ラブ・アクチュアリーのレビュー・感想・評価
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雰囲気は良いと思うが…
公開当初一度観ていたが、あまり印象に残らなかったことと、監督がリチャード・カーティスだったとあらためて知り、それでは観直そうと再鑑賞。
うーん、全体的な構成は好み系だが、やはり個人的にはいまひとつ。少々単純過ぎる印象。あまり刺さるシーンもなかったかな。共感できるストーリーがなかったからかも知れない。
とは言え、きれいな景色に懐かしい音楽、雰囲気はとても良い作品だった。
アメリカ人はクリスマスをそこまで大切にするんだ。
いろいろな愛の形がある
ほのぼのとした展開
ニューイヤーズイブより先に見るべき
毎年観賞
楽しい恋愛ストーリー
3.5
コリン・ファースのエピソードが最高でしょ。
登場人物が異常に多いラブコメディー。またもや、自分の記憶力を試されるのでは、と心して鑑賞した。しかし、これは難しい群像劇なんかじゃなく、誰でも簡単にのめり込めるストーリーだった。また、音楽がいい!ジョニー・ミッチェルの歌をもっと聴きたかったんだけどな~(青春の光と影は彼女のセルフカバーらしい。かなりジャジーに仕上がってた。)
お笑いの小ネタも満載でした。首相スピーチのハリーポッターには笑った。一番笑えるのがエルトン・ジョンネタだったのだが、彼のゲイ疑惑について知らないとダメかも・・・
アメリカ英語とイギリス映画の違いを勉強しようとシナリオ本を買ったのに・・・まったく読んでない!
【2004年2月映画館にて】
年に一度、見たくなる(笑)
こういう作品のドキドキのシーンでにやけてしまう自分が嫌になります…
様々な想いにほっこり
様々な人物の物語にほっこりできました。登場人物達がちょっとずつ繋がっているのも良かったです。
私が一番好きな話は、キーラナイトレーに想いを寄せる男性の物語。あの紙芝居形式の愛の告白!新婚の彼女の負担にならないように、ユーモアを交えながら、でも気持ちはしっかりと伝えて。少し切ない気持ちにもなるけど、優しさに溢れていて素敵でした。
楽しい歌やダンスシーンもこの映画の魅力だと思います。私の好きなシーンは以下の3つ。
1.学校でのクリスマス会
女の子がマライアキャリーの’恋人達のクリスマス’を歌うシーン。とにかく見ていて楽しいです。みんなで歌って踊って、クリスマスのワクワクが止まりません。
2.キーラナイトレーの結婚式
花嫁にサプライズで’All you need is love’を歌うシーン。客席のあちこちから色んな楽器が現れて新郎新婦を祝福する心温まる場面です。
3.ヒューグラントのダンス
首相官邸内で一人ノリノリで踊り始めるヒューグラント。初めは控えめだけど徐々にダンスがキレッキレに。最後秘書に見られて恥ずかしがる姿が可愛らしいです。
楽しかった〜
飛躍した現実
映画を愛するとは、けっこう、いいかげんな表現だと思います。
なにかのタイトル(映画、ドラマなど)を見て、救われたとか、立ち直ったとか、映画監督または俳優を志したとか、一念発起したとか──作品が人生の重大なきっかけになったことを、著名人が述懐することがありますが、わたしはそれらに懐疑的です。
むろん他人様のことですから、ほっとけよ──という話ですが、エンタメを見たことで、人生に対して、または自らの人間性について、ドラスティックな改革がおこったというのは、おそらく映えを狙った発言か、ポジショントークか、あるいは人生の岐路と作品がたまたま同時期にあっただけ、であろうと推察しています。
複合的な理由のひとつになり得ても、それが人生を方向性を決めたとは思いません。
──なんとなくそう思っているという軽い話です。
──作品によって生まれ変わったと主張する人を否定はしません。
新型コロナウィルス。
それによって、生活基盤が失われているとき、わたしたちが「愛している」と豪語してきた映画(もしくはエンタメ、もしくは文化)が、なんの役に立つかについて、多少、考えます。
たとえば、たとえばの話ですが、梁にロープをかけて、目の前に、首の入る輪っこをつくって、スツールの上に立った時点で、まわりを見回したとき、書棚の本たち、あるいは映画のDVD群が目にとまった──とします。
培ってきた文化や教養は、何だったのか──と思うんじゃないでしょうか。
ようするにいま世間的には、映画なんぞ見ているばあいではありません。ですが、もはや吹っ切れているひとも多いはずです。もうじぶんはおわこんだから、好きに生きるわという感じになっているひとも、しばし現実逃避するために、エンタメを享受しつづけるひともいるかもしれません。
映画のひとつの見方として、好きな映画を繰り返し見る──があります。わたしもそんな映画が幾つかあります。
子供は、好きな映像作品を一日中眺めていることがあります。わたしは子供がいないので子供のことを知りませんが、姪にそれを実感したことがありました。
わかりきっているのに、おもしろいということは、わかっているからおもしろい──わけです。わかっていることが、裏切らないことに繋がっているはずです。
裏切られない──これはとても好ましいエレメントです。
裏切られずに楽しいことがたくさんある。そして色々な人たちと、色々な様態があるとなればLove Actuallyに敵う映画はありません。
そもそもLove Actuallyの根底にあるのは「逃避的な飛躍」だと思いませんか?わたしは現実から逃れる目的でこの映画を繰り返し見てきた気がしています。まさに新型コロナウィルス禍下にお奨めできる最高の映画と言えるのではないでしょうか。
映画はグランドホテル形式です。映画にくわしいわけではなく、たまたま知っているに過ぎませんが、むかしグランドホテルというオールスター出演のアメリカ映画がありました。ホテルに宿泊した人々の群像劇です。それぞれ、まったく他人としてはじまり、展開のなかで、大なり小なり関わりも生まれます。
ですが、相互の関係性は小さくてもかまいません、群像劇であることが重要です。この連鎖性のある群像劇をグランドホテル形式と呼ぶのです。
ただしRichard Curtisの本作Love Actually(2003)に勝るグランドホテル形式はありません。
この映画のもっとも楽しい要素は、現実が、飛躍によって救われるというエレメントです。ありえないシチュエーションや人物像が、丁寧に描かれていることで、いわば「夢のような現実」になっていることです。悲しいエピソードもありますが、バランスとして、アクセントとして効いていると思います。
すべて好きなエピソードですが、わたしがいちばん好きなのは「性の神」コリン様が、アメリカで享受する僥倖です。
わたしたちの、ガンとして動かない、重苦しい日常が、飛躍によって救われるならば最高だと思いませんか?
Love Actuallyは2017年に、チャリティイベントRed Nose Dayに寄せたショートフィルムをつくっています。成長して凜々しくなったサムThomas Sangsterが出ていました。
新型コロナウィルスが終焉したら、その歓びをLove Actuallyの面子で、ロンドンの街並みで、つくってほしいと思う。ほんとにそれが見たい。
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