V フォー・ヴェンデッタのレビュー・感想・評価
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面白いし一つ一つは凄く良いのに全体的にしまりがないような印象。視点...
面白いし一つ一つは凄く良いのに全体的にしまりがないような印象。視点が変わるタイミングが良くないのか、あちこちに気持ちがいってしまう。こういうのは大好きなのだけど。
内なる怒りを解き放て
DCコミック・アランムーア原作、ウォシャウスキー兄弟製作、2006年。
これはまさに今(2020年)日本で観るべき内容だと感じたよ。
全体主義国家、ウイルス災禍、様々に抑圧された国民。そこでひとり復讐に生きる男の物語。平静な世ではここまで響かなかったかもしれない。
ナタリー・ポートマンは序盤は花添える感じかな?と思ったが、どっこい後半の半端ない役者魂に驚き、そして燃えたわ。
ストーンズの「ストリート・ファイティング・マン」に心を動かされたことのある人なら観るべき映画。
むしろ今の方がしっくりくる。
イギリスの出版者からスタートし、後にDCコミックで完結した原作コミックを実写化した2006年の作品。
原作脚本は「ダークナイト」以降のジョーカー像を作り上げたイギリス人クリエイターのアラン・ムーアで、制作・脚色を「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟が担当している。
印象を一言で言うなら「古くて新しい物語」で、多分、公開当時よりも今観た方がしっくり来るんじゃないかな。
アランムーアの原作が読みたい…
この間観たジョーカーの、オリジナル版「キリングジョーク」の原作者アランムーアの原作ということで、この映画を観た。
うーむ。
Vの存在感が魅力的なのは凄くわかる。
が、イヴィーがあそこまで惚れる理由は彼にあったか?
彼ではなく、どちらかというと、あの同性愛者の手紙とかに突き動かされてないか?
Vの存在意義が途中から分からなくなってきてました
というより何だろうそりゃ格好いいけどさ…みたいな。
民衆が誰一人として全く同じ動きしていたのも少し気持ち悪いしね。リアリティがない
映画としての面白みがないっていうのが正しいかな。
いまいち世界観がつかめなかった。
刑事が意味深な感じで、真相つかんだみたいなこというけど、
それが明言されるわけではないし、オープンエンドなわけでもなかったのが、気持ち悪い。
伏線回収してない感が強い。
スミスが現れた。スミスが現れた。スミスが現れた・・・
イギリスの近未来は独裁国家となっていた。ナチスのハーケンクロイツをイギリス国旗の中に埋め込んだような国旗によって、おどろおどろしいまでの威圧感をもった独裁者サトラー議長。夜間外出禁止、徹底した情報操作、コーランを持っていたらその場で処刑。テロによって崩壊したアメリカは、もはや“アメリカガス臭国”でしかない。そんな腐りきった政治のイギリスに、1605年に実在したアナーキスト、ガイ・フォークスを模倣した“V”(ヒューゴ・ウィーヴィング)という仮面の男が現れる。11月5日は彼が処刑された日。その記念すべき日に権力の象徴である建物を爆破することが究極の狙いだ。
果たして“V”は単なるテロリストなのか?それとも世直し必殺仕事人か?などと興味津々で彼を見つめ、彼と関わってしまった女性イヴィー(ナタリー・ポートマン)の目線でファシズムの非道さを思い知ることになる。ところが最初は“V”の個人的な復讐劇。何やらガス室ならぬウィルス室で人体実験されていた過去と、生物化学兵器などの事件が絡んできて、近現代における風刺にもなっている。
イヴィーが捕まって拷問を受けるが、“V”の居所については黙秘を続け、肉体的にも精神的にも成長を遂げ、同性愛のため迫害を受けた女性の手記を読んでさらに世の中への不満を募らせる。『レオン』以来、鍛えることが彼女を美しく見せてくれるし、頭を刈られても美しさに変わりはないポートマン。仮面の男に恋心を抱く心情は『オペラ座の怪人』に負けないくらいなのです。
圧巻は、増殖した仮面と爆破とV花火のシークエンス。そして、「ダンスのない革命なんて、クリー○を入れないコーヒーと同じだ!」と言ったかどうかは知らないですけど、仮面をつけているのに心理描写が見事なエージェント・スミスに拍手喝采です。欲を言えば、全体的に民衆が苦しめられてる様子をもっと描いてもらいたかったところでしょうか・・・
結局、テロとは?ファシズムとは?革命とは?といった答えは明確にされませんが、レバーをイヴィーに托したことが、映画を観る次世代の人へのメッセージだったのかもしれません。
