グッド・ウィル・ハンティング 旅立ちのレビュー・感想・評価
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いつも決めるのは心だから
失礼ながら、題名も聞いたことなく、なんとなく若き日のマッドデイモン(ウィル)が見れるのかーで見始めた作品。ストーリーのあらすじとかも知らなかったので、天才数学者者かとー思ってたが。
いやはや、誰にでも通ずる「一歩を踏み出す」話でした!これ、主人公に設定がもりもりなのが個人的には、スゴい効いてるなと思いました。
最初のほう、ウィルがスカッとチャラ男からヒロインを助ける(論破する)シーンがあるんですが、結局そこも同族なんですよねー知識量で上回ってるだけで
あと自分で考えて生きてると言っときながら、現状の小さな世界に閉じ籠もってしまい続けてるという。この前半のシーンが現状の問題、この映画の伝えたい部分を明示してると思いました。
そこに辛い生い立ちなどもありますが、カウンセラーの先生(ショーン)と一緒にショーン自身も色々あったのを整理しウィルとともに人生を切り開こうとしていく。
本当に素晴らしい映画です。人生は自分で選択して切り開いていくしかない、当たり前のことを言ってるのですが、あくまで細かい心理描写だけに焦点をあて中だるみもなく、映画らしい引用なども多く簡潔にまどめたキレイな作品でした。
あと、ベン・アフレックが親友でなんも機能しないのかと思ったら終盤で泣かせてきましたー
しかも、2回ね、「お前は違う」と「迎えに行ってウィルがいなくて笑う」シーン2つとも最高のシーンでした
久しぶりに見て、ホロリきたわ
今回注目というか気づきが、2点。 ①2組の親友の話。 ・青年とその親友(ベン・アフ兄貴)、青年を見つけた数学者と分析医。 ぶつかりながらも大切な友。その関係がもどかしい。 ②分析医が青年にかけた言葉たち。 ・「(大学で数式を解いたのは)本当は何かしたかのでは?」 「今の君は、当たりの宝くじを、現金化する勇気がないのと同じ」 前回見た時にツボったところで、また今回もホロり。 終わりのセリフがないシーンの、ベンアフ兄貴もジーン。 ⭐️今日のマーカーワード⭐️ 「答えは自分で探すんだ」 おまけ。 主人公の名前が、「ウイル・ハンティング」だったのね。へー。
数学の天才的才能を持つ貧しい青年が自分の殻を破って歩き出す物語。
若い頃のマット・デイモンってジャガイモタイプの青年で特に美しいとか、カッコいいとか思っていませんでしたが、20数年ぶりにこの映画を観て、マットはこんなに輝いてた青春スターだったんだね、と思いました。 ジェームズ・ディーンやリヴァー・フェニックスの デビュー当時を彷彿させる初々しさ。 この映画の脚本(マットとペン・アフレック)の素晴らしさ。 孤児で里親から暴行を受けて育ち、心の傷を負うウィル。 そしてウィルのセラピーを頼まれた心理学者のショーン (ロビン・ウィリアムズ)は愛する妻を亡くした心の傷を抱えている。 21歳のウィルはマサチューセッツ工科大の掃除の仕事をしている。 黒板に書いてあった数学の超難問の答えをウィルが解いて板書したことから、 「天才現る!!」とジェラルド教授(ステラン・スカルスガルド)の目に止まる。 教授はこの才能を埋もれさせずに伸ばしたいと考える。 この映画は名言のオンパレード。 「ウィル、きみは宝くじの当たり券を持っているのに ・・それを現金化する度胸がないんだ」 「きみは何を聞いても、ああ言えばこう言う。 ・・なのに自分が何をしたいか? ・・こんな簡単な質問に答えられない。 ・・答えを知らないんだろう」 ウィルは鬱屈、不満、反骨、コンプレックス・・・ 青春映画の要素がぎっしり詰まっている。 親友のチャッキー(ベン・アフレック)は言う。 「俺は50歳を過ぎても工事現場で働いていてもいい。 でももしお前が、20年経ってもまだここに住んでいたら、 ぶっ殺してやる」 本当に名言の宝庫です。 そして1988年の公開から26年を経てマット・デイモンは53歳。 ベン・アフレックは51歳。 2人はいまだに親友で仕事のパートナー。 ベンの監督作や2人の共演作では特に輝いて見える気がします。 ロビン・ウィリアムズが亡くなったのは本当に残念ですが、 本当に味わい深い名演でした。 ガス・ヴァン・サント監督作の中でも一番親しみやすい 感動の映画ではないでしょうか。
