「ビン様の暴れっぷりは楽しいが、SFとしては若干微妙かも」リディック ヴァルさんの映画レビュー(感想・評価)
ビン様の暴れっぷりは楽しいが、SFとしては若干微妙かも
シリーズ三作目が近々公開されるようなので、おさらいがてら久しぶりに前作を再見してみましたが、思いのほか記憶に残っていなくてちょっとビックリ・・・。
でもまあそれもそのはず、主人公リディックのキャラは物凄く濃いのですが、映画自体のインパクトは物凄く薄いんですよね。
決してつまらない訳ではなく、むしろ結構好きな路線の映画だったので、今回も普通に楽しんで見れたことは見れたのですが、この内容だとちょっと記憶には残り難いかなと。
結局のところ、あくまでその時だけは楽しい、いかにもビン・ディーゼル主演のSFアクション物だったなと・・・そんな印象を受けましたかね。
とりあえず、リディックのキャラクター、ビン・ディーゼルのアクションに関しては見ていて本当に惚れ惚れしました。
悪を倒すには更に凶悪なリディック様の出番だとばかりに、強烈なアクションを見せつけるビンは物凄くカッコ良かったです!
今よりちょっと痩せてはいましたけど、悪者なのにどこか心優しいところを見せる辺りは今と全く変わらないキャラクターで、まあビンを見る為なら間違いなく楽しめる映画だったなと・・・素直にそう思えました。
しかしSF映画として見れば、設定が分かりづらく、情報量も多過ぎて、イマイチ頭に入ってこないと言うか・・・。
登場人物も多過ぎでしたし、キャラもいまいち立っていなかったので、これでは印象に残らないはずだなと、思わず自分自身で納得してしまいましたよ。
リディックとアレクサ・ダバロスが演じたキーラ(ジャック)のキャラは良かったのですが、他はちょっと褒め難いかも・・・。
しかしこの内容でも楽しめちゃうのがビン・ディーゼルの凄さでしょうか!
近々公開の「ギャラクシー・バトル」ではどんな暴れっぷりを見せてくれるのか、期待したいですね。