グエムル 漢江の怪物のレビュー・感想・評価
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手放しで褒めるほどではないかなあ
韓国内で記録的のヒットということだったので見てみたのですが…。
んー、そうですねえ(苦笑)。部分的には「そうきたか?!」という展開もあったし、役者の演技が良かったりもするんだけど、全体としては、手放しで褒めるほどではないかなあ。
韓国のCG技術は見直しました。って、バカにしていたわけではありませんが、これまでSFっぽい作品って見たことがなかったので。
もしこれからご覧になる方がいたら、「誰が生き残るんだろう?」なんて考えながら見るといいかも。
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ポン・ジュノには要注目
「ほえる犬は噛まない」「殺人の追憶」と、作品のカラーはまったく違うのに、いずれも傑作を撮っている俊英ポン・ジュノが初めて手がけた娯楽作品。
「殺人の追憶」にあったようなスクリーン全体を覆う緊張感こそないが、アメリカ軍が産み落とした異色の怪物と、強力な武器を持った軍隊や、特殊な力を持ったヒーローではなく、怪物に娘をさらわれた一家、それもボンクラ一家の対決という構図に仕立て上げているのが、まず面白い。その絶妙の設定が後半生きてきて、思わず目頭が熱くなるのだからご立派。また、キャスティングが素晴らしい。「殺人の追憶」でも組んだソン・ガンホは別格としても、「ほえる〜」のペ・ドゥナや「殺人〜」のパク・ヘイル、そして父親役のピョン・ヒボンなど、芸達者な役者が作品を引き締めている。
怪獣ものというと、腰が引ける人もいるかもしれないが、観て損はない1本だと断言したい。それにしてもポン・ジュノの才能の行く末が恐ろしい。いや、楽しみで仕方がない。
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