シュレックのレビュー・感想・評価
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異色のおとぎ話
幼い頃オーストラリアでも見ましたが、内容を覚えてないのでU-NEXTの無料体験を機に鑑賞しました。
「ドラゴンの住む塔に囚われたお姫様を助けに行く」という王道ファンタジーにひねりを加えた異色の物語になっていました。様々なおとぎ話のキャラが一同に集結し、ドタバタとギャグを繰り広げる光景がドリームワークスらしいなと思いました。
初めは一人暮らしを好んでいたシュレックがドンキーと出会い、一緒に冒険していく中で友達とは何かを学んでいく過程が描かれていたのも好印象でした。また、フィオナ姫の秘密を知ったときは個人的には意外な展開で驚きました(そのシーン以前に伏線はありましたが)。
ディズニーやイルミネーション作品とは違ったコメディタッチで、ずっと笑顔で観れるぐらい楽しめました。
理想を追い求めてばかりいて、本当の意味での幸せを見逃さないようにしたいですね。
ネットのクラシック
久しぶりに鑑賞したら、新たな発見があまりなく記憶通りというアニメ映画です。最初に子供っぽくてゲロく見えるかもしれませんが、だんだんシュレックなりの深さが湧いてきます。あえていうと。。。玉ねぎのようです!
いや、それほど深くはありませんが、子供も大人も楽しむことができ、ドリームワークスのベスト5に簡単に入ります。今回特に気に入ったのは:
1。音楽の利用。メインテーマも、すでに作られた曲の利用も、そして小さなミュージカルみたいなシーン、使い方がまちまちでとても素敵な雰囲気を与えます。
2。景色のデザイン。別にキャラクターのデザインなど、作画全体は普通だという感じですが、観る時何回か『わあ、美しい』と思いました。青空、平野、花畑、日の入、自然豊かな世界を創ってくれました。
弱点はやはりファークワッドという悪役です。挑戦をほとんどもたらさず、早い竜頭蛇尾のエンディングに繋がってしまいます。それ以外プロットがスムーズに進んで長さも丁度いいです。ジョークも結構うまくいきます。
シュレックの峠とは言えませんが(それは勿論次の)できたいことができてネットの淵に残った一理あると私は思います。
【”ハレルヤ!そして愚かしきルッキズムをぶっ飛ばせ!”従来の童話設定に強烈なる蹴りを入れた画期的作品。生き物の価値は見た目ではない、善性溢れる中身なのである。】
■怪物シュレックが住む静かな沼は、横暴なファークアード卿から逃げてきたおとぎ話の主人公たちで大混雑。
シュレックはファークアード卿と交渉し、ドラゴンに囚われたフィオナ姫を救出することに。
◆感想
・従来の童話は、今作でも言われているように、美しいお姫様が呪いを掛けられている所に白馬に乗った美男の王子様が現れ、お約束のキスをして、メデタシメデタシ、というパターンであろう。
・だが、今作はその様な設定に蹴りを入れる、世に蔓延るルッキズムを強烈に皮肉った作品である。
・フィオナ姫の秘密の表現方法も効果的である。
<今作は、その画像を含めて非常に面白く鑑賞した。私は、アニメーション映画は日本が一番だと思っているが、ドリームワークスの力量を認めざるを得ないレベルの作品だと思う。>
ドリームワークスの運命を決定づけた名作。
スピンオフ最新作「長ぐつをはいたネコと9つの命」が上映されるので見ました。
ディズニーへの因縁の表現、「ディズニーは子供と大人の中にある子供心に向けて映画を作るが、ドリームワークスは大人と子供の中にある大人心に向けて映画を作る」という言葉に違わない信念、残酷さもある(これは20年前ゆえかもしれない)ブラックジョーク、でもこれらは芯が王道だからこそ響くスパイスになる、おすすめです!
予定調和をぶっ壊す快作。
お伽噺の定型を覆えすヒロインの《フィオナ姫》
王子様のキスを受けて眠りから覚める姫・・・『眠り姫』とか、『白雪姫』
ガラスの靴を落としてきて、その靴にピッタリあう足の持ち主・・・『シンデレラ』
お姫様は美女で心優しく淑やか。
このシュレックでは姫はそんな現実離れした存在ではありません。
血も通い、武術に長けて、しかも訳ありなのです。
『魔法にかけられて』の姫も、いつか現れる王子と一目で恋に落ち結婚することを夢見ていたのに、ニューヨークにタイムスリップしたら、なんと自我に目覚めてしまうのでした。
このシュレックも実に皮肉で毒があります。
主人公は美男の王子と美女の姫・・・その定形を見事に覆す異色のアニメ。
お姫様は純情でも清純でもないけど、賢い○○○○。
このアニメはこの年(2001年)に創設されたアカデミー賞の長編アニメーション賞を、
最初に受賞した作品なのだそうです。
ディズニーアニメでなくて、ドリームワークス作品が1番目に選ばれたのです。
付け加えたいのは、挿入歌が実に楽しい名曲揃いのこと。
クライマックスの後に大好きな「ハレルヤ」が掛かりとても嬉しかった。
なんといっても1番の魅力は外見に似合わない純で優しい力持ち【シュレック】
その魅力に尽きますね。
愛され続けるヒーローです。
奇跡のケミストリ
吹き替えにダウンタウン浜田雅功を起用するなんて、大バクチ以外の何物でもないだろうに、よくぞ起用できたもんだ。いまではこの組み合わせ以外に考えられないほどにピッタリはまっている。内面の繊細さと、強面で誤解されやすい外面、それを併せ持つキャラクターを彼が見事に表現している。
親友のロバのおしゃべりも、山寺宏一が好演している。なぜか藤原紀香もしっくりくるから、実は美しさの裏に人知れぬ悩みがあることを想像できる余地があったということか。
普遍的なテーマを取り上げたおかげで、今見ても古臭くない。しかし、画のレベルはさすがにしょぼい。この当時と比べて、3DCGのアニメーションは格段の進化を遂げた。
化け物呼ばわりされても、心は繊細。内面には美しい花を持つことを上手に語る、よくできたおとぎ話だ。
2019.11.18
BS日テレ吹替版鑑賞。 お下劣主人公、美しい姫が…予想できない展開...
ブサカワの雄叫び
醜いけど格好良い!
いつみても面白い‼
掟破りなおとぎ話
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