
CSつけたらやっていて、うっかり最後まで観てしまった。
劇場公開時にも観ていて、その当時は、映像の格好良さに悶絶したものだったが…。
今(2013年)観ると、あれ?こんなだったっけ?なんだかガッカリ感がジワジワと。
公開から10年の月日がながれ、SFXもVFXもとんでもなく進化したんだなーと思う。
より新しい映像に慣れた目には、当時気鋭の映像も若干古くさく感じてしまう。
間接照明のお洒落なお部屋から、蛍光灯がちらつく侘しい部屋に連れてこられたような、そんな一抹の寂しさが…。
それでも何故か目が離せなくて観続けてると
ああ、この侘しさがイイんだ!かっこいいんだ!と気付く。憶い出す。
お洒落というよりダークでノアール、そしてどこか古くさく懐かしい。それでこそのデルトロか?
ノーマン・リーダス、ドニー・イェンといった脇の俳優陣もチープなダークさを醸し出す。
クリス・クリストファーソンの重みが有るんだか無いんだか分からない重鎮ぶりもイイ。
そしてやっぱりスナイプスの兄貴が突出している訳で。
何年経とうが映像が古くなろうが、そんなのお構いなしで屹立してる感じ。
今も昔も兄貴は兄貴。
兄貴の前では、古いとかそんな洒落臭いことは言ってられない気になる訳で。
やっぱり兄貴についてくぜ!そんな気持ちになりました…。
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