踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!のレビュー・感想・評価
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踊るダイソー左遷
TVで充分と思っていたら、中々の作りだったのでびっくり!娯楽大作に仕上がってました。 笑いと涙のツボをしっかし掴んでると思われます。斜陽産業とまで言われた日本映画界を救うのはこの手のエンターテイメント作品なのかもしれないと感じました。
細かいところ、例えば警察広報のカメラマンが常に活躍してるとか、署内のシーンでの音響効果なんかは凝ってました。ただし、細かいところにこだわり過ぎているのか、プロットの面では粗さが目立ちます(他サイトの荒らしレビューがつっこんでいるように・・)。 基本的な筋の反官僚主義は納得できるが、公務員への賄賂なんかがおろそかでした。青島君もコートを受け取ってしまったし・・・
犯人がリストラされた人たちなんて設定も大衆の怒りを買いますね。現実にはそんな犯人像より、警官の倫理を問われる事件の方が目立つし(笑) そうは言っても、かなり笑わせていただきましたので全体的にはOKです。 日本の映画人口を少し増やしてくれた功績を讃え、☆4つ。
【2003年10月映画館にて】
初めて通しで鑑賞。こんなのありえない!と思う都合の良い展開や気恥ず...
初めて通しで鑑賞。こんなのありえない!と思う都合の良い展開や気恥ずかしい台詞回しなのに何故か心が熱くなる。長く愛されている「踊る大捜査線」の所以がわかった気がする。「責任を取るのが私の仕事」と室井さん、カッコイイです。
ポストコロナウイルス禍の湾岸署の物語は一体何がテーマになるのだろう? とてもそれを観たい
邦画の歴代興行収入第5位
アニメ映画を除くと第1位
なぜ本作がそれ程の大ヒットになったのだろう?
確かに面白い
スケールも大きい
元々テレビドラマだからテレビとのメディアミックスでの莫大な宣伝効果もあっただろう
しかしそれだけで、これほどの空前のヒットにはならないと思う
何か不思議なマジックが本作に掛かっているに違いない
元のテレビドラマは1997年の1月から3月のワンクールだけの作品だ
それがこれほどに愛されるコンテンツに成長したのはなにか訳があるに違いない
主人公の青島は演じる織田裕二と同じとすれば1967年生まれ
つまりバブル世代
バブルの最高潮の時に就職している
今から考えられないほどの好条件で、大量に簡単に採用された世代だ
なのに彼は転職して警察官になっている
おそらくバブル崩壊による就職の公務員志向の世相を反映させたものだ
テレビシリーズが始まった1997年は既にバブルは崩壊して奈落の底に落ち込むのを何とか踏ん張っている時期だった
場所は湾岸お台場
埋め立て地の何もないところで博覧会を計画するとかで早期の活性化が予定されていたのが、奇しくも「青島」都知事が博覧会を白紙にしてしまったのだ
そこにバブルも崩壊してしまい、開発は遅れに遅れてていた
空き地ばかりの湾岸は、まさにバブル崩壊した荒涼たる日本の姿そのものだったのだ
そこから新しい21世紀の日本を作り上げなければならないのに、遅々として進んでいないのだ
つまりこのシリーズのテーマは、バブル崩壊の中で悪戦苦闘するバブル世代の物語だったのだ
だから現場と会議の比較の描写に拘るのだ
事件は会議室で起こっているんじゃない!
現場で起こっているんだ!
本シリーズの有名なフレーズだ
会議室は会社の幹部が詰めているところ
そこは即ちリストラが決定されるところだ
本作でもリストラは重要なモチーフとなっている
しかし、日々の営業数値は現場でしか稼げないのだ
会議室から、キャリアの人々から、高尚な理論に基づいた方針に沿って微に入り細に入り指示が次々に飛んでくる
会議室の連中はITテクノロジーで何もかもわかったつもりでいるのだ
しかし現実はどうか?
現場が泥だらけになって働いて、どこまでも落ち込んでいくのを何とか食い止めているのだ
俯瞰すれば、そういう物語だったと思う
では本作はどうなのか?
