「映像のこだわりが裏目に出た作品」シン・シティ うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
映像のこだわりが裏目に出た作品
今見ると、ずいぶんデタラメな映像で、狙ってスタイリッシュな構図を多用して独特の雰囲気を作り出している風で、ただチープなだけだというお粗末さ。職業監督が「こう撮れば、ホントに痛そうに見える」という手持ちカメラとクローズアップ、編集の妙で見せる、見せかけだけの映画です。
独自の世界観は認めますが、好きか嫌いかで言うと嫌いな世界観で、シンプルなのに分かりにくいという、奇跡のような不親切さと、底の浅さが、見ているうちに露呈していきます。
2018.6.26
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