「ただのR15指定な時代劇」座頭市 777さんの映画レビュー(感想・評価)
ただのR15指定な時代劇
この映画公開の2003年前に、TV地上波では放送できない過激な時代劇は
既に作られていて、ただ2000年に「バトルロワイヤルの件」があり、この映画も
「R指定」を受けた
ただ、血しぶきが異常に出るという過激映像ばかりが連発され、対した
内容の映画ではない
時代劇が映画のみならず、TVドラマも低迷する時代にあって、この作品も
10代後半から20代前半の若者が観て、新たに時代劇を観たいという
意欲が湧くとは思えない
21世紀の中頃になっても、未だに外国人がイメージする、日本とは
「フジヤマ」「サムライ」「ニンジャ」「スシ」「スキヤキ」「ゲイシャ」
「相撲レスラー」…
欧州で評価の高い「スパイの妻」は、日本の戦後民主主義を象徴する「和」の
心で、日本人の御上品を表現した映画
こちらの映画は「サムライ」「ニンジャ」等の「裏の闇」を描いた物
日本と言えば「和」「わび」「さび」…
ラストの、江戸時代に有るはずの無い「下駄タップダンス」も、完全に
外国人が日本文化を勘違いする物
北野武自身が「外国人なんて『和』『わび』『さび』なんて、分かってねぇん
だから!」と、言っているくらいだから…
音楽は久石譲氏ではないから、より★をマイナスする…
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