「イタ気持ち悪い」ハンニバル うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
イタ気持ち悪い
ジュリアン・ムーアとしては、なんの瑕疵もない演技を披露しているのだけど、もしこれがジョディ・フォスターでちゃんと製作されていたとしたらどうなったんだろうと思う。
クラリス・スターリング捜査官のその後を追っかけてさらなる続編が製作されたのか。シリーズは、レクターの生い立ちや、生き方を掘り下げてテレビシリーズの方向にかじを切る。
とにかく、「羊たちの沈黙」は、サイコスリラーというジャンルを立ち上げたと言っていい成功を収めたものの、この映画はおどろおどろしさと、レクター博士のキャラ立ちを確立させようとして、うまくいかなかった印象が強い。やっぱりジョディ・フォスターの存在は大きかったんだと思う。
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