愛についてのキンゼイ・レポートのレビュー・感想・評価
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エポックメイキング
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カップル1、女性カップル1、男性1人客が2、女性1人客が1・・・これじゃサンプルが少なすぎる!もっと調査しないと客層がつかめない!
60年代のキンゼイ・レポートは確かに様々な分野に影響を及ぼし、エポック・メイキングであったと思われる。その内容は今まで全く知らなかったし、知りたいとも思わなかった。もっと医学的な見地からのモノだとばかり思っていたし、ほとんど統計学みたいなモノだと知って愕然としてしまった。結局は、個々のセックス意識が異常ではないことを発見して安堵感を味わえるためにベストセラーになった・・・ということかもしれない。
面白かったのは、トリビア的なキンゼイの半生。彼が生物学の助教授であり、“タマバチ”という昆虫の研究を続けるという一風変わった学者であったことだ(どこまでが脚色なのかわ知らない)。タマバチを十万匹集めて、全て姿が違うことを証明するなんてすごいぞ!昆虫を集めることで『コレクター』を思い出し、『ジュラシック・パーク』を思い起こすシーンもあった・・・
保守的な風土を打ち破ったというキンゼイの功績は感じられるのですけど、あの家族の会話だけはちょっと苦手だ。それに、全て実験台という名の下にオープン過ぎる肉体関係や、愛のあるセックスと愛のないセックスを全て一緒にしてしまってることなど(オチはありますが)。人間も動物も同一視してることには共感は得られませんでした。
これ以上書くと、自分の性癖がバレてしまいそうなのでやめておきます。とにかく、レインコートは忘れずに・・・ジョンもピーターもディックもよく頑張ったね。
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