グラン・プリ

劇場公開日:

解説・あらすじ

アメリカ人F1レーサーのピートはモナコで開催されたグランプリ・レースでライバルのサルティに敗退。イギリス人選手のスコットも大怪我を負う。各国を転戦するレーサーたちは常に危険と隣り合わせで、その結婚生活にも支障が生じていた。一方、ピートは敗退が原因でチームを追われることに。やがて彼は日本人・矢村のチームに加わり、勝ち進んでいくが……。国際的なキャストを揃え、大迫力の映像で描かれるカーレース映画。

1966年製作/179分/アメリカ
原題または英題:Grand Prix
劇場公開日:1967年2月1日

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映画レビュー

4.5何で誰も言及していないんだろう

2025年3月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

知的

レースシーンの迫力が素晴らしい。製作年を考えると驚きだ。
その後のレース映画のお手本になっていることは確かだ。また何百と作られた各年代のレースゲームにもマシン映像の表現の仕方などその影響は計り知れない。
60年代のF1マシンが見惚れるほどカッコイイ。そして三船敏郎がカッコイイ、外国人がカッコイイというサムライイングリッシュとは三船の話す英語が1番最初だったんだ。
さらにイブモンタンがメチャクチャ渋い!出てくる女優も綺麗。
そして忘れてはいけないのが、その後F1界を席巻することになるホンダの台頭を予見している点も特筆される。
時代のせいだが、パッパカパーみたいな能天気な音楽はさすがに古臭い、レースにつきものの死の恐怖や悲しみとあまりに相容れないのでさめてしまう。その点ではバカっぽい音楽を一切かけず悲しみと微かな希望を表現した「栄光のル・マン」に劣る。
いかりや長介みたいな顔したジェームスガーナーに主人公はキツイ。「大脱走」の時ぐらいの役なら好感が持てる俳優。
出演オファーを断ったスティーブマックイーンかポールニューマンが主役だったら、現代でも語り継がれる名作になっただろう。
ところで、映画を見ていて分かったことだが、ラストレースのイタリアGP。ここでの一連のシーンはまるっきり「スターウォーズ エピソード1」のポッドレースでジョージルーカスがパクっているが、ネット上で探してもそのような話が出てこない。なぜ誰もそのことに言及していないんだろう。モロなんだけど……

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ブロディー署長

5.0さようならフランソワーズ、綺麗なおねえさん.....

2024年6月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:その他、映画館、TV地上波

1972年6月のリバイバル公開時に、テアトル東京のシネラマ・スクリーンの巨大画面で鑑賞した思い出のある映画。
『大脱走』以来、大好きだったジェームズ・ガーナー氏の主演という事で是非観たいと思った作品だったので、父にせがんで当時は珍しかった全席指定のテアトル東京で前売り券を買ってきてもらって観る事が叶った作品。
子供心に、初体験のシネラマのその圧倒的な迫力に度肝を抜かれた。
当時のMGM映画の誇る70mm巨編、それも国際的各国スター総出演という趣向の、シネラマ・シアターでの上映を前提に撮影が行われた“超大作”映画の一本なのである。

まさに”眼前に迫る”フォーミュラー・マシンのタイヤは、驚異的な迫力であり、シネラマ・シアターの超立体音響(当時は70mmフィルムのアナログ磁気トラック6chなどをそう呼んでいた)の臨場感は未体験ゾーンというに相応しかった。

このような映画体験をしてしまい、以降これが基準値みたいになってしまうと、その後並大抵な映画、通常の劇場では中々満足出来なくなってしまうという、罪深さも思い知る事となった。

この映画により、その後に繋がるいろいろな事や人を知った。
監督のジョン・フランケンハイマー
音楽のモーリス・ジャール
出演のイヴ・モンタン、三船敏郎、エヴァ・マリー・セイント、アドルフォ・チェリ、アントニオ・サバトと、そしてその恋人役のフランソワーズ・アルディ....

同様に子供心に、フランソワーズ・アルディのその端正な美しさというか、その姿がとても印象深かった。
極端に着飾ったり、印象の強い個性的な化粧だったりするわけでも無い、まるで普段着のような(当然違うが)シンプルなスタイルの、それでいてあの綺麗なおねえさんぶり。
それほど出演時間が長いわけでもなかったにも関わらずとても気になった。
映画を観ていて、出演の女優さんに興味を持ったのはこの時が初めてだったかも知れない。
そしてその後それ以降に、他にはそれ程気になったりするような事って無かったと思える。
もちろん、この映画で初めてその存在を知り、パンフレットで名前や、フランス人であることなどを知っることが出来たわけである。
今のように情報源が容易く得られる時代では無いので、それが唯一無二となった。
(随分後になって、日本でちょっとしたブームっぽい現象が起こったが、その時は歌の方で。)

1944年1月生まれなので、私などよりもひとまわり以上は歳が上なわけだが、1966年制作の作品だから当時若干22歳という若さだったわけである。
登場する俳優(特に女優)の顔ぶれの中でも極めて若く、身近に感じたという事もあったかも知れない。
1972年6月のリバイバル公開時点では、それでもまだ28歳という事になる....

それがほんのつい先日、2024年6月11日に亡くなったという情報が伝ってきた、本年で丁度80歳を迎えられたところだった事になる。
日本の主だったメディアは、ネットのニュースも含め、殆ど取り上げていなかったように思えた。

自分の中の何かが、また一つ終わりを告げたように思えた。
さようならフランソワーズ、永遠の綺麗なおねえさん.....

追記

因みに、この映画の音楽担当モーリス・ジャール氏もまたフランス人であり、ヨーロッパ的なテイストにボサノバも取り入れたサウンドも洒落ていて、人生の中のごく初期に買った豪華ジャケットの国内盤サウンド・トラックLPの一枚で、とても愛聴したものだった。

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アンディ・ロビンソン

5.0レース映画の最高峰の一本‼️

2023年6月15日
スマートフォンから投稿

泣ける

楽しい

興奮

スティーヴ・マックィーンの「栄光のル・マン」と並ぶレース映画の最高峰‼️「栄光のル・マン」とは対照的に豪華な出演者たちが織り成す色とりどりの人間模様が見どころで、わが憧れ三船敏郎さんの存在感も抜群‼️もちろん画面分割を多用して描かれるレースシーンの迫力はホント凄いです‼️そして初見の際、タイトルデザインがあまりにもカッコいいので調べたところ、ソール・バスというヒッチコック監督の「めまい」や「北北西に進路を取れ」、「サイコ」を手掛けた人だった。納得‼️

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活動写真愛好家

3.0冒頭とラストのレースシーンはCGなどない時代の本物のど迫力。マシン...

2023年4月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

冒頭とラストのレースシーンはCGなどない時代の本物のど迫力。マシンはちょい古い(笑)
途中の人間模様が退屈。記者と不倫する奴とか、男女のもつればかり。睡魔に襲われた。なんせ長いのだ。世界の三船敏郎が出演しているのは日本人には嬉しい。
さあ、勝つのは誰だ。誰でもええけど(笑笑)

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はむひろみ