劇場公開日 1997年4月19日

「瑞々しき若き二人」ロミオ&ジュリエット Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5瑞々しき若き二人

2013年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

幸せ

総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 70

 言わずと知れたシェイクスピア作品を現代に移して映画化したもの。当時の修辞的な舞台用の科白を現代劇でもそのまま使う演出には、違和感を感じる人もいるであろう。もともとたいして舞台演劇のいかにも読み上げている科白回しが好きでもない自分としては、ちょっとまどろっこしいなとも感じた。でもシェイクスピアだしたまにはまあいいかと、見ていくうちにだんだんと慣れてきた。
 それにこのような耽美な世界に、若いクレア・デーンズとレオナルド・ディカプリオの二人が新鮮で瑞々しくて綺麗。確かに悲劇なのだけれど、純粋な二人が愛を貫けたことによって必ずしも悲しいとは思わず、むしろ一緒になれて美しい結末を迎えたようにも思えた。

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Cape God