本作は2003年7月の公開
基本的なフレームは同じだが時代に合わせてあるのだ
前年にはメガバンクの再編成や巨額の公的資金の注入があった
バブル崩壊もようやく最悪期を脱しつつあったのだ
景気にも明るさがでてきたころだったのだ
ITバブルの萌芽はこの頃だ
4月には六本木ヒルズも開業した
お台場にも本作のように商業施設も次々に出来てきて、少しずつ賑やかにもなってきた頃だったのだ
本作にも登場するお台場の大江戸温泉もこの年の3月に出来たばかりだったのだ
つまりバブル崩壊が、遂に終わった
ようやく新しい日本が焼け野原になった後の空き地に新しいビルとして立ち始めたのだ
本作はその物語だ
湾岸の開発がようや進み始めた
できつつある街並みは、従来の東京の街並みとは違う21世紀的な近代的なガラスと金属の超高層ビルの街なのだ
まだまだ空き地はある
しかし21世紀は幕を開けたばかりだ
老害化した団塊世代がはびこり、たたきあげのの名人芸を持つ職人はその技術の伝承をする相手もなく現場から去りつつある
しかし、散々苦労してきて経験を積んだバブル世代の先輩達や、彼らを目をかけて引き上げてくれているその上の尊敬する年長者がいるのだ
就職氷河期世代は、1997年頃から2002年頃にかけて極端な就職難になってできた世代だ
多くが非正規に流れていった
しかし本作をみればどうだ
バブル崩壊は終わった!
これからは君達の時代だ
先輩達は君達がここに来るのを待っている!
君達の活躍する舞台はここだ!
こういうメッセージがキラキラと輝いている
明日への夢がある
今は非正規であっても近い将来、自分にも未来は開けるのだ
そんな高揚とした気分になれるのだ
それが本作が空前の大ヒットに押し上げたのだと思う
そして17年の歳月が過ぎた
現実はどうなったのか答えは出ている
確かにその方向に日本は進みつつあった
しかしそれは幻だった
4年後リーマンショックが襲う
瞬間冷凍されたかのように日本経済は凍ってしまったのだ
そして10年、ようやくそこからも回復しつつあった
なのに、またコロナウイルス禍だ
青島はもう53歳だ
本作劇中の室井さんより年長者になっている
室井さんはもうすぐ定年だろう
スリーアミーゴスはもう数年前に定年していない
青島は和久さんの「正しいことをやりたければ偉くなれ」の言葉を守って昇進試験も頑張っているだろうが良くて署長が精一杯だろう
所轄の課長止まりかも知れない
真下はとんでもなく出世しているかも知れない
それこそ話題の内閣府とかに出向しているかも知れない
では、本作で未来の明るい夢を見た氷河期世代は、いまどのように暮らしているのだろう
彼らは本作の青島の年齢ぐらいだ
もちろん氷河期世代の刑事だっているだろう
一般人はそれとは全く無関係に、仕事場とアパートの往復だけの単調な毎日を過ごす氷河期世代が大多数だろう
未だに非正規のままでいる人も多いだろう
結婚も出来ないままかも知れない
あの時、本作を観た夢はどこにいったのだろう?
ポストコロナウイルス禍の湾岸署の物語は一体何がテーマになるのだろう?
とてもそれを観たい
待ち遠しい
BSフジ放送版を鑑賞。 初めて見ました踊る大捜査線。こんなチャラけ...
