「 ポール・アレンを殺してしまったパトリックは、失踪という工作をほど...」アメリカン・サイコ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ポール・アレンを殺してしまったパトリックは、失踪という工作をほど...
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ポール・アレンを殺してしまったパトリックは、失踪という工作をほどこし犯罪を隠そうとしたが、ある日探偵(デフォー)の訪問を受ける。常に冷静さを保ち、自宅ではアダルト・ビデオを見ながら腹筋を繰り返すが、誰かを殺したくてしょうがない。そして娼婦を拾う。
婚約者イヴリン(リース・ウィザースプーン)もいるが、愛人もいる。覚えきれない固有名詞が飛び交い、ハイソな仲間とは名刺の品評会。ここでは笑ってしまった。ジェネシス論やヒューイ・ルイス、ホイットニー・ヒューストン論も・・・
結局、彼は自分よりもいい名刺を作ったことに腹を立てる。殺人を思いとどまったように見せかけて、死体は冷蔵庫にぎっしりつまっていた事実。心理的な面白さを追及はせず、どきりとするシーンや、世間の目。金持ちは犯罪など冒さないという偏見にも警鐘を与えていたのかもしれない。
しかし、緊迫感もなく、平坦なシーンばかり。一番盛りあがるのは、素っ裸でチェーンソーを持って娼婦を追い回すクリスチャン・ベイルの姿だろう。ジェイソンの亜流かと思ってしまった。
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