グッド・ウィル・ハンティング 旅立ちのレビュー・感想・評価
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映画好きは一度は観てほしい名作
リバイバル上映にて。以前にも鑑賞済みやけど今回10年以上ぶりに再鑑賞。やはりいい映画や〜
以前見た時は教授の自己中心的な考えに腹が立ったものだが、大人になった今見てみると教授の気持ちわかるなあ。自分自身が望んでも手に入れられないものを持っているウィル。そんなウィルがなんとなく日々過ごすのを看過できない。もったいないという気持ちになるのは当然やろう。一方のショーンはウィルが自信を持てないことに気がついており自ら決定をさせることで彼自身の存在を肯定しようとする。ランボーとショーンが言い合いをするシーンは2人とも形は違えどウィルのことを考えて「真剣」に向き合っている。ジーンとくる名シーン。
そしてこの映画に欠かせないのは、チャッキーというウィルの心の友。このチャッキー、ウィルのことを一番に考えている。迎えに行った時にさよならも言わずにいなくなっててほしいなんてウィルのことを本気で考えていなければ出てこない発想。誕生日に車を送るのも粋やし、ほんまに優しいいい友だち。あらためて友だちってこういうひとのことを言うんやろうなあと思う。
いい映画は時間が経ってもいい映画。「自分が完璧じゃなくても、相手にとって完璧ならそれでいい」「君自身の話は喜んで聞こう」「互いにとって完璧かどうかは飛び込んでみないとわからない」「君は悪くない」などなど心に染みる名言がたくさん。大人になった今だからこそこの映画の言葉の重さに気がつくことができた。これだから映画を観るのはやめられない!
教授の絶望
だいたい、数学者という人達は世界で最も頭のよい集団の1つだ。その中でもフィールズ賞をとる人なんて、毎年受賞者がいるノーベル賞とは比べ物にならないくらいの地球上での最高の頭脳の1人だ。その彼が(というかその彼だからこそわかる)我と彼の才能の差に気づいた時の彼の絶望感は察するに余りある。
(映画の中でのマット・デイモンはそこまでの天才には見えなかったのは少し残念)
フィールズ賞受賞者の広中平祐さんが、一般の人向けの講演で、「自分は頭が悪かったから、知識と経験と努力でそれを補った」と言っていた。謙遜とかではなく、真に広中さんが感じたことなのだろう。(実際に、彼が受賞したのは、ギリギリの39歳だし、本音なのだろうと思う)
ただ彼の言葉に悲壮感はなく、(もちろん時間が解決してくれた面も多少はあるのかもしれないが)、この映画の教授の姿とは随分差を感じた。
広中さんは、私たち普通の人間とは脳みその仕組みの違う生き物と言ってよい存在である。その天才達の中でも、才能の差というのはあるというのが、おもしろい。
数学者の人達はこの映画を見て、どんなことを感じるのだろう。
各キャストの演技が光る!
何度か見た映画ではあるが久しぶりに鑑賞。
ロビン・ウィリアムズ扮するカウンセラーの先生が主人公に対して言葉の節々に優しさや愛情、時に芯を食った事を言うので衝突が発生してしまうがそれも本気で向き合っているからこそ。
各キャストに個性があって要所で良い味を出している。
人に向き合う事の大切さを教えてくれてまた何年か後に鑑賞したくなるそんな作品です。
キャストが最高
何度か見ながら、やはり飽きない
今回、マット・デイモンがハーバードに在学していた、めっちゃ頭のいい人だと知って、更に驚いた
いやいや、宿題で書いた脚本を幼馴染と書き上げて
映画にしようと、まだまだ実績のない
若い役者2人が脚本賞て、普通に凄ない?!
ロビン・ウィリアムズも、めっちゃ好き!
アカデミー賞の司会やった時もめっちゃ好き!
