アダプテーションのレビュー・感想・評価
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説明しようのないつまらなさ
ユニークな脚本
なんやこれ〜。 面白いのか全然面白くないのかよく分からない。 映画...
なんやこれ〜。
面白いのか全然面白くないのかよく分からない。
映画の製作過程をアダプテーションにしてしまうという逆説的な発想。
でもまぁそんなに奇抜ってほどでもない。
そして後半劇中劇と現実とがリンク。
これもそこまで奇抜ではないと思う。
終盤に至っては展開が謎。
一気になんじゃこりゃ。
どっちかというとつまらない。
途中、眠たくなったのでレビューをどう書こうかと迷ってたところにマ...
途中、眠たくなったのでレビューをどう書こうかと迷ってたところにマイキーの脚本論が展開されて、「ああ、このまま書けばいいのか」と妙に納得。しかし・・・ラストさえ良ければいいってのも考えものだ。。あのあたりから早くラスト来~い!と期待してしまったもん(笑)。
『マルコヴィッチの穴』もそうだけど、もうちょっと簡潔にまとめ上げれば万人に受け入れられる映画になるのだろうに・・・途中で退場しそうになった客もいた!
でも刑事さんの二役は良かった。オスカーはクリス・クーパーだけになったけど、刑事さんはいつでもチャンスがあるもんね(95年にとってます)
音楽では、ストーンズを使ってうなるものがあったんだけど、後半が物足りなかった。また、エンドロール後にコメントが。。。the 3ってのも見たいぞーー
びっくりするシーン有り!チャーリーの服は最後まで一緒だった。。
Adaptation
性格俳優としてのニコラス・ケイジの真骨頂!
ニコラス・ケイジといえば、「ザ・ロック」でショーン・コネリーと共演し、
その後も「コン・エアー」「フェイス/オフ」「スネークアイズ」など
アクションやサスペンスといったジャンルの作品に精力的に出演してきた。
髪の薄さ加減もあってブルース・ウィルスを彷彿とさせた。
そんなアクション俳優のイメージが強いニコラス・ケイジだが、実は「ザ・ロック」の前年に、
重度のアルコール依存症の脚本家と娼婦のラブストーリーを描いた
「リービング・ラスベガス」という作品でアカデミー主演男優賞を獲得してる。
そんなクセのある役を卒なくこなす性格俳優こそがニコラス・ケイジなのだ。
そして、この「アダプテーション」である。
チャーリー・カウフマンが「マルコヴィッチの穴」の映画撮影中、次回作の脚本を依頼される。
その作品はストーリー性のないドキュメンタリーのためか、
チャーリーは脚本が書けずスランプに陥り、自己嫌悪の中を彷徨う。
双子の弟ドナルド・カウフマン(ニコラス・ケイジが二役こなしてます)は
チャーリーと真逆の性格で、そこにジェラシーを感じてしまう。
脚本が書けないチャーリーは、自分の脚本の中に自分を登場させ、
原作者と作品のモデルとなった人物と絡み始める。
それが現実に絡み始めたとき、ストーリーは原作が持つ裏の部分に踏み込み始め、
チャーリーはこの自分が脚本するストーリーの中で事件に巻き込まれていくのだ。
「マルコヴィッチの穴」ほど複雑なストーリーではないが、
毒の効いた展開は見ていて飽きさせない。なぜか引き込まれてしまう。
チャーリー・カウフマンの脚本やスパイク・ジョーンズの演出もあるが、
ニコラス・ケイジの演技のせいでもあると思う。
チャーリーとドナルドの真逆のキャラクターをきちんと演じ分けしているところはすばらしい。
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