ネタバレ! クリックして本文を読む
寒い中で観に行ったかいはあった。というか映画の中の世界がもっとはるかに寒い世界に見えて!
予想以上に見応えはあった。
- そもそもコゼリスクはもちろんモンゴル帝国も映画として観た記憶がほぼないので衣装や美術が新鮮で面白かった。
- 序盤の結婚のパレードとかいう習慣も珍しく感じた。楽器隊を呼んで求婚する的な感じなのか。
- ロシア映画だから戦意高揚の為に奇跡の逆転をして勝つ展開になるかと思いきや普通に大敗の展開だった。生き残りは盗賊イケメンとその男と仲良くなる治療ネキだけだったから。ラストに「ロシアの大地を守ってきてくれた人々の死を忘れない」的な文言が表示されてそのスタンスの映画なんだと思った。
- モンゴル軍つええ!というか人数が多すぎる。終盤に出てきた投石器がめちゃくちゃ強くてあれで勝負あったなというレベルの爆撃マシンと化していた。投石器が大活躍する映画をそもそも観た記憶がないのできちんと動いて狙いも定まって当たるならここまで威力があったのだと知った。
- 公が可愛い少年すぎて。史実に沿ってるのか分からないがイケメンすぎるだろ。彼が読んでた本は紙というより木の連なりに見えた。ああいう本だったんだ。公が中世ロシアの領主の称号だというのもあらためて学んだ。
- あとイケメン盗賊ニキも明らかに顔が良く最後まで生き残るからあいつをもっと分かりやすく主役にしてもいい気はした。大将ポジションのおじさんとか、裏切り兄弟とか勇敢ネキを取り合う男2人とか、両手剣使いの元モンゴル軍奴隷のじいさんとか、過去にコゼリスクは鳥かごと言って出ていきモンゴル軍にいる鳥かごニキとか、良くも悪くもキャラが多い。
- モンゴル軍の人々の衣装もひとりひとり皆違っていてしかも台詞もきちんとモンゴル語で通訳までいて相当なこだわりを感じた。眼帯じいさんが矢を見て仲間殺しに気づくの強者感あって良かった。
- 終盤で勇敢ネキが民謡っぽいの歌い出して、ここから反撃か?と思いきやあっさりと弓で撃たれて死んでコゼリスクの残った人々も死にまくる展開になり悲しみ。
- モンゴル軍の人数が多すぎて壁を破って入ってきたものの後ろの方の兵隊が「順番に行くぞ」感ある動きをしてもたついていたのが空撮でよく見えたのが面白かった。
- 全体的にハリウッドのアクションに比べてアクションの動きが遅く、おそらく意図的にそう表現していたような気がする。そもそもいかにもクソ寒そうな場所でかなり着込んでいて雪だらけで滑りそうで足場も悪く。ということを踏まえると当時のあの地域の兵士はあれくらいの速度で戦っていたのかもしれない、という説得力はあったような気がした。
と、個人的に色々新鮮な映画だった。