トラフィック(2000)のレビュー・感想・評価
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2回目でやっと理解
難しかったので2回観てやっと理解した。
3つの場面は視覚的にわかりやすく区別されていて、大抵の人はわかる笑
それぞれの人物や事件が絡み合う様子は複雑で、絶対に置いていかれてはいけない!
娘がヤク中は嫌だなぁ〜でも、それだけ身近にあるものだってことかね
「どうしよう?」「どうする?」×2←お気に入り
場所ごとに色合いが変わるというのはいいアイデア。
それがなかったらちょっとわかりにくいかも。それぐらい話がコロコロ
変わっていく。
現実をこれでもかと突きつけられて、内容はかなり重め。
まあ麻薬の話なんだから当然といえば当然なんだけど、最後には
ハッピーエンドっぽい終わり方。
でも現実は麻薬がなくなることなんかないわけで、ただちっちゃいちっちゃい事件が解決しただけ。
世界中にあの娘みたいな犠牲者が増え続けると思うと悲しいなあ。
スティーブン・ソダーバーグ!!
いくつかの話が同時進行で進んでいくので少し難しく感じられる方もいらっしゃるかもしれませんがそれを踏まえてみればわかりやすいかと思います。
人の心も肉体も蝕んでいく麻薬を色々な目線からとらえています。売る側も買う側も結局は麻薬に蝕まれてしまい人間はなんて弱い生き物かと考えさせられます。
スティーブン・ソダーバーグ監督、彼の作品はとても深いです。オーシャンズシリーズ以外にも素晴らしい作品がたくさんあるので一度チェックして見てください。
映画好きでよかったって思える作品です
とてもとても、ほんとうにとても素晴らしい作品です。こういう作品に出会えると、おおげさですが生きてて良かったって思えます。
監督はスティーブン・ソダーバーグ。「セックスと嘘とビデオテープ」でカンヌ・パルムドールを最年少で取ったアメリカ人で、それから長いスランプを経験されました。本作は、長い停滞から脱して本物の監督に変身した記念すべき作品です。
内容は、ドラッグ取引(=トラフィック)を巡っての群像劇。北米自由協定(NAFTA)が皮肉にも追い風になって巨大産業になった麻薬ビジネスが、アメリカとメキシコのアングルから多角的に描き出されます。それぞれの世界で苦闘する人間たちがそれでもと心に温める「希望」が、エンディングに向かうにつれて活き活きと浮かびあがってきます。
映像の調光が素晴らしく、まるで美術館に来たかのような美しい表情が、ストーリーが重苦しくなるのに対比して、色々な人から見えてくるようになります。とくにベネチオ・デルトロのエンディングの表情は最高です。
ソダーバーグのストーリーテリング術には最先端の哲学が色濃く影響していて、「物語」という概念は従来のものから刷新され、この世界の新しい見方を提示しています。それ以降の映画の多くが本作に影響を受けていることがよく分かりました。
目の覚める映画でした。
麻薬密売を巡る群像劇
麻薬取引の闇売買ルート(トラフィック)とそれを巡る人々の群像劇。
多くの登場人物が出てくるんですが、誰が主役ということはなく、全員が主役であり脇役であり【トラフィック】の一部であるというところが面白いです。
複数の場所の複数の物語が同時進行的に進んでいくので、油断していると話についていけなくなるかもしれません。
とは言え、最後までグイグイと引っ張っていく力強さのある作品だと思います。
この作品を観ると、麻薬という物がどれだけ一般社会に入り込んでいるのか?ということを考えさせられて、暗い気持ちになります。
ただ一つ。ラストシーンだけは『救い』がありますね。
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