「恋愛映画の幕の内弁当。」ラブ・アクチュアリー 三遊亭大ピンチさんの映画レビュー(感想・評価)
恋愛映画の幕の内弁当。
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全てのお話が素敵すぎて突っ込みたくなるけど、それは気にせずたくさんの愛を感じる事が出来る映画です。
演者も皆良かった。今となって見れない戦わないリーアム・ニーソンが特に良かったし、キーラ・ナイトレイもカワイイし、アラン・リックマンなんて魔法使えるんじゃないかってくらい深い味が出てました。
お話として複数が同時進行するわけだけど、大きい話から小さい話がバランス良く配置されてるし、良いリズムで進んでいくので、まったく飽きる事が無い。一度は経験した事あるような”恋愛あるある”も満載で、自分の恋愛体験と照らし合わせながら見ていました。ラストはいろんな人が繋がっていく訳だけど、クリスマスの様相の町並みも相まって、本当に幸せな気分になりました。
ウェテル・イジョフォーがキーラ・ナイトレイにサイレント紙芝居で想いを伝える悲劇的な場面がオススメです。無謀な恋であるが故ずっと想いを伝えられなかった男が、諦める事で決心がつくといういわば失恋な訳だけど、その戦闘力に万来拍手。
ローワン・アトキンソンにも拍手を。いてもいなくても良かったけど、Mr.ビーンのキチガイのイメージが強い日本人としては、まともなアトキンソンが見れて嬉しく思うのではないでしょうか。
個人的な意見ではあるが、ヒュー・グラントの主役には疑問。これだけのお話と、役者を束ねる器ではないように思えるし、なんといっても映った時の支配力とうか、力が足りないような...。首相には見えないし。
よろしくおねがい申し訳!
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