マット・デイモンとベン・アフレックの共同制作の脚本、才能への嫉妬
【映画製作のきっかけ】
1992年、ハーバード大学のシナリオ製作の授業で、今作のもととなる脚本をマット・デイモンが制作し、親友のベン・アフレックに見せたことから映画化に向けた脚本を共同で執筆。
【映画の主人公】
清掃員ウィルは数学が得意なだけでなく、法律も歴史も絵画も何でも知識が豊富。しかし順風満帆ではない理由があり、複雑な心境をマット・デイモン自ら演じた。
【感想】
ステラン・スカルスガルド演じる数学科教授が、ウィルと出会ってはしゃぐ姿が可愛い。権威が彼の利点でもあり弱点でもあるように感じた。
ミニー・ドライヴァー演じる女学生が、ウィルの主張を理解できて彼の弱さにも向き合う覚悟がありそうだったので切ない展開だが、未熟なウィルのほうに覚悟が無かったので良かったと思う。
ロビン・ウィリアムズ演じる心理学者が、高度なジョークを言ってウィルと笑いあっていてほほえましい。
ベン・アフレック演じるウィルの親友が、動物的な勘のとおりの展開に嬉しそうにしていて爽やかだ。
ウィルの計算式や蘊蓄など情報量が多く、全てを理解することが出来ないのが悔しいものの、才能溢れるウィルのこれからの人生に明るい希望を感じる。
「君にシスティーナ礼拝堂の匂いは語れない。」
主人公が難しい方程式が解ける理由は・・・?
先ずは落ち着こう。
・「南部の植民地主義に於ける市場経済の発展ついてどう思う」
ってハーバード大学の学生が出す質問に思えない。多分、日本なら中学二年生でも分かる。分からないのは英語だから。
・「君達が得た知識は図書館へ行って1ドル50セントで手に入る知識」
アメリカの図書館ってお金出すんだ♥
・「君にシスティーナ礼拝堂の匂いは語れない。」
つまり、何本映画を見ても「映画を作る者」の気持が分からない。って事か?確かにそれも一理ある。しかし、芸術作品は鑑賞者の為にある。駄作は駄作だと思う。要はそれを口に出せない社会が問題なのだ。
・清掃作業員に対する差別があると思うけどなぁ。
ここで語られる事は、学歴偏重型大和民族文化ならそんなに難しい話ではない。何しろ、25歳くらいまでの学歴で人生が決まるんだからね。まぁ、アメリカも同じだが。そう、清掃員はいくら映画を見ても、本を読んでも「語るべからず」なのだ。そういった社会なのだ。
・さて、数々ある数学的難問、例えば「フェルマーの定理」を、今をときめく愛の無いAIで解けそうに感じるが。さて、水の電気分解で水素を取り出す方法が模索されている。しかし、触媒となる白金が高価な金属でなので、その代替金属が模索されている。それが新しい合金の必要性に繋がる。しかし、その各々の元素の組み合せが500万通りあるらしい。それで登場したのが、愛の無いAIなんだだそうだ。一見、コンピューターの叡智が伺える様だが、組み合わを模索しているに過ぎない。つまり、所詮、01しか表現出来ないメチャクチャ軽薄な、ただの機械だ。大義名分に愛の無いAIを語るが、逆に、知識の蓄積が叡智を生むものでは無いと、この話で理解出来る。だから、解けない数学の定理はコンピューターには決して解けない。少なくとも、自発で定理を解ける訳では無い。勿論、「フェルマーの定理」は解ける。何故なら、解けた定理をコンピューターに学習させれば良いのだから。解けてない定理は絶対にコンピューターは解けない。
従って、愛の無い者が起源とした愛の無いAIが平和を創造する事は出来ないと言う事だ。
・この映画三回目のようだ。
さて、なぜ主人公が難問が溶けたか?
