劇場公開日 1992年7月18日

紅の豚のレビュー・感想・評価

全79件中、21~40件目を表示

5.0ジブリの中でも大人な一作。 観る度に魅力が増して、幼い頃の公開当時...

2022年6月29日
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鑑賞方法:TV地上波

笑える

楽しい

ジブリの中でも大人な一作。
観る度に魅力が増して、幼い頃の公開当時よりも、大人になった今の方が作品の良さがわかり、数段おもしろく感じるようになっている。
アドリア海に映えるマルコの赤い機体。
大人の男の魅力、渋さ、カッコよさ。
カッコよさの中にも笑えるコミカルさ、その緩急のバランスがすごくいい。
出てくるピッコロ社の女性たち、元気なフィオ、ずっとマルコを待っているジーナも素敵。
観ていて気持ちがよく、ジブリの中でもかなり大好きな映画です。

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よっしー

4.0やっぱりジブリは最高だ

2022年6月10日
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細かい表現からこの世界感はジブリオンリーだよね!
最高!!
作品についての説明は自分で見て考えて気づくのが面白いよ!!

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コミコミ

5.0音楽を聴くだけで

2022年5月29日
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風情を感じる、哀愁を感じる、タバコは今でも吸いたいと思わないがタバコがカッコイイとは思う

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ミスター

4.5粋で洒落た、味わい深い大人のアニメ

2022年5月1日
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鑑賞方法:TV地上波

楽しい

幸せ

随分前に劇場鑑賞したが、超久し振りに再鑑賞。

歳を取ったせいか、当時と比べ、味わいが一段と深まった作品だった。

本作は、1920年代のイタリアが舞台であり、
往年の仏映画のような粋で洒落た雰囲気があり、大人が楽しめる作品。

力みがなく、といって、マイルド過ぎもせず、ストーリー、台詞、音楽、何をとっても程好く、落ち着いて鑑賞できる。

主人公と恋人は、人に媚びず、自分を持っている。
人生の酸いも甘いも知り尽くしている。
そんな二人のの大人の恋愛模様が格好良い。

観終わって、
宮崎駿監督作品って何故か惹かれるものがあるなって改めて実感した。

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みかずき

4.5大人のための飛行艇アニメ映画、最高傑作

2022年4月17日
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実を言うと、初めての「紅の豚」だ。
正直いちばん好きなジブリ映画と言ってもいいくらいだ。
というか、単純に好みではある。

そして既に、なんて贅沢な時間だったろうと思い馳せている。
美しい街並み、風景、それに見合う音楽。
熟した大人たちだからこその、成熟した台詞。
それらと対照的なポップな色使い。全てが完成されている…。
この作品ほど、宮崎駿の天才っぷりを感じる事のできる作品は他にないと思う。

初めの、ジーナとのシーンがかなり秀逸だった。
ふたりは旧知の関係。
だからか、事実を直接言わない。
ジーナは話す。「私の伴侶となった人は3人とも死んだの」
ここでポルコロッソは初めて知る。彼の友人が死んだのだ。
そこに被せるように名台詞をはく。
「いい奴はみんな死ぬ」
これは、友人への言葉であり、ローザへの気遣いであり、自身の哀愁を象徴した台詞だ。
さらに「この店で気に食わないことが一つだけある、あの写真だ」と話し、彼の人間だった頃の写真が写り、魔法で豚になってしまったと知る。この無駄の一切ない流れ。大人になった二人にふさわしい構成だ。

かと思えば、「今にローストポークになっちゃうから」で笑えたりするからなあ。

それと、女ばかりの職場も何だか力強くて魅力的だったな。

ただ…フィオの感じは苦手だったな。
神聖な少女が出てきて、その為に男が拳で戦うなんて必要あるんすかね。
チューとかもうアウトでしょ。

にしても、ジーナの賭けとかいう締め方だったり、ポルコロッソの表情を唯一見た人間がカーチスだったりと、最後まで洒落ていて最高でした。

「飛ばねえ豚は、ただの豚だ」
「飛んだところで、豚は豚だぜ」

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JYARI

3.5飛行艇パイロットの豚の物語

2022年2月24日
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鑑賞方法:TV地上波
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ゆっくりランナー1号(名前を11/28変更しました)