BSフジ放送版を鑑賞。
初めて見ました踊る大捜査線。こんなチャラけたドラマだったんですね。なぜかキムタクと織田裕二のドラマは見る気が起こりません、不思議。
最初の方はこんないちびった警察あるか!くだらんと思いながら見ていたが、終盤はちょっと面白くなった。
いかりや長さんが懐かしかった。高嶋ちさ子が出てて笑った。真矢みきがあまりにかわいそう。織田裕二、柳葉敏郎、仲良しに見えるのだが(笑)そういや最近二人ともあまり見ませんね。
これが実写興行成績の第1位だったとは…驚き。
前作よりもテンポが悪かった。
うーん、前作と同じスタッフが作ったものかと思うぐらいおもしろさがなくなってしまいました。前作のような目まぐるしい展開が影を潜めて、スピード感がなく、一つ一つのシーンが不必要に長いように感じた。本庁捜査のために所轄の事件を捨て置かないといけない展開に結構長い時間割いてたけど、それってもうレギュラー放送の方でやってたじゃないですか。。
音楽の使い方も前作の神がかったものからはほど遠く見ている自分のテンションとフィットしない選曲でした。新曲も多くあったけど、それらはあまり響かなかった。
ストーリーも、本筋のストーリーはまずまず面白かったけど、茶番的な展開が多くてちょっとげんなり。。脇で起きてる噛みつき事件と窃盗事件が本筋に絡んでこず、そこまで重要でなく、インパクトがある事件じゃなかったので、必要性が乏しかったかな。。そして、本部長が室井さんに変わった瞬間次々と逮捕される犯人たち。。ちょっと都合よくないですか。。?名言も、前作ほど響くものじゃなかった。。
最後の手術のための血液を求めるシーンもなんか取ってつけたような印象が。。今献血しても、それは恩田刑事の手術には使えないじゃない。。なんてな。
佐々木蔵之介さん、神木隆之介さんが端役で出てたのはビックリしました。
人気シリーズの面白さの理由は
登場人物がユニークなのがこのシリーズの面白さですね。
そしてこの映画の警察組織の面倒臭さは、どの組織にも当てはまる縮図だから誰もが共感できるのもこのシリーズの面白さではないかと思います。
いま観ても面白い
BSで放送してたので、ながら視聴。
「レインボーブリッジ、封鎖できません!」
縦割り組織の弊害を表現したこのセリフ、懐かしくも、新鮮な感じを受ける。
単品の映画として考えると、テレビシリーズと前作もあるので、登場人物のキャラ説明はかなり省かれるので、初めて観る人にはちょっと大変かもしれない。
公開は2003年なのですね。ところどころ古さはあるけど、いま観ても面白い。
基本的にくだらないネタをチョコチョコはさみながら、そのネタに絡んだ伏線を、終盤にテンポ良く回収していくところが、気持ちいい。
それでいながら、マジメなテーマも織り込んでいく。組織の正しさとその構成員の正しさ。時に自分を殺して組織を優先する息苦しさは、「働き方改革」とか言われながらお客さんへの対応に戸惑う社会人に、通じるものがあると感じた。
個と組織を両立させるマネジメントは、令和になってより求められるのかもしれないですね。
日本映画の歴史を変えたシリーズ最大ヒット作!!
何もかも凄かったです。進化し続けるお台場を見て、行きてぇと思いました❗️
それから、ユースケ演じる真下正義の演技は後の「交渉人 真下正義」に繋がるとは当時のフジテレビもやるなぁと思いました。
※あと、この映画には神木隆之介さんも出てます。
一作目より面白いかな
おもしろいしほろりとさせられる。
粗は数えきれないほどたくさんあるが。
複数の犯罪が並行するのは前作と同じ。
一番肝心な撃たれる場面が強引なのも前作同様。もうちょっと必然的にできたと思うのでそれは残念だが娯楽として割り切ればまあまあ。
犯人そっちのけで警察内部の軋轢に焦点を当てるスタイルも踏襲。
大ヒットしたらしいけどレビュー少な(笑)
おもしろい部分もあるが、全体的には つまらない
警察官が殺人事件を解決する話。特に推理やミステリーなどもなく、淡々と進む。
おもしろい部分もあるが、全体的には つまらない。ストーリーに矛盾がありすぎる。「連続サイコ殺人事件より、お財布ドロボーさんのほうが重要」という主張も、さっぱり理解できない。オマエの身内が殺されても同じことが言えるのかと聞きたい。よって感情移入も無理。どうしようもない。
まあそれでも、犯人逮捕に向けて精一杯活躍する主人公は かっこいい。それだけが長所の映画。
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