「巨匠の後半のキャリアで2番」タイムライン(2003) うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
巨匠の後半のキャリアで2番
リチャード・ドナー。
「リーサル・ウェポン」「スーパーマン」「オーメン」など、映画史に残るエンターテイメント巨編を世に放ち続けた巨匠で、人気と作品性のバランスに優れた映画監督でしょう。
その後半のキャリアで、「16ブロック」に次いで好きな作品がこれ。
むしろお金は、こっちのほうがかかっている感じで、SFタイムマシンものに、うまく最新の科学をからめた斬新な設定のマイケル・クライトン原作、今は亡きポール・ウォーカーの新鮮な演技、ジェラルド・バトラーのマッチョ感を抑えた好演など、見どころはたくさんあります。
ただ、過去の歴史を変えないように奮闘する主人公たちの行動が中心に描かれるので、どちらかというと時代劇のようなお話になってしまい、アクションやSFの描写が控えめになってしまったのが残念なポイントです。
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