4.0飛ばねぇ豚はただの豚

2022年2月6日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

元空軍の賞金稼ぎポルコロッソは要請を受け助けに飛んだ。どうやら魔法で豚にされてしまったらしい。飛ばねぇ豚はただの豚。出会いも新鮮だったフィオの気っぷの良さに惚れ惚れしたな。森山周一郎の渋い低音と、加藤登紀子の歌が印象的だったね。

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重

3.5「中身が大事」

2022年1月29日
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鑑賞方法:TV地上波

楽しい

幸せ

日テレの昔のキャラクターの注意書きから始まる

金曜ロードショーで視聴。

宮崎駿監督原作脚本。このパンチライン

「飛ばねぇ豚はただの豚」このセリフはよーく聞いたことある。

そもそもフォルムが人間で顔だけ豚って•••
と思っていたが 中身イケメンのモテる豚だった

イタリア男性は女性に弱い。
わかる。 てか男は女に弱い

1990年代前半にしては、女性が活躍する映画。
マダムジーナがかっこいい
ピッコロはかわいい 次第に認めていくとこも良い。

イタリアの綺麗な海の景色なども出てくるので日常生活で疲れた私の体には染みる。
空を飛ぶって本当に気持ちよさそう。

コミカルなシーンもあるので全世代対象でいけると感じる。

戦争はしてはいけない 争いはよくないと宮崎駿からのメッセージが込められた作品

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幕張豊砂の弟

4.0鼻と耳

2022年1月29日
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鑑賞方法:TV地上波

ぶたになったといっても、笑うと歯並びはヒトと同じ。手足の指もヒトの形だし、目も元々の目のようなので、鼻と耳だけぶたなのね。髪の毛の後ろ、刈り上げなのは、芸が細かい。

イタリア男って、ほんと女に弱い。で、女は強い。飛行機が、そんなしぶとく強い女たちの手で作られるのは、いいね。結局、世の中の仕事は、性別で分けられるものではないのだ。向き不向きだけなのだ。

飛行機の天国。夢かうつつか、なんとも言えない美しさ。宮崎駿の飛行機愛がたっぷり入った作品。日テレ金曜ロードショーにて。

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ぷにゃぷにゃ

4.0真っ直ぐで切ない物語

2022年1月26日
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鑑賞方法:TV地上波

とてもいい雰囲気ありました。
登場人物の関係がとても良かったです。
秀作だと思います。

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tuna

5.0懐かしいが新鮮な紅の豚

2022年1月24日
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幼い頃、亡き父に連れられて映画館で鑑賞。「なんか、あやふやでつまらなかった」と父に言うと驚いた顔をして、笑いながら「まだ、早かったかな」と言われた。

何十年かぶりに娘とテレビ見て、紅の豚への印象が塗り替えられた。語るときりがないので省略。

娘は「なんで殺さないの?」と聞いてきた。最近のアニメは血みどろが多い分、更に良い味が出てるのかな。

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ケロかえる

4.0こんなに面白い映画だったんだ

2022年1月22日
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ジブリ映画の中では、それほど好きな作品ではありませんでした。トトロや魔女の宅急便とは異なり、おじさんの豚が出てくるちょっと大人な雰囲気の近寄りがたい映画という印象があったと思います。
先日録画しておいたのをなんとなく観始めたら冒頭から惹き込まれました。隠れ家的な浜辺。明るい太陽の光。陽気な海と空の色。ラジオから流れる音楽。そんな中でグテ~っと寝そべる丸っこいポルコ。中々の癒やしで思わず口元がゆるんでしまいました。
戦争や恐慌による厳しい時代背景、空賊がのさばる物騒な状況なはずなのに、それをほとんど感じさせない。間抜けな空賊や、活き活きと働く女性達からは明るく、力強く、微笑ましい雰囲気が溢れていて心が和みました。ポルコの立ち位置やジーナの魅力、二人の微妙な距離感も大人になった今だからこそ感じられるのかもしれません。

 ヒーローでも悪党でもない、どこにも属さない自由人。
 女性に弱くてキザで、ぷにぷにとした可愛らしいおじさん。
 過去の哀しみと絶望から自らに魔法をかけた世捨て人。

