ターミナル(2004)のレビュー・感想・評価
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人との繋がりは一歩を踏み出す勇気となる そして真っ直ぐな心の大切さを感じる映画
パスポートが無効になり、空港ターミナルに住まざるを得なくなった主人公とターミナル内の従業員達との交流が描かれている物語。 諦めずに生きて行く主人公の純粋で真っ直ぐな性格、諦めない気持ちがまわりを巻き込み、人気者へなっていく。 そして主人公との交流で周りも行動をし変わっていく。 見つからないように細々と過ごしていた清掃員も 最後には主人公のために動いた。その姿はとても心を動かされるシーンだった。 それを見て、主人公も動き出す。 誰かのため、人との繋がりは1歩を踏み出す勇気となると感じた。 最後にはターミナルのたくさんの人から愛され応援される主人公。 真っ直ぐで誠実で、人を助けようとする優しさを持っている。そんな彼の人柄だからこそたくさんの人が集まり応援されるのだと感じた。 そして何より『待つ』ということがキーワードになっている。 真っ直ぐな心で、自分を信じているからこそずっと待つことが出来る。 楽しみながら待つ。とても大変な状況の中、主人公は心の余裕があるようにみえた。 客室乗務員と主人公がナポレオンの話しを重ねるシーンでは とてもポジティブな返答がユニークで印象的だった。 受け取り方でマイナスにもプラスにも変わる。 主人公の心の余裕さがここにも出ているように感じた。 客室乗務員の『待つ』は複雑な気持ちになったが 主人公は心に余裕があるからこそ、自分を信じることができ、待つことができる。 時にはそんな『待つ』ということも大切だと思わせてくれた。 テンポも良くコミカルに描かれていて とても楽しくほっこりする映画。
なんか色々と‥
腑に落ちない映画だった。 主人公は当初と後半でキャラがぶれてる感じがしたし、入国審査官は急に結婚しちゃうし、あのCAに恋しちゃうし、その他諸々。まったく引き込まれなかった。 評価:3.1
空港生活を快適なものにする努力が観ていて面白い
随分前に観たとき、終盤空港で主人公ビクターが大勢の人間に見送られるシーンや、ビクターの帰国を阻止するべく清掃員のグプタが飛行機を止めるシーンが、いかにもお涙頂戴的で子供っぽく思えた。そのためあまり好きでは無い印象が強く残っていた。今回改めて観てみたが、やはりその印象は変わらない。 それから、空港の警備局主任のディクソンの人物像がいかにも分かりやすい悪役なのも、今作に対して子供っぽい印象を持ってしまう要因になっていた。執拗にビクターに対する嫌がらせに固執して、ビクターを擁護するグループと敵対する分かりやすい構図を作っているのが、安易な人物描写という印象を受けた。 しかしそれ以外のシーンは面白い。主人公ビクターが空港でどうにか生き残ろうと金を稼ぐ術を身に付け、独学で英語を習得し、その人柄で仲間を作る。何も無い状態からスタートした空港生活を、知恵を絞って快適なものにする努力が観ていて面白い。また、ヒロインのアメリアとの恋愛要素もストーリーを華やかにしていた。 終盤のビクター見送りシーンの登場人物を直接交流があった人間だけにして、ビクターの帰国阻止を仲間による粘り強い説得など別の理由にし、ディクソンの人物像をもう少し多面的な設定にしていたら☆4以上を付けたかもしれない。
とても面白いです!トムハンクスの演技がすごい!
空港という色んな人の想いと決断に溢れた場所で織りなされる、 ここから羽ばたいていく人にとても勇気を与えるコメディ作品! トムハンクス演じる主人公ビクターは秀逸。 前向きに捉え、誠実に毎日を過ごす姿に感動しました! 空港にいるタイミングで“法の隙間”に落ちる主人公のような場面は実際にはあまりないのかも知れない。 けれど、ここから世界に飛び出して行くぞという人、 新しい環境でチャレンジしようという人にとても勇気を与えるストーリーだと感じました。 あなたももし、 言葉が通じず、知り合いもいない、 そんな環境にぽつんと取り残されたらどうしますか?? 日々さまざまな人との出会いを経験していますが、 やはり、出会いが人生を彩ることやいかなる時も希望を見出して前に進んでいく強さを この映画を通じて学びました。 そしてとにかく、若かりしキャサリン・ゼタ・ジョーンズがとっても美しいです! おすすめです♪
自分の言語が通じない国
自分の言葉が通じない環境での怖さ 人のキャリーバックぶっ壊したりゴミ箱漁りだしたりと奇行が多い 空港の席ぶっ壊してベットを作り出すなど 法律の穴に落ちた男、入国許可所がないから空港内の外に出ることが出来ない クラコジア(架空の国)と英語の旅行本を書い言語を覚えてい 昔の映画の出来る表現の範囲内でやる “約束”の話でなんでヒロインが泣けるのか全く理解できない あんな感動的なプロボーズをして、浮気男方に行くの??