貧民街で、仲間達と好き勝手②暮らし
その日暮らしの様な低所得者として
清掃員をしながら
けれど、知識を蓄える事と、それを実証する
欲求には抗えず、自分を持て余す20歳の青年
惹かれた女性との関係を築きたいと思いながら
愛を受け入れる事に臆病で、抜け出せない
全てが薄っぺらで、未来を構築する事を
思い描く事が出来ずに、反発と言葉の武装で
何もかもから目を背けて、自分にとって
一番楽な生き方を変える事が出来ない
ストーリーの全てから
自分を解放したい欲求が溢れ出ている感じ
一つ一つの言葉を拾い上げで、玉葱の皮を剥くように
ショーンが手を差し伸べて行く
そして、ダラダラとたむろっていただけと
見えていた親友が、そっと、けど真剣に誠実に
背中を押して、彼の人生は変わっていく
いやー本当に、いい俳優がてんこ盛り
型にはまった仕事では、ウィルの人生は
きっと飛躍しなかったと思う
すげー仕事して欲しい!!
みんな、見てなかったら見てほしい
人生の名言集
当時ほとんど無名だった若手俳優2人がアメリカの主要映画賞で脚本賞を2つ獲得した作品。
本当に脚本が良くて、「名言」と言えるような台詞がいくつも、自然に、さりげなく出てくる。
「君は完璧じゃない。女の子も完璧じゃない。でも問題はお互いにとって完璧かどうか」
「君は何を聞いても、ああ言えばこう言う。でも「自分が何をしたいのか」 という簡単な質問に答えられない」
「お前は宝くじの当たり券を持ってるのに、それを現金化する度胸がない。皆が欲しがってるのに、それを無駄にするなんて許せない」
コンフォート・ゾーンから出られないウィル。彼の特異な過去と才能がそうさせているということを描きたいのではない。これは私たち皆に当てはまる話だと気づかされる。
共に脚本を仕上げたマット・デイモンとベン・アフレックは自然体の演技も清々しい。
しかし、この作品でもっとも演技が光っていると思うのは、ロビン・ウィリアムズ。辛い過去を背負った聡明で落ち着いた精神科医。知性とユーモアと、懐の深い人間味が全身から滲み出る。
そして、ウィル(マット・デイモン)とショーン(ロビン・ウィリアムズ)のセラピータイムが週1回、きっかり1時間なのがいい。回を重ねる度に段階を追って2人がわかり合っていく様子が見て取れる。ダラダラしないのが作品にリズムを与えていると思った。
この映画の珠玉の名言たちは、これからも色あせることなく、人々の心に光をあてつづけるだろう。人生の名言集のような映画。
彼は何者になるのか
この物語の主人公はこれからどうなっていくのだろう
そう思わせ続けた映画、
周りからの愛情をけむに巻く、
彼の行動は頭の良さゆえになのかと、思い続けさせたが、
ストーリとともに紐解かれていき
最後は彼の心の奥にいた、純真な少年を救うことができた。
複雑なキャラクターゆえに、解決に時間がかかった
彼の複雑さゆえにそれを紐解く過程で、
周囲の大人も彼を通し、変化してゆく、良い方向へ
周りの愛情を受け入れ、
変わることを恐れなくなった彼は初めて街をでていく…
結局、彼は何物にもならなかった
でもそれがよかったのだと思う
彼の向かう車の先には、素敵な未来が待っているのだろうと想像させるから
主要なキャラクターに嫌な人間が一人もいない。
互いが互いを思いやりあっている、素敵な映画だったと思う。
残念だった点が1つあり、
私は日本語吹き替えで見たのですが、
主人公の親友がラストのパートで、
主人公が突然家からいなくなっているのを見て、さわやかな顔をしており
「?」となった
嫌な予感がして、親友と主人公が最後に会話していたシーンを
もう一度字幕で見てみたら、全然ニュアンスが違う言葉になっており、
字幕版を見て親友の優しさを理解した。
最後友人が全員嬉しそうなところが素晴らしい。
私の見た吹き替えが悪かったのかもしれませんが、字幕で見ることをおすすめします。
彼が天才である必要はなかった
常人離れした頭脳で活躍する天才は他にもいる。
「プリズン・ブレイク」のマイケル・スコフィールドや、「スーツ」のマイク・ロスのように、彼らは圧倒的な頭脳で困難を次々と打開し、観る者を爽快な気持ちにさせてくれます。
けれど本作は、同じように天才の若者が主人公でありながら、問題をスマートに解決していく物語ではありません。
彼が生きていくために身につけざるを得なかった“鎧”を、少しずつ脱いでいく過程が丁寧に描かれています。
その鎧は、大人たちが彼に着せてしまったもの。だからこそ、脱がせてあげるのもまた大人の役目。
この物語の本質は、“天才”という設定そのものではなく、人生の一歩を踏み出そうとする若者に対して、大人がほんの少し手を差し伸べる——その温かさにあると思います。
膨大な台詞量だが、楽しみ方が分からなかった!!
