紅の豚のレビュー・感想・評価
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大人になってから見ると、違う
子どもの頃はあんまりおもしろく感じれなかったこの作品も、大人になってみると面白さがわかってくる。宮崎駿監督はこの映画を作ったことを後悔しているようなことを口にする時があるのだけど、こういう映画も世の中には必要じゃないかな。
第一次世界大戦から第二次大戦の間のきな臭い時代を舞台に、飛空艇乗りが夢を馳せることができた最後の時代をコミカルかつ、かっこよく描くこの作品、滅んでいくものへの哀悼を詰め込んだ内容と言える。ロマンは現実に滅んだかもしれないが、こうして映画の中にだけでも残っているって、それ自体が生きる希望になると思うのだ。大人にもたまにはユートピアに逃げる必要がある、現実は本当に大変だから。
実際、内容的にはことごとく男のロマンを詰め込んだような内容なのだけど、それがギリギリ気恥ずかしさを回避できているのは、主人公が豚だからだろう。人間のまま展開したら気恥ずかしすぎてダメだったと思う。
【84.1】紅の豚 映画レビュー
宮崎駿監督作品『紅の豚』は、1992年に公開されたスタジオジブリ作品であり、第一次世界大戦後のアドリア海を舞台に、自由を愛し、自らを豚と化した元エースパイロット、ポルコ・ロッソの孤独と、彼を取り巻く人々の人間模様を描いた作品である。本作は、圧倒的な映像美と個人的情熱の融合により、日本アニメーション映画史における一つの頂点を極めたが、その一方で、古典的な構造の採用によって生じた批評的な課題も内包している。
1. 作品の完成度と主題の深化
本作の完成度は、極めて個人的なテーマ(飛行機への愛、イタリアへの憧憬)を、ファシズムの台頭という普遍的な時代背景に重ね合わせ、**「個人はいかにして、国家や時代の暴力から精神的な自由を維持するか」**という哲学的問いにまで昇華させた点にある。
ポルコの**「豚」という姿は、社会との関わりを拒否し、自らに課したニヒリズムの象徴である。彼は、豚となることで俗世間の「重力」から逃れ、孤独という代償を払いながら、「飛ばねぇ豚はただの豚だ」**という信条の下、空の自由を享受する。この孤独と自由の間の緊張こそが、物語の深淵な魅力を構築している。技術的な面では、飛行艇のダイナミクスと、アドリア海の光の描写は、日本アニメーションの美術水準を飛躍的に高めた、映像表現の金字塔と評される。
2. 監督・演出・編集
宮崎駿監督の演出は、細部に至るまでのリアリティ(エンジンの鼓動、水の飛沫)と、ファンタジー的な飛翔の爽快感を両立させている。編集は、物語の緩急を見事に制御し、アクション、ロマンス、そして回想シーンのメランコリーをシームレスに繋ぎ合わせている。特に、ポルコの過去のトラウマを、台詞ではなく、映像と音楽のみで表現する手法は、卓越した演出の証明である。監督は、自身が愛する飛行機とロマンティシズムを、商業的なエンターテイメントとして成立させることに成功している。
3. キャスティング・役者の演技
キャスティングは、主要キャラクターに個性の強い実力派を配することで、アニメーションキャラクターに稀有な**「大人の重み」**を与えている。
• 森山周一郎(ポルコ・ロッソ):森山の声は、ポルコの孤独な諦念と、決して失われないロマンを完璧に体現している。その低いトーンは、哲学的な皮肉とユーモアを滲ませ、主人公に抗いがたいカリスマ性を与えた。
• 加藤登紀子(マダム・ジーナ):加藤は、大人の女性の包容力と、複数の喪失を経た深い哀愁を声に込め、物語にロマンティックで現実的な基盤を提供している。
• 岡村明美(フィオ・ピッコロ):フィオの若さ、純粋さ、そして技術者としての強い意志を、岡村の溌剌とした声が鮮やかに表現し、物語に未来への希望という対立軸を打ち立てた。
