グッド・ウィル・ハンティング 旅立ちのレビュー・感想・評価
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若き日のマット・デイモンの繊細な眼差しがたまらない
ずっと気になっていた映画。アンコール上映に飛びつきました。
2時間超えの対策ですが、全く長さを感じさせません。
登場人物全員がちょっと出来すぎに良い人なのがおとぎ話的ではありますがそれもまた一興。
見いだされた不遇の天才がテーマかと思っていましたがちょっと違っていました。
若者も、昔若者だった人たちも、それぞれに望んだものがあり、当然全てを手に入れられる訳もなく、なんとか現状と折り合いをつけている。
ラスト近くのベン・アフレックとマット・デイモンが車の前で交わす会話には涙が溢れます。
いかに辛くても自分のしたいこと、行きたい道を迷わず選んだスカイラーの格好いい事!
それが触媒となったように、終盤は様々な人々の人生が再び転がり始めます。
君のしたいことは何だ
君は少しも悪くない
ラストの選択は、長い煩悶を観てきた観客に爽快なカタルシスを感じさせます。
ところで、ジェリーの助手のトム。
彼がなりたかったのは何なのだろう!?
ないものねだり
チャッキー、いい友達だ マットデイモンが制作もしていることは知らな...
チャッキー、いい友達だ
マットデイモンが制作もしていることは知らなかった
もしあの頃見ていたら完全スルーしそうな、
その後身につけた知識がいくつもあった
あの頃じゃなく今これを初めて見て、
良かったと思う
ロビンウィリアムズもいなくなっちゃったし、
そんな意味でも感慨深かった
い〜〜〜〜〜い映画だ〜
映画好きは一度は観てほしい名作
リバイバル上映にて。以前にも鑑賞済みやけど今回10年以上ぶりに再鑑賞。やはりいい映画や〜
以前見た時は教授の自己中心的な考えに腹が立ったものだが、大人になった今見てみると教授の気持ちわかるなあ。自分自身が望んでも手に入れられないものを持っているウィル。そんなウィルがなんとなく日々過ごすのを看過できない。もったいないという気持ちになるのは当然やろう。一方のショーンはウィルが自信を持てないことに気がついており自ら決定をさせることで彼自身の存在を肯定しようとする。ランボーとショーンが言い合いをするシーンは2人とも形は違えどウィルのことを考えて「真剣」に向き合っている。ジーンとくる名シーン。
そしてこの映画に欠かせないのは、チャッキーというウィルの心の友。このチャッキー、ウィルのことを一番に考えている。迎えに行った時にさよならも言わずにいなくなっててほしいなんてウィルのことを本気で考えていなければ出てこない発想。誕生日に車を送るのも粋やし、ほんまに優しいいい友だち。あらためて友だちってこういうひとのことを言うんやろうなあと思う。
いい映画は時間が経ってもいい映画。「自分が完璧じゃなくても、相手にとって完璧ならそれでいい」「君自身の話は喜んで聞こう」「互いにとって完璧かどうかは飛び込んでみないとわからない」「君は悪くない」などなど心に染みる名言がたくさん。大人になった今だからこそこの映画の言葉の重さに気がつくことができた。これだから映画を観るのはやめられない!
教授の絶望
だいたい、数学者という人達は世界で最も頭のよい集団の1つだ。その中でもフィールズ賞をとる人なんて、毎年受賞者がいるノーベル賞とは比べ物にならないくらいの地球上での最高の頭脳の1人だ。その彼が(というかその彼だからこそわかる)我と彼の才能の差に気づいた時の彼の絶望感は察するに余りある。
(映画の中でのマット・デイモンはそこまでの天才には見えなかったのは少し残念)
フィールズ賞受賞者の広中平祐さんが、一般の人向けの講演で、「自分は頭が悪かったから、知識と経験と努力でそれを補った」と言っていた。謙遜とかではなく、真に広中さんが感じたことなのだろう。(実際に、彼が受賞したのは、ギリギリの39歳だし、本音なのだろうと思う)
ただ彼の言葉に悲壮感はなく、(もちろん時間が解決してくれた面も多少はあるのかもしれないが)、この映画の教授の姿とは随分差を感じた。
広中さんは、私たち普通の人間とは脳みその仕組みの違う生き物と言ってよい存在である。その天才達の中でも、才能の差というのはあるというのが、おもしろい。
数学者の人達はこの映画を見て、どんなことを感じるのだろう。
各キャストの演技が光る!
