「豪華俳優陣プラスアルファ」オーシャンズ12 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
豪華俳優陣プラスアルファ
超豪華なスターが競演。今回は11人が12人になったらしい・・・宣伝によるとキャサリン・ゼタ=ジョーンズが増えたということだが・・・ユーロ・ポールの捜査官と言うじゃない・・・敵じゃん。
と、ボーっとしながら鑑賞していると、「もしかして、彼女が12人目ではなく、誰か他の人間が12人目なのじゃないか?」という気がしてきたのだ。「ブルース・ウィリスも出てくるらしいし、ひょっとして彼が?」とか、「アンディ・ガルシアがオーシャン側に寝返ったり?」とか、「ライバルとなるヴァンサン・カッセルと共同戦線を組む?」とか、「ゼタ=ジョーンズの親も怪しい」とか、「結局はジュリア・ロバーツが仲間になる?」などと考えながら観ていた。一番面白いパターンとしてケイシー・アフレックの実兄ベン・アフレックが登場することを期待しながら・・・
そんなこんなで結局は大スターたちの饗宴に他ならなかった続編となりました(ほとんど前作の同窓会)。『ソラリス』やら『フル・フロンタル』やらのイマイチの映画が続いたソダーバイク監督の悪い面が出てしまったような気がします。この手の映画はハリウッド娯楽作品に徹して、痛快なアクション映画にしなければダメなんでしょうね。はっきり言って、プロモーションに来た3人の俳優の会話の方が面白い!
それでも、後半には笑えるシーンを連発してくれて楽しませてくれました。この映画がつまらなくなるところを救ってくれたのはブルース・ウィリスでしょう。酔っ払ったオッチャンといった雰囲気の大スターですもん。そう言えば、シリアスな若手出演者に比べてオッチャンパワーが頑張った映画だったのかもしれません。「50に見えるかどうか」をやたらと気にしているジョージ・クルーニーも愛くるしかったです。
【2005年1月映画館にて】