恋人までの距離(ディスタンス)

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劇場公開日:

解説・あらすじ

列車の中で出会ったアメリカ人青年ジェシーとフランス人女性セリーヌ。意気投合した彼らはウィーンで途中下車し、14時間だけという約束で一緒に過ごすことにするが……。リチャード・リンクレイター監督が贈る、極上のラブ・ストーリー。ウィーンの街を歩きながら2人が交わす、時に他愛なく、時に哲学的な会話の数々が光る。2004年には、本作より9年後の彼らの姿を描いた続編「ビフォア・サンセット」、13年にはさらに9年後を描いた「ビフォア・ミッドナイト」も製作。続編にあわせて本作のDVDタイトルは「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)」になっている。

1995年製作/101分/アメリカ
原題または英題:Before Sunrise
配給:東宝東和
劇場公開日:1995年9月

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映画レビュー

5.0これは未来から現在へのタイムトラベル

2025年2月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

若い頃失ったかもしれない何かを探す旅。3部作を見て、ここへ戻ってきて、この台詞に心を砕かれた。私はこの映画が大好き。あの時の私の心を救った映画。

電車で出会った男女が一晩会話を続けるだけの映画。確実にお互い惹かれているのに、肝心な事は何も聞けぬまま夜は明け別れの時に。2人で誓った"紳士らしさ"を捨て去ったラストシーンは人間味に溢れていた。

普段から人生とか愛とか神とか考えてる人間に響く作品だと思う。答えのない、もしくは人間の数だけ答えがあるようなことについてずっと聞いたり話したり出来るのはこれ以上ないくらい幸せだったりする。

一定の人からするとこれは他に類を見ない、最上級の恋愛映画だったんじゃないかな。

ここからは考え方に共感した話。セリーヌは女性的思考、ジェシーは男性的思考に寄っている事が見て取れる。私はセリーヌの生き方や考え方に深く賛同してしまった。例えば占い師のシーン。

セリーヌはきっと、あの占い師の答えを気に入っていたのだと思う。しかしジェシーは占い師を嘲笑した。初めこそ同じように笑っていたセリーヌだが、後になって子供のようだったとジェシーを叱る。

私はこれを"自立した強い女になることばかりを望んでいた"という彼女の心が強く現れたワンシーンだと解釈した。現に私も同じことをずっと望んでいるし、腑に落ちなかった出来事を後で納得出来ず掘り返す癖も理解出来る。

優しく協力的で反対をしない親の元で育つと、反発するのはかえって難しい。セリーヌはこれを親切ぶった押し付けと呼ぶ。彼女は所謂普通の家庭で愛されて育ったのだ。これは正しく愛を与えられた子供の悩みの種であり反発である。ここにも、強い自立心を感じる。

しかし彼女はずっと人と人の間にあるものを信じている。愛や、神や、相手を思う心や…。嫌いでいたいものと無自覚に信仰しているものはイコールだったりする。悲しいことに。

2025/2/26

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暇

3.5邦題の意味がわかりかねる

2025年2月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2人の会話だけの展開に正直ちょっと飽きがきたけど、翌朝までの出会いと別れ、夜通し語り続ける設定はなかなか面白い。それだけにBEFORE SUNRISE というタイトルにこういう邦題がついたのは説明臭い気がした

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Sheeta

4.5ラブストーリーは突然に

2024年12月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

なかなか斬新な映画ですね。
まるでドキュメンタリーのように出会ってからの約1日間のデートのムービー。
退屈なようでなぜか目が離せない。
感情移入すると幸せで、とても切なくなります。

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光陽

4.0再会があるといいなぁ。

2024年11月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

偶然の出会いで、たった1日限りのデートの約束が価値観や過去を共有する事で一気に2人の距離が縮む。
若いっていいなぁ。
すっかり忘れてる!
でも、めんどくさい2人でもある。
めんどくさい同士だから価値観あったのね。

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jiemom

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