何度か見た映画ではあるが久しぶりに鑑賞。
ロビン・ウィリアムズ扮するカウンセラーの先生が主人公に対して言葉の節々に優しさや愛情、時に芯を食った事を言うので衝突が発生してしまうがそれも本気で向き合っているからこそ。
各キャストに個性があって要所で良い味を出している。
人に向き合う事の大切さを教えてくれてまた何年か後に鑑賞したくなるそんな作品です。
キャストが最高
何度か見ながら、やはり飽きない
今回、マット・デイモンがハーバードに在学していた、めっちゃ頭のいい人だと知って、更に驚いた
いやいや、宿題で書いた脚本を幼馴染と書き上げて
映画にしようと、まだまだ実績のない
若い役者2人が脚本賞て、普通に凄ない?!
ロビン・ウィリアムズも、めっちゃ好き!
アカデミー賞の司会やった時もめっちゃ好き!
貧民街で、仲間達と好き勝手②暮らし
その日暮らしの様な低所得者として
清掃員をしながら
けれど、知識を蓄える事と、それを実証する
欲求には抗えず、自分を持て余す20歳の青年
惹かれた女性との関係を築きたいと思いながら
愛を受け入れる事に臆病で、抜け出せない
全てが薄っぺらで、未来を構築する事を
思い描く事が出来ずに、反発と言葉の武装で
何もかもから目を背けて、自分にとって
一番楽な生き方を変える事が出来ない
ストーリーの全てから
自分を解放したい欲求が溢れ出ている感じ
一つ一つの言葉を拾い上げで、玉葱の皮を剥くように
ショーンが手を差し伸べて行く
そして、ダラダラとたむろっていただけと
見えていた親友が、そっと、けど真剣に誠実に
背中を押して、彼の人生は変わっていく
いやー本当に、いい俳優がてんこ盛り
型にはまった仕事では、ウィルの人生は
きっと飛躍しなかったと思う
すげー仕事して欲しい!!
みんな、見てなかったら見てほしい
人生の名言集
当時ほとんど無名だった若手俳優2人がアメリカの主要映画賞で脚本賞を2つ獲得した作品。
本当に脚本が良くて、「名言」と言えるような台詞がいくつも、自然に、さりげなく出てくる。
「君は完璧じゃない。女の子も完璧じゃない。でも問題はお互いにとって完璧かどうか」
「君は何を聞いても、ああ言えばこう言う。でも「自分が何をしたいのか」 という簡単な質問に答えられない」
「お前は宝くじの当たり券を持ってるのに、それを現金化する度胸がない。皆が欲しがってるのに、それを無駄にするなんて許せない」
コンフォート・ゾーンから出られないウィル。彼の特異な過去と才能がそうさせているということを描きたいのではない。これは私たち皆に当てはまる話だと気づかされる。
共に脚本を仕上げたマット・デイモンとベン・アフレックは自然体の演技も清々しい。
しかし、この作品でもっとも演技が光っていると思うのは、ロビン・ウィリアムズ。辛い過去を背負った聡明で落ち着いた精神科医。知性とユーモアと、懐の深い人間味が全身から滲み出る。
そして、ウィル(マット・デイモン)とショーン(ロビン・ウィリアムズ)のセラピータイムが週1回、きっかり1時間なのがいい。回を重ねる度に段階を追って2人がわかり合っていく様子が見て取れる。ダラダラしないのが作品にリズムを与えていると思った。
この映画の珠玉の名言たちは、これからも色あせることなく、人々の心に光をあてつづけるだろう。人生の名言集のような映画。
彼は何者になるのか
この物語の主人公はこれからどうなっていくのだろう
そう思わせ続けた映画、
周りからの愛情をけむに巻く、
彼の行動は頭の良さゆえになのかと、思い続けさせたが、
ストーリとともに紐解かれていき
最後は彼の心の奥にいた、純真な少年を救うことができた。
複雑なキャラクターゆえに、解決に時間がかかった
彼の複雑さゆえにそれを紐解く過程で、
