劇場公開日 2004年1月10日

「複雑な人間模様を描く演技と演出の良さ」ミスティック・リバー Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0複雑な人間模様を描く演技と演出の良さ

2013年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

総合:75点
ストーリー: 80
キャスト: 80
演出: 75
ビジュアル: 70
音楽: 70

 派手なアクションや映像に頼るのではなく、あるいは入り組んだ謎解きをするのではなく、人間関係を正面から見つめていく。イーストウッド監督のそのようなところに好感が持てた。
 やたらと物語を白黒はっきりつけたがるハリウッド映画が多い中、ここではどうしようもない現実の解きほぐせない問題を抱えて生きていく人々、死んでしまう人々が登場する。そしてそれらを演じる役者の演技力に焦点が当たり、悲しみ・怒り・後悔・緊張が見て取れる。そのような複雑な物語をうまく演技し演出されていた。

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Cape God