劇場公開日 2004年1月10日

「言葉、表情、態度に現れる微妙なコミュニケーションが、この映画の見どころかもしれない。」ミスティック・リバー kthykさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0言葉、表情、態度に現れる微妙なコミュニケーションが、この映画の見どころかもしれない。

2015年1月30日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

悲しい

知的

舞台はボストン郊外。
都市と田園が混在した郊外は、いまや世界中どこも、日常世界のトラブルの温床。
長年共に住み着いた三人の仲間の郊外の街、その街はずれで仲間の娘が殺されるというミステリー。

地味な映画だが、子供時代の友人たち各々の25年間がこのドラマの貴重な背景。
各々は今は仕事を持ち、妻に恵まれ、良き父親だ。
言葉、表情、態度に現れる微妙なコミュニケーションが、この映画の見どころかもしれない。
全米ベストセラー、デニス・ルヘインの作品をクリント・イーストウッドが映画化。
主演三人は適役揃い、じっくりとした大人っぽい、いい映画だ。

kthyk