劇場公開日 2004年1月10日

「運命では片付けられない運命の悪戯」ミスティック・リバー keitaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0運命では片付けられない運命の悪戯

2011年11月20日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

知的

過去に縛られた3人の心の闇との葛藤を描いた作品。
かつて幼馴染みだった拭えない過去を持つ3人の男の運命が1つの殺人事件を通して複雑に絡み合って行く様を的確な心情描写で描いている。
この映画は、「孤独」と「愛情」の本質を浮き彫りにしている。
メインの3人の演技が素晴らしくよいこととイーストウッド作品に多い静止画のような無言のカットが作品に深い余韻を与えている。
人の友情は、こんなにも脆いものなのか…
ある意味ニューシネマ的で考えさせられる作品。

keita