劇場公開日 2002年2月16日

「この映画はセクシイなナオミ・ワッツと デビッド・リンチテイストを味わうための映画だと思う。 また見たいかと聞かれれば、 何度でも見たいと答えるだろう。」マルホランド・ドライブ ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0この映画はセクシイなナオミ・ワッツと デビッド・リンチテイストを味わうための映画だと思う。 また見たいかと聞かれれば、 何度でも見たいと答えるだろう。

2025年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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動画配信で映画「マルホランド・ドライブ」を見た。

2001年製作/146分/PG12/アメリカ
原題または英題:Mulholland Drive
配給:コムストック
劇場公開日:2002年2月16日

ナオミ・ワッツ(ベティ)
ローラ・ハリング(リタ)
ジャスティン・セロー(アダム)
デビッド・リンチ監督

1990年に撮られた「ツインピークス」を当時、
tsutayaのレンタルビデオで熱心に見たものだ。

あれから35年、
この伝説の映画をやっと見る機会が来た。

深夜のマルホランド・ドライブ道路で事故が起こった。
現場から一人生き延びた女性はハリウッドまでたどり着いた。

女性が潜り込んだ家は有名な女優ルースの家だった。
ルースの姪ベティに見つかった女は「リタ」と名乗った。

女はベティに自分が事故で記憶喪失になっていると打ち明ける。
なぜだかわからないが、リタのカバンにはすごい大金と青い鍵が1本ある。
ベティはリタの失った記憶を取り戻すことに協力しようとする。

殺し屋がアパートで男を殺すと、
いろんな失敗が重なって連鎖的に死体が増えていく。

カフェでは男が夢に見た話をする。
カフェの裏に回ると不気味なモンスターぽい男がいる。

映画監督がマフィアのような男たちに主演女優の交代を強要される。

監督が家に帰ると妻が浮気していて、
監督は浮気相手の男に殴られる。
理不尽過ぎてムズムズしてくる。

家に帰れない監督はクレジットカードが使えなくなり、
何処に逃げても追跡されている。

監督は山の頂上の牧場に来るように言われ、
カウボーイと名乗る不気味な男にいろいろ脅される。
このシーンはマジで怖い。

ベティとリタが電話帳で調べた家に行ってみると、
部屋には別の女がいて、
先週部屋を交代したのだという。
その部屋に行ってみると腐敗した女の遺体がある。

謎のシーンがどんどん積み重なっていく。

146分の映画だが、
上映時間が100分を過ぎても確かなことは何もわからない。

なぜかベティのカバンから出てきた青い箱に、
リタが持っていた青い鍵を刺すと場面が一気に変わる。

ベティはなぜか、ダイアンという女に名前が変わっている。

ダイアンという女は例のカフェにいて、
男に殺しの依頼をしている。

なんだこれは?

またオレはデビッド・リンチに騙されているのかと
頭がグルグルしてくるが、
映画が面白くないわけではない。

この映画はセクシイなナオミ・ワッツと
デビッド・リンチテイストを味わうための映画だと思う。

また見たいかと聞かれれば、
何度でも見たいと答えるだろう。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

ドン・チャック