• 大塚明夫(ドナルド・カーチス):ライバルのカーチスに、軽快な楽天家でありながら、誇り高き競争者という二面性を与え、物語のテンポとアクション性を高めている。
4. 脚本・ストーリーと構造的矛盾
脚本は、ポルコの自己解放という内面的なドラマを軸に、海賊との戦闘、フィオとの出会いと成長、そして決闘へと展開する。その構成は、冒険活劇として洗練されている。
しかし、この物語の核心的な課題は、「構造的な甘さ」、すなわち古典的なロマン活劇の定型化にある。特に、クライマックスにおけるフィオを賭けの対象とする展開は、フィオの自立したキャラクター設定と衝突し、前時代的なジェンダー観に甘んじるという倫理的矛盾を露呈させている。このプロットの類型性は、物語の解決を**「男たちの意地」**という単純な価値観に委ねることで、脚本の独創性を損なう要因となった。
これは、監督の**「ノスタルジー」と「現代的な倫理観」が衝突した摩擦痕であり、作品が「完璧な傑作」**の領域に到達することを阻んだ、批評的に看過できない疵である。
5. 映像・美術・音楽
美術監督・男鹿和雄による映像は、アドリア海の光と影のコントラスト、そして鮮やかな色彩によって、絵画的な美しさを極めている。飛行艇のデザインと、それが生み出す金属的な質感の描写は、メカニカルな美学を確立した。
久石譲による音楽は、イタリア風の陽気さと、ポルコの孤独を象徴するメランコリックな旋律を巧みに融合させ、作品の情緒的な深さを最大限に引き上げている。エンディングを飾る**『時には昔の話を』**(加藤登紀子)は、映画の主題を総括し、作品に温かい郷愁の余韻を与えている。
6. 受賞歴
本作は、アカデミー賞や主要な国際映画祭での受賞歴はないものの、第47回毎日映画コンクール日本映画大賞をはじめ、国内で高い評価を獲得しており、その芸術性と大衆性が広く認められている。
作品[Porco Rosso]
主演
評価対象: 森山周一郎(ポルコ・ロッソ)
適用評価点: \bm{\text{A9}}
助演
評価対象: 加藤登紀子、岡村明美、大塚明夫
適用評価点: \bm{\text{A9}, \text{B8}, \text{B8}} (平均 \bm{\approx 8.33})
脚本・ストーリー
評価対象: 宮崎駿
適用評価点: \bm{\text{B+7.5}}
撮影・映像
評価対象: 作画・撮影スタッフ
適用評価点: \bm{\text{S10}}
美術・衣装
評価対象: 男鹿和雄
適用評価点: \bm{\text{S10}}
音楽
評価対象: 久石譲
適用評価点: \bm{\text{S10}}
編集(減点)
評価対象: 瀬山武司
適用評価点: \bm{0}
監督(最終評価)
評価対象: 宮崎駿
総合スコア: [ \bm{84.06} ]
おとなのジブリ
今日(2025/09/12)、タイのバンコクでダウンロードした本作が期限切れになる為、取り急ぎ観ました。
本作はおそらくジブリ映画で最も好きな作品で、過去に何度も観たことがあり、前々から観たかったので通勤時間を利用して観ました。
なんだろうのタイプライター、懐かしいですね😊
自分に呪いをかけて豚になった激渋の飛空艇乗り、カタギ(特に幼児)に優しい空賊。酒場でゴロツキどもを手玉に取る傷心の美女。若くして才能を発揮させる設計士の小娘。いずれも魅力的で外せません。
ピッコロ一族が集う場面は、本作で最も好きかも知れません😍一人ひとりにきちんと名前を呼んで挨拶するピッコロおやじ、役割分担が完璧で作業が捗りまくるのも最高で、何よりも嬉しいのが、その中にピッコロ親父以外男がいない所です。女の可能性を感じさせる場面です👀
空中戦で、四面楚歌になり、戦友を失った時にポルコが見た夢が幻。あの場面も悲しい場面ですが、幻想的で感動します。
クライマックスに観られるアメリカ野郎と繰り広げるクールな空中戦からの低レベルな小競り合い。その後のボクシング大会。もう最高です!
