パニック・ルームのレビュー・感想・評価
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ホラーではない
終始ハラハラしていた。
にげてー!みたいな気分にはなったが、警察が来た時娘が人質になっているから何もできない歯痒さ。
注射器で眠らせるとかかと思ったらただ針でぶっさすだけという、、
あの黒人いい人だったけど報われない。まぁ悪いことしたやつは捕まるというね。。
あの設定じゃなくても旦那は出張中だったとかでもいい気がする。わざわざ元旦那をそういう設定にしたのは謎。
ダイニングや建物内部を動くカメラワークは見る価値あり!
物語の大筋は結構シンプル。
ジョディ・フォスター演じる母親と娘が引っ越した家に強盗が襲来。
パニックルームと呼ばれる緊急避難用の隠し部屋に逃げ込みつつ強盗と攻防を繰り広げる、というストーリー。
ジョディフォスターと言えば、怯えつつも戦う女性というイメージが強いですね。
本作でも娘を守るために、強盗との心理戦を繰り広げます。
舞台はクローズドで登場人物も多くはないですが、ストーリーには動きがありますね。
例えば、娘が糖尿病でインスリン注射を確保するために、パニックルームから危険を冒して出ざるを得ない、など、設定をうまく活かしている印象。
また、本作の注目すべきはカメラワーク。
縦横無尽に突き進み、ダイニングテーブルの高さを移動したかと思ったら、マグカップの取ってをくぐり抜けたり、建物の構造や配管を描き出すカメラワークは当時は斬新で新鮮味があったように思う。
ただ、映画としては「悪くない」というような映画。
確かに緊張感はあるし、面白くないわけではない。
ただ、一つ一つの展開が長かったり、登場人物の行動が理解できなかったりが多く、全体的にそこそこという映画。
結構シンプルで、映像演出の面白さはあるので、深く考えずに見られる映画の一つだろう。
旦那の扱いが雑過ぎてかわいそう
文字通り家庭内シェルターに逃げ込む密室サスペンス。ジョディ・フォスターの演技は流石でした。
ただ、突っ込みどころもあるんですが、それがフィンチャーらしくない箇所なんですよね…脚本は練りに練って欲しかったとなと個人的には思う次第です。
自分ならもっと上手くやれる。
と思う内容。
母子側でも強盗側でも。
とは言え、飽き、ダレるようなこともなく見ることができた。
キャストも少なく、舞台も終始家の中。
コスパの良い映画だなぁと思った。
ジョディ・フォスターの美しさだけでも見る価値あり。
わらの犬+ホームアローン
パニックルームに籠った母娘とそこに隠された大金を狙う強盗犯の攻防を描いたサスペンス映画
ハラハラもする場面が多いけれど、人通りの多い町でああいう爆発や叫び声が聞こえたらもっと早くに警官が来るんじゃとちょっと突っ込みどころもある映画
ガス爆発を起こして近くにいた犯人に火が付きお尻がちょっと見えたシーンが面白かった。
でも悪役側も生活苦のため事件に参加したのでないか?というものもいて単なる悪人じゃないところが珍しい設定だなと感じた。
その犯人がラスト、警察に見つかり手を上げると小切手がバタバタと闇夜に飛び散っていくシーンは何かアートのようだと思った。
パニックになったのは、むしろ強盗のほう
パニックルームに隠れるという設定ではありますが、要は家に押し入った強盗との対決の話。
この強盗たちのチームワークがバラバラでちょっと間抜け。パニックになったのはむしろ強盗のほう。
ハラハラドキドキはさせていただきました。
目を離せない面白さは確かにある。主人公ジョディーは無論のこと魅力的...
目を離せない面白さは確かにある。主人公ジョディーは無論のこと魅力的。強盗側もパッパラパーの首謀者、ゾンビが如き凶悪男、実は優しいフォレスト・ウィテカーと充実の設定。
ところがこの話、主人公側も強盗側もかなりのポンコツっぷりでツッコミどころ満載。もはやギャグ扱いしている人も多く、「ホームアローン」と比べられる始末(笑)
・せっかく繋がった警察への電話を自ら切る暴挙
・犯人たちが揉めてる隙見てちょっとドア開けたら携帯繋がるでしょ
これらは序の口、まだまだ無数にあります。
大勢でワイワイ言いながら鑑賞すると楽しいのではないでしょうか。
BS-TBS吹替版鑑賞
完璧な2作品。
セブン、ファイトクラブが凄くて、現代における最高の監督と思いきや、この映画のような、どの点からも見ても出来の悪い映画を作って、フィンチャーってなんなんだと思ってたら、それ以降も、映像が暗くて綺麗なだけの、まぁまぁつまらない映画を作り続け、今となっては、セブンとファイトクラブという大傑作を昔生み出した映画監督!となった。
難攻不落のパニック・ルーム
母娘(ジョディ・フォスターとクリステン・スチュワート)がマンハッタンに引っ越してくる。
このアパートにはパニック・ルームが設置されており、強盗が入ってきたら逃げ込めるようになっていた。
そして三人組の強盗がやってきて、非常通報装置をオフ、かろうじて逃げ込むが・・・。
ダイハードな状況から逃げ出すことは出来るのか?
