V フォー・ヴェンデッタのレビュー・感想・評価
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リメンバーリメンバー
独裁者が支配する全体主義国家にガイ・フォークスの面をつけたダークヒーロー「V」が現れテロ活動を行う、
ある事件をきっかけにVと面識を持った国営放送局に務めるイヴィーはVの起こす騒動に巻き込まれていく
なんといっても言葉の選び方がよい、原作のアラン・ムーアがクソ偉大
映画としてはガイ・フォークス(ヒューゴ・ウィーヴィング)、ナタリー・ポートマンが非常にいい演技をしている
アクションも目をみはるような戦闘シーンが効果的に物語を盛り上げる。
音楽や象徴的なVも良い演出である
テンポも良く、物語がジャンジャン進んでいく
それでいて置いてけぼり感を食らうこともない。
だが、作品の醍醐味である思想に関する発言が日和っている
おもしろみが大きく削られる結果になっている
一流の映像と演出だが、幼稚な話
総合:60点
ストーリー:30
キャスト:75
演出:80
ビジュアル:80
音楽:75
随分と幼稚な展開だったのでアメリカの漫画のようだと思ったら、イギリスの漫画が原作だそうだ。仮面の男は自由に爆弾を作ってどこにでも仕掛けられるし、神出鬼没でどんなところにも行けるし、使われていない地下鉄を一人で路線を延長して電車を走らせる力までもあって、いったいどこからそれをする能力と金が出てきているのか。バットマンのように協力者もいる大金持ちだったという設定ならばまだ納得できたのだが。
意外と多くの人がこの作品を支持しているようだが、いくら娯楽作品といえども、この幼稚で無茶苦茶な物語の展開にはとてもついていけない。映像や演出がかなり良かっただけに惜しい。同じ映画を作るにしても、金をつぎ込むのならばもう少しまともな原作を選べば良いのにと、脚本の悪さがもったいない気がした。
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