台本があるからたぜ♥
あの馬鹿はまた荒野を行く。
昔、敬愛する藤子不二雄F先生の異色SF短編集にそういう題名の作品がございました。そうなです。天才でも、Make money のチャンスでも立身出世もなんのことやら。あの馬鹿はアインシュタインを勝る、少なくともフィールズ賞よりも価値があるものがこの世にはあり、それを支える友がいて、それを理解する師がいるのです。算盤叩いてばかりのこのご時世にこそぜひ若い映画好きには観ていただきたい。数学の天才の藤子不二雄F先生の主人公と同じまたあの荒野へ向かって車を走らせていくのです。しかし、ベンアフレック、マッドデイモン恐るべし。
古い映画だけど、やはり良作。
PTSDを抱えた青年ウィルは超天才的な数学頭脳の持ち主。 でも彼の発する言動は人を逆撫でする様な言葉ばかりで周りでは諍いが絶えない。 そのうち彼に彼女が出来る様になるが、やはり素直になれない彼は彼女と別れてしまう。この辺りから「もっと素直になって!」「心を開いていいんだから!!」と思い始めて、終盤、ショーンに抱きついて号泣するシーンでは一緒に泣いてしまいました。やっと素直になれたウィル。 昔から聞く名作でしたが、何十年も経って今回初めて鑑賞。 この話、本当にマット・デイモンが無名の頃に描いた脚本なの?? 後で知ってもっと感動。素晴らしい作品。 見ていない人は、見た方がいい。
名言集
親友チャッキーのお言葉。
ある朝ドアをノックして、10秒待ってもお前がでてこないなら最高の瞬間だ。
お前が20年後もこんなところで働いてたら、ぶっ殺してやる
からの、ラストシーン。泣ける!
いいお友達だね。
ショーンが知識をひけらかすウィルに向けて
君のいうことは全部本に書いてあるから聞く必要はない。君の話なら聞くよ。
とのセリフもジーン…
主語が自分じゃない話ばかりするやつはダメだと、ローランドか誰かが言ってたなぁ…笑
彼だけが持つ当たりくじ
まず脚本が素晴らしいのだろう。
導入部分でウィル・ハンティングという男の魅力に取り憑かれてしまう。
スラム街出身で孤児のウィルは大学の清掃員の仕事をしているが、実は学生どころか教授を含めてもずば抜けた数学の才能を持っている。
しかし付き合う連中は気を置けないものの粗野な者ばかりで、彼自身何度も警察の世話になっている。
彼の素行の悪さと知的な言動のアンバランスさが実に面白い。
ある日、彼の才能を見抜いた数学教授のジェラルドは、更正させるために彼に心理カウンセリングを受けさせる。
もし彼が更正しなければ再び鑑別所行きとなってしまう。
しかし数学の問題を解くことには協力的なウィルだが、心理カウンセリングだけはまともに受けてくれない。
ジェラルドは最後の手段として学生時代の友人ショーンにカウンセリングを依頼する。
初めは他のカウンセラー同様に無礼な態度でショーンの内面に土足で上がりこむウィル。
しかし彼が自分と同じような心の傷と孤独を抱えていることを知ったウィルは、次第に彼と打ち解けていく。
まずこの二人のファーストコンタクトから目が離せない。
ウィルがショーンとのやり取りのどこに引っかかったのか、その言動のひとつひとつがとても興味深い。
ウィルが虚勢を張ったり、相手を突き放したりするのは、何かを恐れているからだ。
彼は愛を知らずに育った。
そして自分が類稀なる才能を持っていることを自覚しながらも、拒否されたり捨てられたりする恐れから、自分の殻を破ることが出来ない。
彼はスカイラーという魅力的な女性と恋に落ちるが、再び孤独になる不安から彼女を突き放してしまう。
ショーンは彼のそんな孤独な心に寄り添い、決して彼に何かを無理強いしようとはしない。
そこがジェラルドとの大きな違いだ。
しかしそれでもショーンはウィルに自分の殻を破るべきだと諭し続ける。
改めて他人は自分の姿を写す鏡なのだと気付かされた。
実は最愛の妻を失ったショーンもまた新たな人生を歩むことを諦め、自分の殻に閉じこもってしまった人間なのだ。
なのでこの映画で成長するのはウィルだけでなくショーンも同じだ。
そしてジェラルドも。
ウィルの親友であるチャッキーの存在もかなり大きいと思った。
彼はウィルが宝くじの当たりくじを持ちながら、それを現金に換えることを恐れていると指摘する。
彼はウィルが友人でいてくれることに喜びを感じると同時に、彼の将来のために彼が自分の前から消えてくれることを望んでもいる。
ウィルは他の人には出来ないことが出来る。
だから自分の殻を破って外の世界に飛び出すべきなのだと。
チャッキーのような男こそ本当の友人想いなのだろう。
最後にウィルが選択した道が本当に素晴らしいものなのかどうかは分からないが、彼が外の世界に踏み出したその勇気に感動させられた。
進む
Netflixで鑑賞(吹替)。
心に傷を抱えたふたりが、互いの傷を乗り越えて一歩前へ進む。助演男優賞を獲ったロビン・ウィリアムズの名演と共に、名言の数々が胸に響きました。その名言を伴う脚本を書いたマット・デイモンとベン・アフレックの才能も素晴らしい。無名に近かった若者たちの才能に世界が驚嘆し、数々の脚本賞を受賞したのも頷けるストーリーに感動させられました。
四半世紀
名作と呼ばれて四半世紀。
ようやく、である。遅っ
うん、やはり名作だな。
みんな若いな〜そして細い笑
マットも然り。
ベン・アフレック、今の半分くらいの薄さ。(体とか顔?)