昔は渋いおじさんというイメージしかありませんでしたが、今になってようやくポルコの奥深さがわかってきたような気がします。

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セロファン

4.0監督の懐旧と理想、願望を描いた宮崎版「草枕」

2022年1月21日
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鑑賞方法:TV地上波

1)ストーリーの背景を掘り下げてみると
1914年に始まる第1次世界大戦の頃、マルコ・パゴット大尉はイタリア空軍のエースパイロットとして鳴らし、同僚にはピッコロ、ベルリーニらが在籍した。
戦時中ではあったが同僚ベルリーニが結婚することになり、マルコは2人の婚礼を取り持ってやる。その足でベルリーニとともに部隊に復帰して警戒飛行に出たところ、敵の戦闘機隊に遭遇。多勢に無勢で友軍機は全部撃墜され、マルコ機のみほとんど意識もないまま海面すれすれを飛行して助かる。
その間、マルコは高空に1本かかる川のような雲の中に、友軍機が1機また1機と飲み込まれていくのを目撃し、一人だけ除外された自分は死ぬまで孤独に生きろと神に宣告されたと信じる。おそらくはこの瞬間に、マルコは戦争に明け暮れる現実と決別し、ポルコ・ロッソなる豚に変身したのだった。

時は移り、1930年代後半のイタリア。米国発の恐慌は世界を覆いつくすが、ここイタリアは第1次大戦後から経済混乱が長く続いており、皮肉にも恐慌のダメージを受けない珍しい国だった。それだけ元から不況がひどかったのである。1922年に発足して20年以上続くことになるムッソリーニのファシズム政権はローマ帝国の再建を叫ぶものの、現実には国民が豊かになるチャンスは他国へ移民することくらいしかなかった。

ポルコは戦争もファシズム国家も嫌い、軍や警察からお尋ね者とされていたため、その監視の目が及ばないアドリア海の離れ小島に隠棲し、空賊を退治する賞金稼ぎとして暮らしていた。
気が向けばベルリーニと死別したジーナの経営するレストラン・バーで食事し、愛機が故障すればピッコロの父親が経営する飛行機会社に修理を依頼する。そこには同僚の娘フィオが設計主任として働いている。

2)ストーリーの骨格
1)の背景はいかにも大がかりな反戦映画でもできそうなのだが、お話しの骨格は小学生くらいの悪ガキグループの喧嘩そのものだ。
ポルコはやたら喧嘩の強い男の子A。相手方の空賊たちは、たくさんいるが皆弱っちいので徒党を組んでいる悪ガキグループB。Bは何かと自分たちの悪事の邪魔をするAが憎くてたまらず、ことあるごとに彼と喧嘩している。
そこに腕っぷしの強い男の子Cが隣町からやってきたので、Bはこれ幸いとCに頼んでAと戦わせる。一度目は幸運もありCの勝利。そこでAはリターンマッチに打って出る。
そこに悪ガキ全員のアイドルの上級生の女の子や、転校してきた可愛い下級生が絡んで、さあこの喧嘩と幼い恋愛はどうなりますか…てな内容で、まあどこにでもありそうな、いたって単純すぎるストーリー。
それを宮崎は空賊なる架空のギャング団対賞金稼ぎとの戦いに仕立て上げたのである。

3)作品の中核~宮崎監督の「草枕」
1)の反戦思想と2)のガキの喧嘩がどうつながるかといえば…実はつながらないw 宮崎監督は例によって何やら過剰に意味付与する解説を語っているが、そのどれひとつとしてピンとこない。
そこで作品から受け取る印象そのものをたどって、何が描かれているかを再構成してみると、これは全部宮崎監督の懐旧と過去から現在にわたる理想や願望そのものなのだと気づかされる。

悪ガキ連中との悪意のない喧嘩、憧れの上級生マドンナ、生意気だが可愛い下級生の女の子、格好は良くないが2人から好かれる自分、自分が教室の隅から羨望のまなざしで見ていた不良連中の恰好づけとそこから姿を変えたダンディズム、サヨク思想を通じて知った反戦思想とパルチザン、思春期に抱いた時代にあらがう夢、男の身勝手な夢を微笑みながら許してくれる優しく包容力のある女性たち、そして子供のころからずっと抱き続けた飛行の夢……これらはすべて監督の幼少期のノスタルジーであり、思春期の理想であり、現在も抱く願望ではないか。

