「少し早いメリークリスマス」ラブ・アクチュアリー yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
少し早いメリークリスマス
今年432本目(合計1,523本目/今月(2024年12月度)11本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
クリスマスをめぐって複数のカップルの描写が続くタイプの映画です。この手の映画は最近だと新年を祝うためにやはり複数のカップルが付き合う韓国映画(シネマートでやってたっけ?)があったかなというところです。
ただこの映画の「極端な」欠点を述べれば、明らかに登場人物が多すぎ(10カップル20人は出てくる?)、実際にこの作品は古い作品でありDVD化されていますが、そのときのDVDの早期特典が「登場人物相関図」であったくらいなので(確認済み)、一度映画館で見ただけだととにかく登場人物が多くてパニックになってしまいます。それも「AさんとBさん」「CさんとDさん」…というものではなく、それに加えて「Aさんは実はDさんが好き」みたいな部分も一部混ざっているので(つまり、純粋な10カップルを描く映画ではない)、この点の混乱はまぁもう避けられず、この作品はそこをいかに理解するかという「リアルパズル状態」(IQテストとまでは言わないが)で、そこが厳しいところです。
ただ、作品についてはこうした難は抱えつつも当時の技術を最大限にいかした描写と、あとは音楽の部分で、その部分に限って言えば現在2024年のレベルでも推せるのでは…といったところです(むしろそのほうが評価できる)。
実際、映画を見る「だけ」ならVODで課金したほうが良いし、課金した上で(かなり前の作品なので)説明サイト(実際、相関図を示しているサイト等いくつかある)をみながらのほうが明らかに理解度は高い映画になりますが、それでも映画館でみる意味はあると思います。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点なし/映画館帰責事由/過去作品であればもう少し配慮は欲しかった)
実際、DVD化の時の早期購入(予約)特典が相関図でしたが、その特典の図それ自体を使うと(権利関係によっては)アウトですが、この映画が「わかりづらい」ことはこのような例があったことからも明らかで、映画館側でも別のミニパンフや最悪手書きレベルのものでも配布できなかったのかな、という気がします(多分多くの方が大半理解で詰まるのではと思います)。
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