「生きることには常に死がつきまとう」めぐりあう時間たち keitaさんの映画レビュー(感想・評価)
生きることには常に死がつきまとう
脚本が上手い。
人の"生"には常に"死"がつきまとう。
相容れることの無い絶対的な孤独を持った3人の女性の答えを探し求める心にドラマが生まれる。
人は死と対面することでその本当の意味を感じとるのかもしれない。
それとも、余りにも身近で感じとることが出来かったり、自然ととうざけているのかもしれない。
それは生きる人にとっては当然過ぎる判断だ。
しかし、死を前にした人にはそれは受け入れることのできるものなのだ。
複雑に絡み合う3つの時系列は決してうまくはいかない人生の複雑さをもの語っているよう。
静けさ中にも動きを持った映像は恐ろしさと優しさ、そして悲しみを持っているよう。
流石、演劇出身のダルドリーだ。
思わず感情的にならずには居られない。
主演の3人も素晴らしく、特にニコールは完全に英国の女性だった。
人生について考えたくなる一作。
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