プラダを着た悪魔のレビュー・感想・評価
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魅力豊かなキャストとファッションの数々に目を奪われる
アン・ハサウェイの可愛らしさに誰もがノックアウトされた、
2000年代を代表する愛され映画!
ニューヨークの一流ファッション誌でアシスタントとして働くことになった主人公アンディが、
鬼編集長ミランダの理不尽な要求に振り回されながらも、
周りの助けを得ながら成長していく姿を描きます。
本作でアカデミー賞にノミネートされたメリル・ストリープ演じるミランダは、
アシスタントたちをこき使う冷酷な上司であると同時に、
「自分にしか務まらない役割」を果たそうと、
誰よりも仕事に情熱を傾ける人物として描かれています。
それは、最先端のファッションを鼻で笑うアンディに対し、
「自分の雑誌がどれほど世界に影響を与えるか」
を説く彼女の姿にも表れています。
そんな、完璧を追い求めるミランダが、
メイクを落とした姿で「ありのままの自分」をさらけ出し、
強さに隠されていた苦悩を吐露する場面には、
私生活を犠牲にしてまで闘い続けてきた彼女の、これまでを思わずにはいられませんでした。
エミリー・ブラント演じるもう一人アシスタント、エミリーのツンデレっぷりも素晴らしいのですが、
個人的には、アンディをファッションメンターとして教育するナイジェルの中性的な魅力がたまりません。
きっと彼は、ファッションによって人が生まれ変わり、
洗練されていく瞬間がたまらなく好きなんだろうなあ。
だからこそ、夢が破れそうになっても決して諦めない彼を、
どこまでも応援したくなります。
出勤前の女性たちが身だしなみを整える姿を
愛おしく描いたOPから心を奪われ、
出し惜しみなく登場するハイブランドの華やかなファッションの数々にも
うっとりすること間違いなし。
「人が求め、必要としているものを超えて、自分のために決断できる」
そんな才能をミランダに見出されるアンディが踏み出す一歩と、
それを見つめる彼女の視線にぜひ注目してご覧ください。
Your decision
ビジネス英語を学ぶ良い教材と推薦されていたのをようやく観た
ミランダの言い回しはビジネスシーンでとても言えないが、覚えたいと思ってしまう
アンディはへこたれない性格が好感を持てる
腰掛感覚だったり、仕方なかったが口癖で愚痴をこぼすところが
周りの人たちとの関わりで変わっていく
最後は誰もアンハッピーでは無いところが清々しい
心に残る台詞
No, no. That wasn’t a question.
But...I’m smart
全てはここから始まる
I can get another girl who’ll take your job in five minutes. One who really wants it.
Andy, be serious. You are not trying. You are whining.
And what they did, what they created, was greater than art. Because you live your life in it.
That’s your answer for everything lately: “I didn’t have a choice.” Like this job was forced on you, like you don’t make these decisions yourself.
You know, I wouldn’t care if you were out there pole-dancing all night, as long as you did it with a little integrity.
By all means, move at a glacial pace.
You know how that thrills me.
I got a fax from Miranda Priestly herself, saying that of all the assistants she’s ever had, you were by far her biggest disappointment.
And...if I don’t hire you, I am an idiot.
You must have done something right.
共感できない。
スニーカーが10万円超えする世界の話
最後は信念
仕事で落ち込んだ時に見る映画!
メリル・ストリープ最高!
ただのアン・ハサウェイのPVだ、これ!