ジーナの賭けはどうなったんでしょうね?😇
宮崎さんは何したかったか
今まで私が見た宮崎監督の映画の中で一番弱いと思います。
作画、音作り、音楽、ゼロから生きているような世界を現すことなど、いつも優れている部分に関して不満はいいません。しかも少年でない悲しそうな主人公で有望なスタートなのでとても期待しましたが、ストーリーがどこへも進まなくて。。。
『紅の豚』は宮崎さんの弱点をよく指示する映画です。特に主人公以外のキャラクターが全ていつもと同じ決まった性格とデザインです。例えば勇敢な美少女やうるさいが優しい団体、おばあちゃんなどなどでもう飽きてしまいました。
主人公に関しても最初の思いと最後の思いが変わらず新たな発見はありません。
しかしプロットが面白ければ文句は言わなかったかもしれません。退屈なので一時間半だけでよかったです。内容がないシーンがいっぱいで、そして内容がなくてもカッコいいセリフや素敵な雰囲気、カバーはありません。豚の代わりに人間にすれば何かが変わるでしょうか。イタリア軍という敵を外せば何かの関わりがあるでしょうか。
いい映画になる可能性はありましたが、結局もったいない気持ちが残ってしまいます。あら残念。
わずか15ページのほんわかとした短編漫画が大人の物語として生まれ変わった
賞金稼ぎの赤い飛行艇乗りが空中海賊=空賊たちと命を賭けた壮絶な空中バトルを繰り広げる…そんな手に汗握るスリリングな物語を期待していると微妙に肩すかしを食らう(笑)。
いや、もちろんそういう空中バトルが描かれるのだけれど、全体にほんわかとした雰囲気なのである。
それもそのはず。原作の漫画がそもそもほんわかとしているのだから。
原作は宮崎駿本人による漫画「飛行艇時代」。わずか15ページの短編である。
原作の大まかな筋書きは映画とほぼ一緒。でもマンマユート団以外の空賊たちは登場しない。ジーナも登場しない。シリアスな描写も一切ない。
宮崎駿お得意の淡い水彩で、あくまで軽いノリでほんわかとした物語がユーモラスに綴られている。
だいたい主人公を豚にしてしまう時点で、ありきたりのハードボイルドやヒロイズムに対する宮崎駿のシニカルな視線が感じられる。
この「飛行艇時代」は、さすがに天才宮崎駿が描いただけのことはあり、15ページの短編ながら流行り廃りと関係なく時代を超えて読み継がれるべき傑作漫画と言える。
ただ、この15ページのほんわかとした原作そのままではさすがに長編映画にはならない。
宮崎駿はそこに原作にはなかったジーナという大人の女性を登場させ、さらにポルコ・ロッソの過去の心の傷なども描くことで、ほとんどギャグ漫画に近かった軽いノリの物語を大人の鑑賞に耐えうる長編映画に生まれ変わらせた。
この作品で描かれているのは『ルパン三世 カリオストロの城』や『天空の城ラピュタ』のような痛快冒険活劇の世界ではない。
この作品が公開されたとき宮崎駿は51歳。アニメーション映画の最前線を駆け抜けてきて、50代を迎えてこれまでの自分の仕事を少し俯瞰して見る余裕ができたのかもしれない。
だからこの作品は冒険活劇の世界にのめり込まずに一歩引いた目で俯瞰して眺めるような、そんな大人の視点で作られている。
この作品がノスタルジーに満ちているのは、宮崎駿自身が同年代の仲間たちと一緒にアニメを夢中で作った血気盛んな若い頃を懐かしんでいるせいかもしれない。
自分がこの作品を劇場で観たときは20代を迎えたばかりだった。血気盛んかどうかはともかく(笑)若者であり、賞金稼ぎの赤い飛行艇乗りの物語と聞いて、痛快冒険活劇を期待して観に行ったため、微妙に肩すかしを食らったのを今でもよく覚えている。
でも、あれから30年が過ぎて自分も宮崎駿がこの作品を作った年齢を超えてしまった。
