サインのレビュー・感想・評価
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公開から17年。単なる超常現象映画にとどまらぬ”何か”に気づかされる
シャマラン監督は初期3部作にて、幼少期からの興味関心や好奇心をそのまま自分の創作世界の産物としてストーリー化する手法を繰り返してきた。とりわけ「ミステリーサークル」のような80年代に多発した超常現象は、ずっと彼の頭を支配してやまなかったもの。大人になった今、自分なりのやり方であれを換骨奪胎して自分の理解の上に乗せるという試みは、まさに彼なりの通過儀礼であり、落とし前のつけ方なのだろう。
本作の撮影は米同時多発テロの翌々日に始まった。そして最初の撮影は主人公の妻との別れ、最期のひと時のシーン。開始直前にはスタッフとキャスト全員でキャンドルを灯して黙祷も行ったという。いかに本作が単なる超常現象映画を超えて、アメリカ人として巨大な苦しみにぶつかった時に生まれた作品かが伺える。主人公が何かを失い、そしてそれを取り戻すというストーリーも、何かこの時代、この時期を象徴するものを感じずにいられない。
異星人は片田舎にも来る。
ペンシルバニアから70Km離れた片田舎で農業を営む元牧師の男。
妻を事故で失い、それ以降信仰を捨てて子供二人と元野球選手の弟と四人家族。
ある日、畑で奇妙なミステリーサークルが見付かる。最初は誰かのいたずらかと思っていたが・・・ミステリーサークルは世界中でたくさん見付かってニュースにもなっていた。
そして、奇妙な事件が身の回りで続いて遂に空飛ぶ円盤と異星人らしきものがニュースでも報道される。
一体、何が起きようとしているのだろうか・・・・・・?
世間では大きな騒ぎになっているはずなのに主人公たちは田舎におり、自宅周辺は変わらず静かと言うギャップ。大都会に住んでいれば逃げ出そうとする人の群れでパニックにもなっていただろうが、人口の少ない田舎町では逆に逃げる場も他にないということで「通常の日常を続ける」しかないらしい。
まあ、そうでしょうね。
「ミステリーサークル」はかつて一大ブームになりましたが今は下火に。
それが一体何なのか?という謎を解き明かすという主旨なのか?
結果、「宇宙船誘導のためのもの」=「侵略の兆候(サイン)」という結論に。
世界の騒ぎと主人公のいる場所とのギャップで危機感は感じない。
そもそも世界が大騒ぎになっていることが「ニュース番組でしか視聴者に見えない構成」ですから、TV通していると現実感が無い。切り離し過ぎなような気がします。
宇宙人が大都会にも来て片田舎にも来る。まあ、宇宙人に人間界の都会も田舎もないのでしょう。
田舎で一般人家族が宇宙人と戦うって・・・・うん・・・警察も軍隊も当てにならん。
自分の身は自分で守りましょうという話かな。
とてもいい
最初に見た時は、なんだこれ?つまらねえ、と腹立たしく思ったのだけど、改めてホアキン・フェニックスがフルスイングで宇宙人を撃退するところが見たくなる。すると、宗教観をめぐる物語で主人公は元神父であることが強く描かれている。ホアキンはそれほどフルスイングしていない。こういう物語であると分かったうえで見た方が面白い。シングルファーザーの悲哀や、弟がいい年なのに同居していることとか、宇宙人SFとしても地に足がついているし、ドラマはとても充実している。
シャマラン作品です。
ミステリーサークルUFO宇宙人、そういうの特番あったね
キャストは豪華なのにこんなにもつまらないとは…得体の知れない何かに脅かされる時間が長くドアを叩く音や二階に侵入してくるのも中途半端に怖くない。ちらっと見えたカッパ風の宇宙人や緑の体に対する鉄の様な指に一貫性がない。アルミで作ったトンガリ頭は子供だけは許せるがホアキンまでなにしとんねん。シャマランの作品は当たり外れが激しいが自分にはコレはダメなやつだった
サイン
キスチョコみたいになっちゃった…
アルミホイルまきまき☆からの...
空には多数のUFOが浮かんでいる。 宇宙人が襲来しているのか? 宇宙人らしきものはなかなか登場しない。 ひょっとしてシャマラン監督に騙されているのかとも思った。
動画配信で映画「サイン」を見た。
2002年製作/107分/アメリカ
原題:Signs
配給:ブエナビスタ
劇場公開日:2002年9月21日
メル・ギブソン
ホアキン・フェニックス
ロリー・カルキン
アビゲイル・ブレスリン
M・ナイト・シャマラン
グラハム(メル・ギブソン)は
弟・メリル(ホアキン・フェニックス)と子供たちと
静かに暮らしていた。
グラハムの妻は獣医のレイ(M・ナイト・シャマラン)が起こした
自動車事故で他界した。
牧師だったモーガンはそのせいで「神などいない」と信仰を捨てた。
モーガンの畑にミステリーサークルが出現した。
グラハムは近所の悪ガキたちの仕業だと思っていた。
しかしそうではなかった。
世界各地に兆候(サイン)が起こっていた。
空には多数のUFOが浮かんでいる。
宇宙人が襲来しているのか?