周囲の大人も彼を通し、変化してゆく、良い方向へ
周りの愛情を受け入れ、
変わることを恐れなくなった彼は初めて街をでていく…
結局、彼は何物にもならなかった
でもそれがよかったのだと思う
彼の向かう車の先には、素敵な未来が待っているのだろうと想像させるから
主要なキャラクターに嫌な人間が一人もいない。
互いが互いを思いやりあっている、素敵な映画だったと思う。
残念だった点が1つあり、
私は日本語吹き替えで見たのですが、
主人公の親友がラストのパートで、
主人公が突然家からいなくなっているのを見て、さわやかな顔をしており
「?」となった
嫌な予感がして、親友と主人公が最後に会話していたシーンを
もう一度字幕で見てみたら、全然ニュアンスが違う言葉になっており、
字幕版を見て親友の優しさを理解した。
最後友人が全員嬉しそうなところが素晴らしい。
私の見た吹き替えが悪かったのかもしれませんが、字幕で見ることをおすすめします。
彼が天才である必要はなかった
常人離れした頭脳で活躍する天才は他にもいる。
「プリズン・ブレイク」のマイケル・スコフィールドや、「スーツ」のマイク・ロスのように、彼らは圧倒的な頭脳で困難を次々と打開し、観る者を爽快な気持ちにさせてくれます。
けれど本作は、同じように天才の若者が主人公でありながら、問題をスマートに解決していく物語ではありません。
彼が生きていくために身につけざるを得なかった“鎧”を、少しずつ脱いでいく過程が丁寧に描かれています。
その鎧は、大人たちが彼に着せてしまったもの。だからこそ、脱がせてあげるのもまた大人の役目。
この物語の本質は、“天才”という設定そのものではなく、人生の一歩を踏み出そうとする若者に対して、大人がほんの少し手を差し伸べる——その温かさにあると思います。
膨大な台詞量だが、楽しみ方が分からなかった!!
有名作品ですが、膨大な台詞量の割に何も伝わって来ず、個人的には苦手な映画でした。無駄に下ネタも多いです。
透明感のある映像をもって爽快に綴られる青年から大人への道程
感想メモ
素晴らしい、ありがとう
…戦争の話になればシェイクスピアを引用するだろう、だが本当の戦争を?自分の手の中で友を引き取る悲しみを知っているか?愛の話になれば愛の詩を、だが本当に愛した女を見たことがある?目で全てを語っている…
えーこの中盤の公園でのセリフ好きすぎる、表情演技も素晴らしい
君たちはパーフェクトには程遠い、しかし大事なことは互いにとってパーフェクトな存在であるかどうか
カウンセラーの先生の愛と優しさに泣ける
死んだ妻が自分のオナラで起きた話、2人とも笑っているのに何故だか泣けてくる
親友だから言うが、お前が大人になってまだここに住んでいたらぶん殴る、みんなが欲しいと思っている才能を持っているのに、それを無駄にするなんて許さない
数学の先生の心痛い、自分が何年もかけて証明してきた事をポッと出の青年にやってのけられ、先生がこんな事もわからないのがもどかしいと言われる
その人の生き方だからその人が決めるのが正しいのだけれど、こんな非凡な才能持ってて、いやその才能を活かす職には就きません、って言ってるの見ると他の人はもったいない!と思うよねー、専門家なら尚更
何年後かに見直すでしょう
やっと観られた、、、
、、、ずっと前から観たかった映画。
寒すぎて外出できないからネトフリで鑑賞。
マッドディモンがブレイクするきっかけになった作品だけど、古さを感じることなく一気に引き込まれた。
数学の天才青年の心の成長物語。
カウンセラーや友達がそっと背中を押す姿に涙が出てしまった。
華々しいばかりが成功ではない。
何を幸せと感じるか?は人それぞれ。
当たり前だけど大切なことを教えられた映画。
また時々観たい!