有名作品ですが、膨大な台詞量の割に何も伝わって来ず、個人的には苦手な映画でした。無駄に下ネタも多いです。
透明感のある映像をもって爽快に綴られる青年から大人への道程
感想メモ
素晴らしい、ありがとう
…戦争の話になればシェイクスピアを引用するだろう、だが本当の戦争を?自分の手の中で友を引き取る悲しみを知っているか?愛の話になれば愛の詩を、だが本当に愛した女を見たことがある?目で全てを語っている…
えーこの中盤の公園でのセリフ好きすぎる、表情演技も素晴らしい
君たちはパーフェクトには程遠い、しかし大事なことは互いにとってパーフェクトな存在であるかどうか
カウンセラーの先生の愛と優しさに泣ける
死んだ妻が自分のオナラで起きた話、2人とも笑っているのに何故だか泣けてくる
親友だから言うが、お前が大人になってまだここに住んでいたらぶん殴る、みんなが欲しいと思っている才能を持っているのに、それを無駄にするなんて許さない
数学の先生の心痛い、自分が何年もかけて証明してきた事をポッと出の青年にやってのけられ、先生がこんな事もわからないのがもどかしいと言われる
その人の生き方だからその人が決めるのが正しいのだけれど、こんな非凡な才能持ってて、いやその才能を活かす職には就きません、って言ってるの見ると他の人はもったいない!と思うよねー、専門家なら尚更
何年後かに見直すでしょう
やっと観られた、、、
、、、ずっと前から観たかった映画。
寒すぎて外出できないからネトフリで鑑賞。
マッドディモンがブレイクするきっかけになった作品だけど、古さを感じることなく一気に引き込まれた。
数学の天才青年の心の成長物語。
カウンセラーや友達がそっと背中を押す姿に涙が出てしまった。
華々しいばかりが成功ではない。
何を幸せと感じるか?は人それぞれ。
当たり前だけど大切なことを教えられた映画。
また時々観たい!
人のつながり
好きな映画を聞かれたら、迷わずこの作品を挙げる。それくらい「グッド・ウィル・ハンティング」が大好きだ。
主人公のウィルは天才的な頭脳を持ちながらも、幼少期の過酷な家庭環境のせいで心を閉ざし、悪友たちとつるんで騒ぐ日々を送っている。学ぶこと自体は好きなのに、不器用なため大学には進学せず、清掃員のアルバイトとして大学に潜り込んでいた。ある日、廊下に張り出された数学の難問を、いたずら半分で解いてしまう。
それを見つけた数学者ランボーは、ウィルの才能を見抜き、カウンセリングを受けさせながら一緒に数学の研究をすることを提案する。しかしウィルは心を頑なに閉ざし、紹介されるカウンセラーを片っ端からからかっては追い払ってしまう。そんな中、ランボーは旧友でカウンセラーのショーンをウィルに紹介する。
ショーンもまた、最愛の妻を亡くし、深い傷を抱えていた。初回のカウンセリングでウィルは彼の本や絵をバカにし、ショーンの怒りを買う。しかし、ショーンは冷静に考え、ウィルの未熟さを見抜くと、彼の挑発を気にしなくなる。そしてこう語りかける。
「君はミケランジェロのことを知っている。でも、それは本に書かれていることを読んだだけだろう?君自身のことなら聞きたい。君に関心があるからね。」
このシーンがとても好きだ。
僕も知識を得ることが好きだし、それを楽しんでいる。でも、本の中の世界が実際に目の前に広がる瞬間こそ、もっと楽しいと思う。だからこそ旅に出る。ガイドブックを読めば、旅先に何があるかは分かる。でも、それを自分の五感で体感することには、何にも代えがたい価値がある。
ウィルは次第にショーンに心を開き、 将来を考え始める。しかし、就職活動を進めるうちに、ふと立ち止まる。もし仕事に就けば、今のように悪友たちとバカをやる時間はなくなり、彼らと疎遠になってしまうかもしれない。それならば、一生現場仕事でも構わない、そう思っていた。
しかし、その考えを聞いた悪友のチャッキーは、こう言い放つ。
「20年後、おまえがまだここに住んでて、俺の家に来て、工事現場で働いてたらーー俺はおまえをぶっ殺してやる。脅しじゃない、本気だ。俺はいいんだ、クソみたいな仕事でも。でもおまえは違う。おまえは宝くじの当たり券を持ってるのに、それを換金する勇気がないだけだ。それを無駄にすることは、俺が許さない。」
ウィルの才能を心から信じ、その未来を大切に思うからこそ、彼は厳しい言葉を投げかけたのだ。こんな友人がいることは、どれだけ幸運なことだろう。
最近は、こうした言葉をかけてくれる人が少なくなったように思う。「嫌なら逃げてもいい」と、優しい言葉はあふれている。しかし、その言葉の先にある未来に、誰が責任を持ってくれるのだろうか。
だからどうした
映像表現では退屈な作品。中盤ハーバードのガールフレンドが出てくるあたりからダレる。で、結局主人公はどうなったの?内定が決まった会社を断り、自分探しの旅に出かけたの?