宇宙人らしきものはなかなか登場しない。
ひょっとしてシャマラン監督に騙されているのかとも思った。
最初にチラリと姿が見えたのは上映開始から38分後。
次にはっきりと現れたのは上映開始から58分後。
その次が上映開始から93分後。
宇宙人の目的は何なのか?
グラハムの息子モーガンを演じる
ロリー・カルキンはマコーレー・カルキンの弟らしい。
この映画は、2002年で最も高い収益を上げた映画の一つで、
全世界で4億800万ドル(658億円)の収益を上げたらしい。
1位はアバターの29億ドル。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
シャマランらしいSFミステリー
ナイト・シャマラン監督による2002年の作品。『シックス・センス』で大ブレイクしたシャマラン監督の初期の作品と言うことで、公開当時も劇場で観たが、当時としては、なかなか姿を現さないエイリアンの正体を、最後までハラハラさせる展開で、見届けた覚えはある。
但し、『シックス・センス』の評価があまりに高く、度肝を抜くラストへの展開だっただけに、今回の作品は、作りにしても、エイリアンの正体にしても荒さが目立ち、評価も賛否両論だった作品。自分的には、SFミステリーとしての面白さを、シャマランらしい切り口で映像化していると感じた。やはりシャマラン作品は、その後の『ヴィレッジ』や『オールド』も、彼自身が幼き時から抱いてきた、何かよくわからんけど得体の知れないモノへの恐さや怖れに触れる面白さがあり、シャマラン・ワールドを確立してきていると言える。
自動車事故で妻を亡くし、信仰心を失くした牧師のグラハムは、弟・メリルと2人の子どもと共に失意の中、農場で暮らしていた。そんなある日、農場の畑にミステリー・サークルが出現。当初は、誰かの悪戯と受け流していたが、彼らの周りで、異変が次々と起こり始める。そして、とうとうエイリアン達は、地球人の前に、光の大群となって姿を現し、農場にも表れたエイリアンとグラハム達は対峙することになる。
本作では、メル・ギブソンが主演グラハムを務め、母を亡くした子供たちを必死で守る父親を演じている。また、弟のメリルには、あの『ジョーカ』でアカデミー賞を受賞した若き日のホアキン・フェニックスが演じており、当時は脇役だった彼が、これほどの俳優に成長するとは思わなかった。
伏線回収と回想の扱いを変えてみる果敢な挑戦。
なんともチープで陳腐なSF
宇宙人襲来のSFなのにヘス一家の戸惑う様子しか描かない、終わり10分位になってから宇宙人らしき怪人がやっと姿を見せて襲ってくる、M・ナイト・シャマラン監督はヒチコックの「鳥」のファンで撮影前に出演者たちに「鳥」を見ておくように勧めたという、つまり、恐怖の対象を映さずに怯える人の表情を見せて怖さを増す手法がこの映画の肝なのでしょうが、子供を使って怖がらせるのは邪道でしょう。
ひねくれた観方をすれば予算をケチる為にしか見えません。
M・ナイト・シャマラン監督は脚本、製作、出演とほぼ独壇場、客観性が入らない分作家性は強まります。妻を事故で失ってから信仰心を持てなくなった牧師という設定、不可抗力な災いを前にすると神にすがるか、ののしるしかない前時代的な人々という構成、宇宙人が水に弱いという設定はH・G・ウェルズの古典「宇宙戦争」の宇宙人がウィルスに弱かった点をなぞったのでしょう。末娘ボーがやたら水に拘ったり、メリルが力任せの強打者だったくだりは伏線でしたか、まあ、意図は読めますが映画として面白いかと言えばチープ過ぎて頂けませんでした。
大根役者が誰かバレてしまう作品。
感想メモ
序盤のテンポ感良い
監督本人登場、インド人とは知ってたけど、顔初めて見た
神を、運命を信じるかという主題をエイリアンと絡めてくるっていうのは良いと思う。
しかし、序盤からエイリアンものな雰囲気満載だったのに、その要素が少なすぎる、12時間寝てる間にほとんど撤退してるし
息子、弟死ななくて良かった、帽子被る下り面白い
娘が可愛すぎる、お水いっぱい置いてて偉かったねぇ
“驚き”という面では他の作品に比べて少し控えめですが、面白い!
割と好き。
劇場公開時鑑賞。
『宇宙戦争』もベースにあったのだろうか。正直、啓示だろうと妄想だろうとどっちでもいいように思えた。思い出したことで困難を切り抜けられた。亡くなった妻の言葉が自分たちの苦境を打開する手がかりになった。それでいいのではないかな。まあ、理詰めでやってくれた方が圧倒的にかっこいいですが。
ホラー風の演出好き。見せちゃってからもそれが続けば良かったけど。
アルミの帽子かぶってるとこ好き。
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