ジョディ・フォスターだったら安心か。
こう…なんというか…午後のロードショーっぽい映画です…
パニック・ルームと呼ばれる避難用のシェルターに立て篭る親娘と、彼らをパニック・ルームから追い出したい強盗との応酬をスリリングに描くサスペンス映画。
監督は『セブン』『ファイト・クラブ』の、映像作家の鬼才デヴィッド・フィンチャー。
主人公メグを演じるのは『タクシードライバー』『羊たちの沈黙』の、レジェンド名優ジョディ・フォスター。
強盗一味のリーダー、ジュニア役に『ファイト・クラブ』に続きフィンチャー監督作品に出演している、後のオスカー俳優ジャレッド・レトー。
メグの娘サラ役には、子役時代のクリステン・スチュワートがキャスティングされている。
『セブン』や『ファイト・クラブ』を撮った監督が作ったとは思えない、緊張感に欠けたB級サスペンス。
個人シェルターに閉じこもった母娘vsそこから母娘を追い出したい強盗一味という構図には面白さがあるが、この発想以上の面白さが映画中には存在しない。
冒頭にあったメグの閉所恐怖症っぽい描写にはなんの意味もない。この設定いる?
強盗団はお間抜けで楽しい感じ。『ホーム・アローン』観てるんじゃないんだから、マジでヤバい奴らを犯人にした方が緊張感が出たのでは?
後半はバイオレンス感が強くなるが、それでもバカっぽさが抜けきれていないため、やっぱり間抜けに見えてしまう。
フォレスト・ウィテカー演じるバーナムの扱いも中途半端。
もっと善と悪の狭間で揺らぐ男として描かないとあんな設定にした意味なし。
最後の逮捕の件ももっと悲劇的でドラマチックに描けたはず。
彼にもっと感情移入できるように、人物像の深掘りが必要だったように思う。
後半のジョディ・フォスターは完全にジョン・マクレーンにしか見えなくてちょっと面白かった。
深夜に電話で呼び出された挙句、ボコボコにされるだけの存在である親父さんがあまりに悲しすぎて、一周回ってギャグシーンみたいになっていてついつい笑ってしまう。
そもそも、空き家だと思っていたら人がいました、って時点で普通は一旦計画を中止して、2人が留守になった隙を狙って再度計画を実行するというのが普通なのでは?
てか、元々強盗するつもりもなく、ただの空き家で仕事をするつもりだったのなら、3人目の男を雇う意味無くね?充分2人でやれたでしょっ!
昔、金ローや午後ローでこういう面白くもつまらなくもないサスペンスをよく放送していたなぁ、と感慨深くなりました。
フィンチャーらしい映像表現も少しはありますが、まぁ今さら観る価値のある映画ではないでしょう。
少し展開が難しい設定かもしれませんね。
引っ越したばかりの家に強盗に入られ、パニックルームに逃げ込んで強盗団と攻防する・・・と言うストーリー。
ジョディフォスター主演のサスペンス。
前の居住者の遺産や、引っ越したばかりで電話が繋がらない、など上手に設定を積み上げている印象です。
また、糖尿病、閉所恐怖症、強盗団の諍いなどが物語を盛り上げ、緊迫させます。
ただ、そうは言ってもパニックルームを挟んだ展開が長く続きます。相手は少人数の素人、ということもあり、もどかしい展開にも感じました。なので、少し辛い評価を付けさせて頂きました。
新生活初日の夜、事件は起こった・・・
初めてタイトルを聞いた時は「発狂する部屋」って意味の部屋かと思ってました(笑) 公開当時、避難室のことをそう呼ぶことを知らなくて(笑) 映画はすごく面白かったです! ラストで捕まってしまったバーナムのために「泥棒に入ったけど、命を助けてくれた」と警察に言ってあげるシーンが欲しかったかなあ、ラウールもジュニアもムカつく奴だったなあ、あとジョディ・フォスターの胸ばかり目がいっちゃいました(笑)
ジョディ・フォスター任せ
個人評価:3.7
デビッド・フィンチャーの初期作品だが、セブンやゲームのような、キレッキレのセンスは無くやや残念。
怖さがウリだが、強盗役の3人は怖い人がいないので、ジョディ・フォスターの演技に頼るしかなくなる。肝心なパニックルーム自体も大した機能がないので、余計に彼女1人の芝居に、映画の見せ所が偏っている。
辻褄の合わない行動も目立ち、脚本が練り込まれていないとも感じる。
ジョディ・フォスターに助けられている作品と言えるだろう。
フォレスト・ウィテカー
パニックルームと言われる緊急避難用の隠し部屋が舞台となり、サスペンスが展開するのだが、建物の構造や配管を描き出すカメラワークがすごかった。
中盤までは手に汗を握るシーンの連続でビデオに釘付けになりました。後半になると、よくある強盗退治もの映画(そんなジャンルあるのかな?)という感じで、ちょっと惜しかったなぁ。
娘の持病は糖尿病?よくわからないけど、アメリカでは注射はペン型のものが主流になってないのかな?
物語が終ってみると、フォレスト・ウィテカーにわざとらしく感情移入させたいという意図が伝わってきたけど、もうちょっと極端に悪人から善人に変化するようにしたほうがよかったのかな。
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