劇場公開日 1992年7月18日

紅の豚のレビュー・感想・評価

全95件中、1~20件目を表示

5.0大人になってから見ると、違う

2025年5月31日
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鑑賞方法:TV地上波

子どもの頃はあんまりおもしろく感じれなかったこの作品も、大人になってみると面白さがわかってくる。宮崎駿監督はこの映画を作ったことを後悔しているようなことを口にする時があるのだけど、こういう映画も世の中には必要じゃないかな。
第一次世界大戦から第二次大戦の間のきな臭い時代を舞台に、飛空艇乗りが夢を馳せることができた最後の時代をコミカルかつ、かっこよく描くこの作品、滅んでいくものへの哀悼を詰め込んだ内容と言える。ロマンは現実に滅んだかもしれないが、こうして映画の中にだけでも残っているって、それ自体が生きる希望になると思うのだ。大人にもたまにはユートピアに逃げる必要がある、現実は本当に大変だから。
実際、内容的にはことごとく男のロマンを詰め込んだような内容なのだけど、それがギリギリ気恥ずかしさを回避できているのは、主人公が豚だからだろう。人間のまま展開したら気恥ずかしすぎてダメだったと思う。

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杉本穂高

3.5世界一かっこいい豚映画NO1

2025年5月29日
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豚がこんなにカッコよくて見える映画なかなかないよ

自分のことをキムタクと勘違いしてるかのような言動
というか最後はキムタクに見えてくる

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真平

3.5わずか15ページのほんわかとした短編漫画が大人の物語として生まれ変わった

2025年5月24日
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鑑賞方法:TV地上波

笑える

楽しい

興奮

賞金稼ぎの赤い飛行艇乗りが空中海賊=空賊たちと命を賭けた壮絶な空中バトルを繰り広げる…そんな手に汗握るスリリングな物語を期待していると微妙に肩すかしを食らう(笑)。
いや、もちろんそういう空中バトルが描かれるのだけれど、全体にほんわかとした雰囲気なのである。

それもそのはず。原作の漫画がそもそもほんわかとしているのだから。

原作は宮崎駿本人による漫画「飛行艇時代」。わずか15ページの短編である。
原作の大まかな筋書きは映画とほぼ一緒。でもマンマユート団以外の空賊たちは登場しない。ジーナも登場しない。シリアスな描写も一切ない。
宮崎駿お得意の淡い水彩で、あくまで軽いノリでほんわかとした物語がユーモラスに綴られている。
だいたい主人公を豚にしてしまう時点で、ありきたりのハードボイルドやヒロイズムに対する宮崎駿のシニカルな視線が感じられる。
この「飛行艇時代」は、さすがに天才宮崎駿が描いただけのことはあり、15ページの短編ながら流行り廃りと関係なく時代を超えて読み継がれるべき傑作漫画と言える。

ただ、この15ページのほんわかとした原作そのままではさすがに長編映画にはならない。
宮崎駿はそこに原作にはなかったジーナという大人の女性を登場させ、さらにポルコ・ロッソの過去の心の傷なども描くことで、ほとんどギャグ漫画に近かった軽いノリの物語を大人の鑑賞に耐えうる長編映画に生まれ変わらせた。

この作品で描かれているのは『ルパン三世 カリオストロの城』や『天空の城ラピュタ』のような痛快冒険活劇の世界ではない。
この作品が公開されたとき宮崎駿は51歳。アニメーション映画の最前線を駆け抜けてきて、50代を迎えてこれまでの自分の仕事を少し俯瞰して見る余裕ができたのかもしれない。
だからこの作品は冒険活劇の世界にのめり込まずに一歩引いた目で俯瞰して眺めるような、そんな大人の視点で作られている。

この作品がノスタルジーに満ちているのは、宮崎駿自身が同年代の仲間たちと一緒にアニメを夢中で作った血気盛んな若い頃を懐かしんでいるせいかもしれない。
自分がこの作品を劇場で観たときは20代を迎えたばかりだった。血気盛んかどうかはともかく(笑)若者であり、賞金稼ぎの赤い飛行艇乗りの物語と聞いて、痛快冒険活劇を期待して観に行ったため、微妙に肩すかしを食らったのを今でもよく覚えている。