自分が何をしたいかわからない
教科書を丸暗記した知識で生きる天才じゃなくても、世間一般的な成功っていう教科書通りに生きてるだけの人間はたくさんいると思う。
ウィルは良い友人、彼女、理解者に出会えたから自分のやりたいことを見つけられたが、私たちはそうはいかない。
自分を曝け出してそれを受け入れてくれる人に巡り会いたい。もし出会えたら大切にしたい。もし一度得た大切な人を失ってしまったとしても、自分を曝け出し理解者を探すことを諦めない。そうしていれば自分のやりたいことがわかるのかもしれないと思った。
心暖まるヒューマンドラマ
70点
映画評価:70点
ストーリー内容は前説通り。
天才的な頭脳ってだけで、
他の青少年と変わらない主人公を
特別視する教授と、
特別視しない教授とで綱引きをする。
そこで一視聴者である私は
この青年の等身大の悩みを目撃します。
この青年が個性だと思っているものは
ただのハリボテ。ただの隠れ蓑。
皆さんもそうでしたよね?
少し良く見せたい、誰にも裏切られたくない
だから嘘ついたり、気を引いたり
しましたよね?
この天才青年だって同じです。
自身の立ち位置を守る為だけに知識をつけ、
喧嘩をし、講釈をたれます。
でも、別に周りの歩幅に合わせて
協調しなくたって良いんですよね。
ちゃんと周りを考えてあげて、
信頼出来る人さえ見つければ
それだけで羽ばたけるんですよね。
そこが初めて個性に繋がるんですよね。
私はこの作品を通して、
改めてそれを再認識しました。
今のご時世、
みんな一生懸命働いて(仕事や勉強や家事や子育て等)四苦八苦していると思いますが、
そういう人こそ、この作品を観て下さい。
ゆっくり自分を見つめ直して下さい。
そして自分を褒めて、周りに感謝してあげて
ハリボテじゃなく、個性出していきましょ!
【2024.7.7観賞】
題名も捻るね〜
この名作を今まで鑑賞しなかったのは、これ以上の良作に出会えなくなるのが怖かったから。でも鑑賞したらイメージしてた内容と違い、違う意味で驚きと感動に満ちていた自分に出会えた。鑑賞中、嫁さんが後ろに居て本を読んでいたので、泣くのが恥ずかしくて我慢したが、やっぱりちょっと泣いちゃった。心の傷を曝け出す事は、並大抵の事じゃない。親友にも愛を感じた彼女にも言えなかった傷を、ショーンに言えたのは同じ心の傷を持った信頼出来る先生だったから?それとも、どんな時も心から味方になってくれた先生だったから?天才の考えは解らないままだが、人の温もりと優しさに触れた事で、過去の傷を払拭出来たのかな?それだったら嬉しいね
正直、胸の内を明かせないままサクセスして、失敗と裏切りでショーンの元に戻る〜そこから本当の絆を築き更生して行く〜みたいなストーリーだと思ってた分、最後まで心の傷を曝け出す事に重きを置いた内容でびっくりしたかな。心理学的な内容をここまで掘り下げたストーリーが、ここまで評価されてる事にも驚いたね。感動や涙無しでは観れない映画にも全く反応しない方々には、あくびの出る内容でしょう笑
それにしてもキャストも凄かったね当時としては。ベンが特に良かった
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