今の方が好きかも。
年齢を重ねた魅力ってあるから。
でもやはりこの頃からオーラがあった。
ロビンの優しい眼差しがいい。
優しいだけじゃないが。
この人を見るたびになぜ…と切なくなる。
ハーバード民をも負かす知識量。
とはいえそれは読書によるもの。
何でもかんでも本の世界。
そこを指摘されてぐうの音も出ない。
しかし数学に関しては、なんちゃら賞を取った教授もひれ伏す才能。
その助手に至っては…いたたまれなくなりそう。
残酷だな、才能って。
雰囲気も音楽も素敵な作品だが、最後が残念。
ま、そうなって欲しくなかっただけだが。
別にカリフォルニアに行かんでも〜と。
親友がかっこよかった。 ウィルの事を思って「20年後お前がこの街に...
親友がかっこよかった。
ウィルの事を思って「20年後お前がこの街に〜」って言うシーンがかっこよすぎる。
ウィルが周りの人に愛されてるのに最後気づいてくれてよかった。
ウィルは周囲の人や自分に向き合うことを恐れている
特に心に残る映画の一つ。 主人公ウィルは、カウンセリングに来た心理学者に対して、馬鹿にした態度を取り怒らせている。ここに彼の自分を守りたいという心情が見て取れる。カウンセリングに真面目に対応すると、自分の心の内を見せなければならず、本当の自分を知られてしまう。そして自分と向き合わなければならなくなる。それが怖いのだ。それは彼の彼女との関係性からも分かる。表面的な関係性に留まり、自分の出自に触れるような、一歩踏み込んだ話題が出るとお茶を濁す。天才的な頭脳を持つのにも関わらず、特にやりたいこと、熱中できることが無いのも同様の理由があるからだと推察される。つまり、自分が本当にやりたいことについて考えてしまうと、必然的に自分という人間と向き合わざるを得なくなる。だからやりたいことについて考えないようにしており、ぶらぶらとするだけの毎日を過ごしているのだろう。 ウィルが、自分や周囲に向き合うのが怖くなったのは、彼が幼い頃に受けた虐待による心の傷が原因だ。そして、ただ一人ショーンに対しては心を開くようになったのは、彼もまた過去の出来事から心に傷を負っているからだ。 そのようなウィルの心理の描き方が秀逸な映画だった。
更正劇
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天才的な頭脳のマットだが、孤児でトラウマがあり素行不良。
暴力事件を起こしてばかりだったが、落書きで数式の証明をした。
それが教授の目に止まり、服役は免除される事となった。
但し保護観察つきでカウンセリングを受ける事が条件だった。
しかし人を見下してばかりでほとんどのカウンセラーが匙を投げる。
そして最終的にロビンが担当する事になった。
何やかんやで自分を理解しようとしたこの人には心を開いた。
相手が去って行くのが怖くて心を開かなかっただけだったのだ。
本気で自分を愛そうとしてくれる女が怖くなって捨てたのだが、
その女を追いかけてカリフォルニアかどっかに行くのだった。
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まあ全体にはおもろかったけどね。
でもどうなんやろ?あれだけ天才的な頭脳があるんやで?
普通はそれを生かしてのぼりつめようとしないか?
荒れてるんは分かるけど、仕事はしてるんやから。
落書きで数式を解くってのも、そういう気持ちがあるからちゃうの?
結局色んな人に迷惑かけながら、最後の最後まで就職しない。
うーん、そこはあんまり理解できんかったなあ。
役者がリアルに頭の良いマットだったので適役だったかな。
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