夏目漱石は「草枕」で自分の理想郷を描いた。宮崎はここで自分の桃源郷、「草枕」を描いたのだ。反戦思想がどうしたこうしたと、ことさらしち難しそうな解説をしたがるのは、それがバレてしまっては恥ずかしいからに決まっているのである。
かなり多くの女性が本作を「バカオヤジの身勝手な妄想」と小馬鹿にするのが目に見える気もする。スマン、小生はこの妄想組の一員なのであったw
一つだけケチをつけさせてもらえば、せっかくイタリア満艦飾にしたくせに、ジーナが店で歌う曲はカンツォーネならぬシャンソンなのが、ダンディズムの風上にも置けないなぁ。

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徒然草枕

3.0アニメの映像の質とセンスはジブリの最高作‼️❓

2022年1月19日
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ただし、声優はジブリ、いや、アニメ史上最低。
ストーリーは凡作。
アニメ好きなら、音声抜きで、楽しむべし、ならば最高の動く壁画。
年配ならZARD、若いならYOASOBIを聴きながら観るべし。

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アサシン5

4.0マルコがカッコいい。

2022年1月15日
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鑑賞方法:TV地上波

悲しい

楽しい

知的

この度地上波の金曜ロードショーで観ました。色々なジブリ作品を見たが色彩配置やパースの取り方そして作家性が光る構成には頭が下がります。商品としても作品としても非常に良い出来の作品は珍しいと思います。後世にも伝えていきたい作品です。自分的には人間であった時のポルコが空の彼方に消えて逝く仲間達を無音で見送るシーンが胸打たれました。まさに空飛ぶ幽霊船。空で散って逝った仲間達に逝き遅れてしまった自分への失意!それでも死を前にして生きたい!と願ってしまう自分自信への葛藤は観ていて号泣です。その中で繰り広げられる作品は誰も死なない傷付けない観ていて安心する名作です。

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コバヤシマル

5.0ジブリ最高傑作では…

2022年1月14日
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鑑賞方法:TV地上波

渋めな作品ではあるがコミカルな場面が多いので子供から大人まで楽しめる。
作画・音楽・演出どれも見逃せない。
テンポも良く無駄なシーンがないので何度でも観たくなる。

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cure0101

5.0久しぶりに観ました。

2021年7月23日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

幸せ

10才か11才ぐらいの時から何回か観ているけど、
今回(36才)が一番、楽しめたし、グッと来たというか"グッと来っぱなし"だった気がする。

星5?足りない足りない。星100(笑)

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yolanda

4.5おっさん愛にあふれてるよな

2021年2月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

この映画を最初見た時、多分10代の頃、良さがほとんどわからなかった。
でも年を取ってから見ると、何だろうか、色々わかることが多くなった。おっさんが豚になった理由とか、いつまでも意地を張り続けることとか、そういうことが何となく理解できるようになった。人生、年を重ねないと見えないものが確かにある。大人向きの映像だったんだと、今更になって強く思う。できるなら意地を曲げてジーナと暮らせ、ポルコのおっさん。人生の残りは短い。後悔先に立たずになるぞ。などと勝手に思うアラカンの私。

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すみれ7878

5.0カッコいいとは、こういうことさ!!!

2021年1月20日
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登場する全ての人物の魅力がハンパなく良い!
ポルコはもちろん、ジーナやフィオといった女性たち、かつての戦友であるフェラーリン、敵として登場するが何とも憎めない愉快なマンマユート団などの空賊、ライバルであるカーチス。
彼らの人としての味が素晴らしく、鑑賞していると夏の空と海の暑くも爽やかな感覚を覚えます。
子どもの頃は深く理解できなかったこの作品が、大人になって再度観たときにとても刺さり感動しました。
映像も流石は宮崎駿!青い空にポツンと浮かぶサボイアS-21の赤が美しすぎる!

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シー119

5.0カッコいいとは、こういうことさ。 かつての「熱風」をもう一度!

2020年11月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

幸せ

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たなかなかなか