でも、あれから30年が過ぎて自分も宮崎駿がこの作品を作った年齢を超えてしまった。
そういう目で観ると、この作品が血気盛んな若者時代を通り過ぎてしまった大人たちに宮崎駿が贈った物語だということがよく分かる。

この作品の一種の枯れた味わいは、50歳を過ぎたおっさんにしか本当には理解できないのかもしれない(笑)。
もちろん、宮崎駿がノスタルジーに浸って枯れた作品を作り続ける大御所みたいな、そんなじじむさい人間でないことはその後の精力的な創作活動が証明している。

20代の自分はこの作品がほんわかとし過ぎていて不満があったが、50代の自分はこういうほんわかとした作品も結構イイじゃないかと思っている。たぶん年を取れば取るほど好きになるような気がするので、この作品とは一生付き合っていけるのかもしれない。

ただ、一方で傑作短編漫画である「飛行艇時代」にシリアスな大人向けの要素を付け加えたりしないで、あの軽いノリとユーモラスな雰囲気そのままに30分くらいの痛快短編アニメに仕立てた作品を観たいという気持ちもずっと自分の中にある。
この気持ちもたぶん一生続くと思う(笑)。

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盟吉津堂

3.5初めてちゃんと観ました

2025年5月17日
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楽しい

ジブリの昔からある名作なのに今の今までちゃんと観たことがなかったから、ここにきて超新鮮に映った。豚がカッコいいとかだめ
何故主人公が豚なのかは深いテーマがありそう

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柿男

4.0かっこいいとはこういう事さ…

2025年5月12日
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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)

3.0ジブリの中で一番ピンとこなかった、が…。

2025年5月11日
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楽しい

単純

幸せ

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チャン・パー

4.5姿と名前を変えて生きる男、空を飛ぶ

2025年5月11日
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楽しい

癒される

ドキドキ

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Don-chan

4.5日本国民ならもう何度も観ている作品 空賊という社会悪をコミカルでポ...

2025年5月10日
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日本国民ならもう何度も観ている作品
空賊という社会悪をコミカルでポップにジブリらしく仕上げ視聴者が不愉快にならない作りはさすが
出てくる人物誰もが個性的で魅力的
男女問わず随所で粋な台詞を言うところに痺れる
何よりポルコがカッコ良すぎ
宮崎駿、頼むこの頃の作風に戻ってくれ

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コルチゾるくん

3.5空に捧ぐ、憧れと誇り

2025年5月10日
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鑑賞方法:TV地上波

 天空に光輝く、紅の艇(ふね)。雲の海原を駆ける漢の誇りと童心。今、改めて観ると、宮崎サンの好物が詰め込まれた、お弁当みたい。ピクニックにでも、連れて行きたい気分になる映画ですね。そして、私は途方に暮れる。私のノスタルジーが、被弾した模様です。
 スクリーンでこれ観てから、何年経ったかしら。時には昔の話をしようにも、あの頃の私を思い出すのも、難しい。と言うより、思い出したくない。たださ、あの頃の私って、今の私の姿を想像していたかな。揺れている時代に、揺られ続けている私を、どう思うのかな。翔べない私の目の前で、翼に雲を曳く豚さんは、私を置き去りにしたまま、今、何処の空を飛翔している?。誇り高き豚さんは、私の憧れを、何処へ運び去った?。

 そうだね…

 翔べない私は、ただの私です。カッコ悪くても、思ってたのと違っていても、他者を傷つけることなく、(たまに、けんかしても。)誇りある生き方ができるのなら、私の心は翔べるかな。宮崎サンも、それを望んでいるのかも。

 時には、昔の話を…

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機動戦士・チャングム

5.0良すぎる〜( ; ; )みんな大好き〜( ; ; )