そういう目で観ると、この作品が血気盛んな若者時代を通り過ぎてしまった大人たちに宮崎駿が贈った物語だということがよく分かる。
この作品の一種の枯れた味わいは、50歳を過ぎたおっさんにしか本当には理解できないのかもしれない(笑)。
もちろん、宮崎駿がノスタルジーに浸って枯れた作品を作り続ける大御所みたいな、そんなじじむさい人間でないことはその後の精力的な創作活動が証明している。
20代の自分はこの作品がほんわかとし過ぎていて不満があったが、50代の自分はこういうほんわかとした作品も結構イイじゃないかと思っている。たぶん年を取れば取るほど好きになるような気がするので、この作品とは一生付き合っていけるのかもしれない。
ただ、一方で傑作短編漫画である「飛行艇時代」にシリアスな大人向けの要素を付け加えたりしないで、あの軽いノリとユーモラスな雰囲気そのままに30分くらいの痛快短編アニメに仕立てた作品を観たいという気持ちもずっと自分の中にある。
この気持ちもたぶん一生続くと思う(笑)。
かっこいいとはこういう事さ…
公開当時は宮崎駿監督の趣味の映画と言われ、興行的にもうひとつ振るわなかった作品だけど、個人的にはあの牧歌的な空気と何で豚になるのか?を追求せず受け入れる世界観が好き。
3年に一回位地上波で流される度に見てしまう程度に好き。
公開時も2回見に行ってしまった。
ジブリの中で一番ピンとこなかった、が…。
深読みせず素直な感想として、私のジブリ映画内での評価は低い。
男が自分に酔ってるのか?と感じた。豚のくせに。自分に酔ってる男をブタ化することによってそういうタイプの男をディスってるのか??
の割にはこの映画のファンは男が多そう…。謎すぎる。
さらに若い女の子の性格描写がうざい。設計の才能にあふれてて、危険を省みず自ら無鉄砲に飛び込み、好きなおっさんに自分からキスしたり、衒いもなくトロフィーになったり、すぐ気持ちを切り替えたり。鬱屈がないよね~若くてかわいくて才能にあふれててちやほやされてるからなのかな~。女優の卵みたい…。永野芽衣さんを思い出した。男ってこんな女の子が大好きなんだね~。すごく鬱陶しかった。
飛行機にすごさを感じない。覚せい剤とか興奮剤飲むパイロットいるらしい。そういう過酷な世界。だからこの映画を見ても共感できなかった。戦争をおとぎ話にしてる。もろもろ現実を覆い隠したふわっとしたストーリー。な・の・に、死者で作られた天の河のシーン。ここで一殺で涙腺やられる。卑怯な手。
働く女性は男よりよっぽど有能だ的ノリが全編にあるが、なら女性が紅の豚になった話にしてほしかった。
アニメ業界は実力社会だから男女平等に関しては他業界よりよっぽど進んでると思うし、アニメ映画のスタッフに数多い女性が加わっていると思う。が、しかし。(ならなぜジブリに女性監督が生まれなかったのだ!!!)
しかし!高評価の感想を読むと、それはそれで大納得した。
姿と名前を変えて生きる男、空を飛ぶ
「金曜ロードショー」の録画。
深紅の飛行艇サボイアが、ピッコロ社の女性たちによって修理される。
人物の描き方、台詞、機体などのメカ、BGM、何もかもクオリティが高い。
老若幅広く女性が沢山登場し、二人のヒロインとのプラトニックラヴがロマンティックであった。
急に泳ぎ出した理由は、おそらくオシッコ漏らしたからだと思う。
難解な雰囲氣に感じる理由は顔が豚だから。作中では詳細は説明されていないため、解釈は鑑賞者にゆだねられている。
自ら人の道から外れて無頼の道を歩むことにしたのだと思う。
ラストは秘密。公の場では言えないイケナイ関係だから。
自分なりの解釈をするのが最高の楽しみ方だと思う。
心は自由というメッセージに癒される。
日本国民ならもう何度も観ている作品 空賊という社会悪をコミカルでポ...