イチヴァン好き
そもそも万人ウケせん作風やけども、
それが故、ハマる人にはハマるのかと
それがしも
学生時代に観た際は
Vのメッセージを理解できずにいたが
その残像は色濃く残っており
社会人そこそこになり再鑑賞し
Vの"理念"に胸を打たれたっきり
それから年一くらいのペースで観てしまうま
字幕と吹替えそれぞれ味があって良いんだが、
菅生隆之(Vの吹替え)の声が好き
あの声とヒューゴ(V役)の立ち振舞いの融合がタマラン
また観たくなる。
(吹替5回、字幕1回、字幕あり吹替1回)
もしハロウィンで仮装するなら
私は迷いなくAmazonで衣装一式揃え、
Vになりきるだろう。
ただし、
人ごみ嫌いの私が、
自己顕示欲に翻弄された
ミイハア日本人の年に一夜の祭典に
赴くことがあれば、の話だが…
さっぱり分からなかった
どこが面白いのか全く分からなかった。
この世界がどういう状況なのかもよく分からなかったし、Vも決してカッコよくもなく、アクションでもなく、近未来なのかと思えば服装や機器も新しいものではなく、風刺が効いてるかと思えば、そんなでもなく、台詞も
何言ってるか訳わからないし、これの良さがさっぱり分からなかった。
無念。
おうち-36
DCだと知らずに見たら、最初にDCテロップが出て、アメコミのノリでいけばいーのねーと思ったら、結構ダーク。
華麗なはずのアクションシーンはなぜかスローモーションだったりと、
ウォシャウスキー兄弟は、アクションよりもドラマとして取りたかったのかな?って感じ。
ナタリーが坊主になるまでちょっと時間があるので、ロリファッションのナタリーなど綺麗なナタリーが拝めます。
かわいすぎるわ。
てか坊主でも反則なくらい綺麗なんだけどね。
ほんとに綺麗な人って額縁いらないんだ!っていう。
綺麗すぎて目立つから、すぐ捕まると思うんだけど笑
逆にヒューゴ・ウィーヴィングの顔は最後まで出てこないのですが、もうアノニマスとヒューゴがもともと似てるので、顔見えなくてもいっか←
ストーリーは難しすぎることもなく、だれることなく見れますが、ウォシャウスキー兄弟監督だからこそのアクションシーンがもうちょいあってもよかったかなぁ。
100年前も100年後も必要とされる映画
きっと時代が変わってもこの映画は廃れることはない。どの時代でもどの人がみても、きっと心突き動かされる何かがあるはず。
真のヒーローとはこういうことなのかも知れない。
4.8
とてもおもしろい。メッセージ性がものすごく高い作品。でも今のぼくには半分も理解できていないのかもしれない。しかしただのアクション映画ではなかったことはわかった。vがとても恐ろしく見えるときと、とても紳士で正義のように見えるときとのコントラストは震えるほどであった。正義とはなんなのか?
英国に長く住んでいたため、ガイ・フォークス事件を切り口にした物語は...
英国に長く住んでいたため、ガイ・フォークス事件を切り口にした物語は親しみやすく、非常に楽しめた。
ガイ・フォークス事件を学んだ当時は、ガイ・フォークス一味が憐れな集団という感想しか持てなかったが、その事件を本作のようなヒーローを生み出すイベントとして位置付け、物語を膨らませたことで、ガイ・フォークス事件の特異性を感じることができ、面白かった。ロンドンっぽい雰囲気や英国人っぽいセリフ回しも良かった。
一方で、コミック原作というのもあり、ストーリー展開に緻密性が欠けていたり、説明不足な点があるのも否めない。なので、イギリスの文化や歴史を多少知った上で、本作を観ることをオススメしたいと思う。
2015年の今
日本の現状と被せながら見ると少し気味が悪くなります。
熱狂に勝る理念を一人一人が持つ事、それが多数の共感を得る事が大事と感じます。
アメリカの共和党右派、キリスト教原理主義者、日本のネトウヨはこの映画に興味を持たないのでは、と思います。
あんなお面なのにかっこいい
お話自体はダークヒーローとヒロインのよくある展開、しかもヨーロッパの根深い階級思想とか入っちゃってるので、めんどくさいところもありますが、とにかくVがあんなお面のくせに、超かっこいい!!!
そして、ナタリー・ポートマンが美しすぎます!!
良くも悪くも暗い…?
社会的なテーマをひしひしと伝わるくらい盛り込んだ、劇的なサスペンス作品。
元がコミックといえど原作自体が超サスペンスものだからアクションは少なめ。でも印象に残る程かっこいい。
Vの家の本が沢山積まれてる部屋のシーンがとても良い。同じのようで違う、別世界。
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