2025年5月9日
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ぽよのすけ

3.5当時、劇場で観た

2025年5月9日
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楽しい

ドキドキ

公開当時、映画館で観ました。
本日は金曜ロードショーにて鑑賞

結局、どんなラストなのか、良い感じにうやむやにしている。
粋だね。

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七色姫

5.0楽しんで作ってる感じ

2025年5月9日
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鑑賞方法:TV地上波

笑える

楽しい

興奮

アニメはこれですね。やっぱり。

飛行機が飛ぶ。

実写より全然いい。

これですよね。ホント。

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深町珠

5.0やっぱり素晴らしい

2025年5月9日
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鑑賞方法:TV地上波

泣ける

笑える

ドキドキ

DVDも持ってるし、録画もしてるし、当時映画館でも観たし、もう何回みたか分からないのに、今日も金ロー観てます。
先週「君たちはどう生きるか」を観た後ですが、やっぱり個人的に宮崎駿は当時の映画の方が好きです。もうストーリーも作画もどこをとってもこの映画の方がかっこいいし面白い。もうスポンサーとか一切気を使わない環境でお金かけずに作りたいもの作った方がいいものできるかも。

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こけら

5.0やっぱ傑作、やっぱり昔のジブリは面白い

2025年5月9日
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鑑賞方法:TV地上波

アメリカ野郎に撃墜されてから飛行艇直して再び飛び立つまでのくだり、やっぱいいわぁ

魔女宅、ラピュタ、ナウシカ、紅の豚
この頃のジブリはストーリーやアニメーション、音楽がいいだけで無くて迫力あるアクションシーンやユーモアに溢れていて面白かったなぁ

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たマオチ

4.5沁みた…………

2025年3月21日
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おすすめされて観たけどめっっっちゃよかった

曲もいいし歌声もいいし
空、海、飛行機、最高すぎた
名作

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ジュディス

5.0飛ばねえ豚は、ただの豚だ‼️

2025年2月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

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活動写真愛好家

5.0ジブリアニメで1番のお気に入り

2025年2月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

1992年公開作品

監督と脚本は『ルパン三世 カリオストロの城』『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便(1989)』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『崖の上のポニョ』『風立ちぬ』『君たちはどう生きるか』の宮崎駿

この作品には今の日本にはない冒険心とユーモアが詰まっている

「まごまごしてるとバアちゃんまで ついて来そうだからな」って台詞が1番好き

森山周一郎のあの独特の声で冗談まじりにボヤキを連発する
最高にいい味を出している

声の配役
元軍人で飛行艇を乗り回す賞金稼ぎで軍に戻りたくなくて自分に魔法をかけた豚人間のポルコ・ロッソに森山周一郎
ポルコの青年時代に古本新之輔
ホテル・アドリアーノを経営する未亡人で歌姫のマダム・ジーナに加藤登紀子
ピッコロのおやじの孫娘で飛行機設計技師のフィオ・ピッコロに岡村明美
ミラノの飛行艇製造会社「ピッコロ社」の社長のピッコロのおやじに桂三枝(現六代目桂文枝)
大きな赤鼻に髭面で飛行帽にゴーグルが特徴の空賊マンマユート団の首領兼空賊船ダボハゼ号船長のマンマユート・ボスに上條恒彦
空賊連合が雇った用心棒でポルコの最大のライバルとなる飛行艇乗りのドナルド・カーチスに大塚明夫
ポルコの元戦友で現在はイタリア空軍少佐のフェラーリンに稲垣雅之
バアちゃんに関弘子
写真屋に辻村真人
酔客に矢田稔

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野川新栄

3.5テレビでやっていたら見てしまう反射

2025年1月19日
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鑑賞方法:TV地上波

自分で映像を入手してまで見ようとは思わないのに、テレビ放送でやっているのを見かけると、ついそのまま最後まで見入ってしまうという、「ジブリ現象」の最たるものだと思う。

鮮やかな色使いと、見事なカメラ割り、爽快感にあふれた飛行シーン、キャラクターの魅力、いろんな要素が奇跡的にマッチして、いまだに色褪せないファンタジー映画の傑作。

宮崎映画晩年の、現実世界との破綻を取り入れていった実験作でもあると思う。

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うそつきかもめ

4.0良い

2024年9月3日
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鑑賞方法:その他

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鮫鮫鮫鮫!

3.5タイトルなし(ネタバレ)

2024年8月19日
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マサシ