サインのレビュー・感想・評価
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どんでん返しに期待してはダメ
低評価が多いので擁護したい。どんでん返し期待するとガックリくるので期待してはダメ。この話は無意味と有意味のせめぎ合いであり、監督が真に伝えたいことは神など存在しないが、主観的に信じて幸せならそれでいい、という事。ここまで理解すると、皆がダメだと言っている要素にも役割があり、よく出来ていると感じる事ができる。
でもまあ、伝えたいことが伝わっていないのは褒められる点ではないのも確か。
ひどい脚本
総合:20点
ストーリー: 10
キャスト: 70
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 60
出演者から考えれば信じられないくらいの駄作。特に物語性はひどいとしかいいようがない。
ミステリーサークルと信仰と宇宙人の襲撃というのを映画の中で結びつけるのだが、何が言いたいのかのがわからず少々無理がある。しかも宇宙人の弱点というのがあまりにも馬鹿馬鹿しい。よくこんな幼稚な脚本で映画を作る勇気を持つことが出来たなと、悪い意味で感心させられる。
唯一見るべきところというか鑑賞に堪えられるところは、恐怖映画っぽい不気味な雰囲気の作り方だろう。
宇宙人コント。
ハードなSF作品を期待して劇場へ。謎を前面に出した戦略が大失敗。劇場では無料で謎に挑む為のリーフレットまで配布された。
宇宙人が攻めてきたらどうなるか。大多数はテレビ画面からしか情報を得られない。実際に遭遇して何かする人なんかいない。視点としてはすばらしい。
怪情報に踊らされる人々の様子は、まさに宇宙人コント。バカバカしい内容を名優メル・ギブソンがおふざけなしで演じていたのが、余計に笑いを誘った。
キリスト教的な思想が少し理解し辛い部分があった。そこが物語の肝の部分でもあるので、もやっと感が残った。
物語の視点としては面白い。
主人公のグラハムは、半年前に妻を事故で失い、
それ以来、牧師を辞め、信仰を捨て、
2人の子供と弟のメリルの4人で静かに暮らしていました。
ある日、グラハムの家の前に広がるトウモロコシ畑に
巨大な「ミステリーサークル」が突然現れます。
これは「神の啓示(サイン)」なんでしょうか?
それとも・・・?
「シックス・センス」「アンブレイカブル」の監督の作品らしく、
数々の伏線が絡み合って、結末までグイグイと話に
引き込まれます。
その中でも、一貫してあるテーマは「親子愛」です。
サスペンス・スリラーですけど、観終わった後には、
いろいろと考えさせられる。
そんな映画でした。
特定の「信仰」を持たない日本人には、
あまり受けないかも知れないですね(謎)
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