人のつながり
好きな映画を聞かれたら、迷わずこの作品を挙げる。それくらい「グッド・ウィル・ハンティング」が大好きだ。
主人公のウィルは天才的な頭脳を持ちながらも、幼少期の過酷な家庭環境のせいで心を閉ざし、悪友たちとつるんで騒ぐ日々を送っている。学ぶこと自体は好きなのに、不器用なため大学には進学せず、清掃員のアルバイトとして大学に潜り込んでいた。ある日、廊下に張り出された数学の難問を、いたずら半分で解いてしまう。
それを見つけた数学者ランボーは、ウィルの才能を見抜き、カウンセリングを受けさせながら一緒に数学の研究をすることを提案する。しかしウィルは心を頑なに閉ざし、紹介されるカウンセラーを片っ端からからかっては追い払ってしまう。そんな中、ランボーは旧友でカウンセラーのショーンをウィルに紹介する。
ショーンもまた、最愛の妻を亡くし、深い傷を抱えていた。初回のカウンセリングでウィルは彼の本や絵をバカにし、ショーンの怒りを買う。しかし、ショーンは冷静に考え、ウィルの未熟さを見抜くと、彼の挑発を気にしなくなる。そしてこう語りかける。
「君はミケランジェロのことを知っている。でも、それは本に書かれていることを読んだだけだろう?君自身のことなら聞きたい。君に関心があるからね。」
このシーンがとても好きだ。
僕も知識を得ることが好きだし、それを楽しんでいる。でも、本の中の世界が実際に目の前に広がる瞬間こそ、もっと楽しいと思う。だからこそ旅に出る。ガイドブックを読めば、旅先に何があるかは分かる。でも、それを自分の五感で体感することには、何にも代えがたい価値がある。
ウィルは次第にショーンに心を開き、 将来を考え始める。しかし、就職活動を進めるうちに、ふと立ち止まる。もし仕事に就けば、今のように悪友たちとバカをやる時間はなくなり、彼らと疎遠になってしまうかもしれない。それならば、一生現場仕事でも構わない、そう思っていた。
しかし、その考えを聞いた悪友のチャッキーは、こう言い放つ。
「20年後、おまえがまだここに住んでて、俺の家に来て、工事現場で働いてたらーー俺はおまえをぶっ殺してやる。脅しじゃない、本気だ。俺はいいんだ、クソみたいな仕事でも。でもおまえは違う。おまえは宝くじの当たり券を持ってるのに、それを換金する勇気がないだけだ。それを無駄にすることは、俺が許さない。」
ウィルの才能を心から信じ、その未来を大切に思うからこそ、彼は厳しい言葉を投げかけたのだ。こんな友人がいることは、どれだけ幸運なことだろう。
最近は、こうした言葉をかけてくれる人が少なくなったように思う。「嫌なら逃げてもいい」と、優しい言葉はあふれている。しかし、その言葉の先にある未来に、誰が責任を持ってくれるのだろうか。
だからどうした
映像表現では退屈な作品。中盤ハーバードのガールフレンドが出てくるあたりからダレる。で、結局主人公はどうなったの?内定が決まった会社を断り、自分探しの旅に出かけたの?
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