生き抜く知恵と覚悟
根本的には悲劇なんだろうけど、気高い彼のお陰で喜劇――とまでは言わないけどハートウォーミングな展開として観られた。 彼からの親愛に対して、敬意と情で恩を返す人達の姿が胸にグッときた。
主役は愛せるキャラクター
まさに進退きわまる状況の中で、出来ることを精いっぱいして生きる姿に感動。 親切をしたりお金を稼いだり恋をしたりする姿がコメディタッチで描かれている。 国際空港には、言葉も文化も異なる様々な人がいて面白い。 邦画『男はつらいよ』(山田洋二監督)と本質的なところで共通点があると思う。 社交性と根性と人柄の良さと、少しのスキルをフル活用し、人を助け時には助けられながら真っ直ぐ生きれば、それなりに満たされて生きていけるのだ。 という希望を与えてくれる国境も時代も超えた心温まる人情物語。
ベクターの想い
9ヶ月空港に住んで、ベクターはどこへ行きたかったのか? スピルバーグ監督 ふとした切り取り方がイイ ウィンドウ越しにスーツを合わせるベクターさん 最後、キャストのhimselfがいい 心が温まったところで、 次はフェイブルマンズを観よう。 (気分が沈んだときのレコメンドで、トムハンクスを並べてくるU-NEXT信頼できる笑)
法律の狭間を活用したアイデアは秀逸
空港ロビーから出ることが出来なくなった主人公を取り巻く人情劇。 名優トム・ハンクス主演のコメディ。流石の存在感ですね。 母国の内紛で帰国も入国も出来なくなり、空港ロビーに閉じ込められる形となった主人公。主人公のバイタリティ溢れる生命力で、人々の信頼と友情を勝ち取る様が、時に小気味良く、時に静かに描かれています。 大笑いすることはありませんが、それでも楽しく微笑たくなるような作品ですね。 クライマックスの転調もしっかり。主人公の訪米の動機、友情に身をささげる行動・・・ほんの少し涙が滲み出る展開も秀逸でした。 最高評価をする程ではありませんが、それでも一見の価値がある佳作だったと思います。 私的評価は4にしました。
事実は小説より奇なり
こんな事がおこるのかというお話。 どんな場所に生きても大切な事は人間らしさであり それが人生をつくる トムハンクスは勿論、CAさんや責任者役も演技が光ってた! 2時間があっというまにすぎます! この作品にはモデルとなった実話が存在しているらしく なんと実話の方は18年も空港で生活したとの事。
サクッと観られる良作
トム・ハンクス演じる主人公のぶっ飛び具合。 単に英語が分からないだけじゃなく、色々非常識だし行動的すぎるし、観ていておいおい...となるけど何故だか憎めない感じ。 重い展開はなくクスリと笑えて、疲れた時に観るのに良い映画。
トム・ハンクスが最初は英語をほとんど話せない役で登場するのがおもし...
トム・ハンクスが最初は英語をほとんど話せない役で登場するのがおもしろかった。 「感動作」という紹介だったが、どちらかといえばコメディに近い。 随所に笑いが散りばめられている。 主人公の男はただのマヌケかと思いきや、かなり有能で空港でも一目置かれる存在にのし上がっていく。 施設内の一部に住み着いたり、勝手に改造したりというのはあり得ないが、映画としてはあり。 また、美人CAとのほろ苦い別れもいいスパイスになっている。
仕掛けが満載
ベタベタなコント演出ですが、撮り方が上手すぎます。 一見普通のシーンに見えて、画角を広げるとおかしなことが起きてる(皿回しとか)ところなど、見事な演出です。 主人公の状況を示唆する仕掛けが満載で、くだらないシーンでも目が離せません。
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