V フォー・ヴェンデッタのレビュー・感想・評価
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面白かった!
革命についてのアクションサスペンスみたいな話だったけれど,アクショ...
シンプルに面白い
【華麗な映像と台詞が楽しさとやる気を与えてくれる】
・2005年公開のアメリカ・イギリス・ドイツの合作映画。
・第三次世界大戦後という仮想世界のイングランド。国は独裁者によって支配されている。そこに現れる仮面をかぶったVという男。Vが独裁者に復讐を果たすために行動していく。という大枠ストーリー。
・製作・脚本はマトリックスシリーズの「ウォシャウスキー兄弟」。
[お薦めのポイント]
・「理念を持とう!」とやる気が出る
・華麗で真摯で強いVがスタイリッシュ(映像も)
・仮想世界の設定が面白い
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[物語]
・物語は主人公Vの復讐劇といういたってシンプルなもの。ですが、その中に、独裁国家に支配される人々を巻き込む魅力を持ったV、強靭無敵なV、華麗なV、様々な要素が入り混じって最後まで見入ってしまいます。特にイヴィーという女性の台詞「Vとは、私の父、私の母、私の弟、友人、そしてあなた。私。彼はみんなよ」。これが、「私は理念だから殺せない」的な趣旨のVの台詞と独裁国家に支配されている市民とを照らし合わせると、ぞわっと来てしまいます。なんというか、「あなたは理念をもって生きていますか?」と問われているようです。怪人二十面相のような単純なアトラクション要素のある映画に見えて、シンプルなテーマを投げかけてくれているようで好きでした。
[演出]
・Vの描き方がかっこよいですね。仮面の中はおそらく醜いものなはずなのに、しぐさや発言は紳士的で華麗です。
・一度だけVの情緒が崩れるシーンがあります。なんで?となりますが、一応、最後のほうで伏線的に回収されます。若干弱かったかなぁ笑 でも理屈は理解できるので、もう少し、イヴィーとの関係を時間を使って描いてもよかったかもしれません。
[映像]
・爆破シーンなどは圧巻です。戦闘シーンも華麗。ダークな世界観×美しい映像が、スタイリッシュさを増してくれますね。
[音楽]
・際立って感じたことはありませんでした。
[演技・配役]
・V役のヒューゴ・ウィーヴィングさん、しぐさだけで華麗な紳士を魅せるあたりが凄いですね。
・アダム・サトラ-首相(独裁者)は、演じるジョン・ハートさんのせい?ではないと思いますが、若干、役柄的に三文芝居のように感じてしまいます。単なる駄々っ子のような首相。いるのか、こんな独裁者という印象。笑 ただ、仮想世界なので観ている分には全然許せます。
[全体]
・「強い理念があれば決して死なない」は極端かもしれませんが、それくらい日々の生活でも「理念」を大切にしたいなー、と思わせてくれる映画でした。Vは復讐を成し遂げるまで、20年という長い長い月日をその「理念」をもとに突き進んできました。どんなにつらい状況でも「理念」が彼を支え、前進させた、と思わせてくれる物語の運び。それゆえ、現実世界でもそれを持つ重要性みたいなものを語り掛けてもらった気がします。アトラクション的に観ることも、何かやる気を得るために観ることも、どちらもお勧めな映画です。ありがとうございました。
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#全体3.5 #物語3.5 #演出3.6 #演技3.5 #配役3.5 #映像3.6 #音楽3.5
一風変わったダークヒーロー。勿体無い。
Vのキャラは非常に上手く、一気に引き込まれる。表情は一切見えない為、声と身振りでの演技、一瞬の”間”の取り方が絶妙で心情を上手く表現。魅力的な言葉遣いと台詞回しも秀逸で、仮面姿なのに妙な愛着というか親近感を覚える。
イヴィー役ナタリー・ポートマンをメインに、ストーリーはどんどん展開していくのだが、、、Vとの関係性を物語内で理解しきれないまま、結局最後まで物語に置いて行かれてしまった。
Vが一人で”事を起こす”には若干無理がある設定。鑑賞者に納得させる、あと30分が欲しかった。全てにおいて、切っ掛け、動機付けが足りなく、ただただ勿体ない。
映画を通して、伝えたい要素は、何となく分かる。伝えたい、観せたい事が多過ぎて散らかった印象。独裁、復讐、革命、ダークヒーロー、希望、、、内容は良いだけにもっと絞って魅せて欲しかった。
謎の英雄V
ナタリー・ポートマンの演技
こんなもんだっけ
内なる怒りを解き放て
DCコミック・アランムーア原作、ウォシャウスキー兄弟製作、2006年。
これはまさに今(2020年)日本で観るべき内容だと感じたよ。
全体主義国家、ウイルス災禍、様々に抑圧された国民。そこでひとり復讐に生きる男の物語。平静な世ではここまで響かなかったかもしれない。
ナタリー・ポートマンは序盤は花添える感じかな?と思ったが、どっこい後半の半端ない役者魂に驚き、そして燃えたわ。
ストーンズの「ストリート・ファイティング・マン」に心を動かされたことのある人なら観るべき映画。
むしろ今の方がしっくりくる。
アランムーアの原作が読みたい…
この間観たジョーカーの、オリジナル版「キリングジョーク」の原作者アランムーアの原作ということで、この映画を観た。
うーむ。
Vの存在感が魅力的なのは凄くわかる。
が、イヴィーがあそこまで惚れる理由は彼にあったか?
彼ではなく、どちらかというと、あの同性愛者の手紙とかに突き動かされてないか?
Vの存在意義が途中から分からなくなってきてました
というより何だろうそりゃ格好いいけどさ…みたいな。
民衆が誰一人として全く同じ動きしていたのも少し気持ち悪いしね。リアリティがない
映画としての面白みがないっていうのが正しいかな。
いまいち世界観がつかめなかった。
刑事が意味深な感じで、真相つかんだみたいなこというけど、
それが明言されるわけではないし、オープンエンドなわけでもなかったのが、気持ち悪い。
伏線回収してない感が強い。
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