劇場公開日 2004年1月10日

「松本清張風社会派ミステリー」ミスティック・リバー 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5松本清張風社会派ミステリー

2022年6月13日
PCから投稿

それぞれの過去を持つ三人の幼なじみが、家族や周囲の人との様々の関係に影響を受けながら事件に巻き込まれてゆく。ほとんど松本清張の世界です。

イースト選手は、こういう少し時代遅れの価値観を持った庶民たちが図らずも事件や環境に振り回されて困惑するような脚本を淡々と重厚に撮るのが得意です。あまりユーモアはないところも清張風。

でも、あえて観客を困惑させたり、哲学チックな評価を求めるようなわざとらしい演出ではなく、わかり易く仕上げるところが大変好感持てます。

しかし、三人とも芸達者ですね。

越後屋