日本国民ならもう何度も観ている作品
空賊という社会悪をコミカルでポップにジブリらしく仕上げ視聴者が不愉快にならない作りはさすが
出てくる人物誰もが個性的で魅力的
男女問わず随所で粋な台詞を言うところに痺れる
何よりポルコがカッコ良すぎ
宮崎駿、頼むこの頃の作風に戻ってくれ
空に捧ぐ、憧れと誇り
天空に光輝く、紅の艇(ふね)。雲の海原を駆ける漢の誇りと童心。今、改めて観ると、宮崎サンの好物が詰め込まれた、お弁当みたい。ピクニックにでも、連れて行きたい気分になる映画ですね。そして、私は途方に暮れる。私のノスタルジーが、被弾した模様です。
スクリーンでこれ観てから、何年経ったかしら。時には昔の話をしようにも、あの頃の私を思い出すのも、難しい。と言うより、思い出したくない。たださ、あの頃の私って、今の私の姿を想像していたかな。揺れている時代に、揺られ続けている私を、どう思うのかな。翔べない私の目の前で、翼に雲を曳く豚さんは、私を置き去りにしたまま、今、何処の空を飛翔している?。誇り高き豚さんは、私の憧れを、何処へ運び去った?。
そうだね…
翔べない私は、ただの私です。カッコ悪くても、思ってたのと違っていても、他者を傷つけることなく、(たまに、けんかしても。)誇りある生き方ができるのなら、私の心は翔べるかな。宮崎サンも、それを望んでいるのかも。
時には、昔の話を…
良すぎる〜( ; ; )みんな大好き〜( ; ; )
初めてはじめから終わりまで視聴した。
なんて素晴らしいのだ。人生の全てが詰め込まれている。
笑いあり、涙あり、ロマンスあり、バトルあり、友情ありで盛りだくさん。
登場人物みんな愛くるしくて、ブレない芯があって凛としていてかっこよくて、面白くて・・・!どこを切り取っても最高!
舞台は世界恐慌で景気がとんでもなく悪く苦しかっただろうに、それを感じさせない、なんなら跳ね飛ばすようなポップで明るい楽しい音楽、キャラクターの前向きさが良かった。
なんと言ってもポルコがフィオに昔話を聞かせる場面がグッときた。なぜ豚なのだろう、ポルコは何を背負っているのだろう、どういった思いで空を飛び続けるのだろうといった謎が少しずつ解けてくる。
ポルコの誇りの高さとダンディズム、ジーナの凜とした強さと美しさ、フィオの天真爛漫な底抜けの明るさと愛嬌に特にずっとうっとりしていた。
生涯心に残り続けるだろうなという映画だった。
やっぱり素晴らしい
飛ばねえ豚は、ただの豚だ‼️
1920年代、アドリア海で空賊と戦う第一次大戦の生き残りの飛行艇乗り、ポルコ・ロッソの物語‼️やはり今作は第一にポルコのキャラが大好きなんですよね‼️幼い頃より飛行艇が大好きだったのに、戦場でその夢を踏みにじられ、友までを失う‼️しかしそれでも大空への夢をあきらめきれず、ブタに姿を変え、空賊退治の賞金稼ぎになってまで空を飛んでいる‼️そんなポルコを待ち続けるジーナさんとの関係もホントにステキです‼️空賊連中も見事なパイレーツぶりだし、ライバルのカーチスも憎めないキャラ、フィオもジーナも美しく可憐であると同時に、キチンと自分を持ってる女性‼️そして宮崎駿ならではの飛行艇による空中戦‼️様々な飛行艇がスピーディーに、優雅に、ダイナミックに乱舞するその様は、宮崎駿自身の大空への憧れを象徴していますよね‼️そしてラスト、フィオからのキスによってポルコは人間の姿へ‼️まるで「美女と野獣」‼️メルヘンチックでファンタスティックでロマンチック‼️こんな物語を創造出来る宮崎駿はホントにスゴい‼️ホントにステキ‼️ジーナさんもようやくですね‼️
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