一流ファッション誌の編集部に就職したアンドレアが、悪魔の様な編集長ミランダの元で働くことにより成長していく様を描くヒューマン・コメディ。
鬼編集長ミランダを演じるのは『クレイマー、クレイマー』『永遠に美しく…』の、レジェンド女優メリル・ストリープ。
主人公アンドレアを演じるのは『プリティ・プリンセス』シリーズや『ブロークバック・マウンテン』の、後のオスカー女優アン・ハサウェイ。
アンドレアの職場の先輩エミリーを演じるのは『マイ・サマー・オブ・ラヴ』のエミリー・ブラント。本作は彼女のハリウッド進出作でもある。
アンドレアのメンターでもあるファッション・ディレクターのナイジェルを演じるのは『ザ・コア』『ターミナル』のスタンリー・トゥッチ。
第64回ゴールデングローブ賞では、メリル・ストリープがミュージカル・コメディ部門に於いて主演女優賞を獲得している。
数々のノリの良いポップスが映画を彩る、基本的には楽しい感じの映画。
舞台がファッション雑誌の編集部というだけあって、登場するファッションは皆オシャレでついつい目を奪われてしまう。
また、メリル・ストリープとスタンリー・トゥッチは非常に素晴らしい演技を見せてくれる。
なんとなく楽しそうな感じがする映画で、実際観ているとなんとなく楽しいのだが、はっきり言ってものすごーく薄っぺらい。
仕事を頑張る私。頑張りすぎて彼氏と別れちゃって悲しい…。けど、パリは楽しー♪
ついついブロンドヘアのイケメンと一夜を共にしちゃうけど、やっぱり彼氏のことが大好きだからよりを戻しちゃお💕あ、仕事は上司がクソだからやっぱ辞めるわ。
なんだこのストーリー…。なんかいい話風な感じで締めくくられてたけど、こんなんで感動するわけないだろが!
とにかく描かれるのはアン・ハサウェイがドタバタするコメディ場面だけ。
大体アンドレアの仕事は『ハリー・ポッター』の新刊探すだの、ミランダの飛行機手配するだのコーヒー買うだの、全然ファッション雑誌の編集部としての仕事しとらんやんけ!
こっちは一流ファッション雑誌の編集者として成長する主人公が見たかったのに、ただただアン・ハサウェイがオシャレになっただけやんけ…。
アンドレアの彼氏にしろ職場の先輩のエミリーにしろ、アン・ハサウェイの引き立て役にしかなっておらず、人物描写に深みもクソもない。
大体アンドレアのことをダサいだの太いだの散々貶していたけど、全然太ってないし、たしかにファッションはちょっと野暮ったいけどあれだけ可愛い女の子なら何着てても普通に可愛いわい!
アン・ハサウェイが主人公である以上、この設定には無理があるのでは?
キャラクターとしてはアンドレアよりもミランダやナイジェルの方がよっぽど面白い。
ナイジェルの放った「君は全く努力していない」という台詞は核心をついた良い台詞だし、子供の頃からの憧れである「ランウェイ」で働いていることに対しての誇りが感じられる人物造形は大変良い。
クライマックスでの彼の落胆ぶりには、やはり感情移入してしまう。
ミランダも非常に面白いキャラクターだった。
ただの理不尽なババアかと思いきや、ラストでの狡猾な策士ぶりにはついつい舌を巻いた。
彼女の過去やプライベートなど、深く描いていけばもっと面白くなっただろうと思うと残念。
はっきり言ってアン・ハサウェイをいかに可愛く撮るか、そこだけを追求した映画であり、内容は毒にも薬にもならない。
アン・ハサウェイはすごく可愛かったので試みは成功しているといえるが、わざわざ有難がって見る様な作品では断じてないと思う。
改めて。
改めて、三人の女優の演技力を見て感動した。
まずはメリルストリープ。
さすが大女優だわ…では済まないくらいの演技の幅を見せつけられた。
出勤するだけで恐ろしがられるトップの人間から、実は家庭問題で悩める一人の女性、またラストでは旅立った若者を見守る母性、と思いきや次の瞬間には「go.」と冷たく言い放つ。
一コマ一コマの表情がここまで違うのか。
この人は彼女の役柄をよく理解している。だからこその表情。その役柄を自分の中に探して演じるタイプなんじゃないかな。
次にアンハサウェイ。
うん、どんなファッションでも似合っちゃうね。いつもの皆様が嫌いな鼻につく感じは出てなかった気がする。
そして、エミリーブラント。
彼女がいなければきっとここまでの良作にはなっていないであろう。
それほどに素晴らしかった。「嫌なやつだけどどこか憎めない先輩」を体現していましたな。彼女が泣きそうになっているとこちらまでウルウルしちゃうよ。
さて、何回も鑑賞しているくせに分からない点がある。
「何故、アンディはあのタイミングでアシスタントを辞めたか」ということである。
ラスト、展示会へ向かう車の中での会話がヒントだろう。ざっくりいうと
ミ「あなた、私に似てるわ、人よりも自分の決断を優先する」
ア「私は違います」
ミ「もうエミリーにしているじゃない」
ア「あれは仕方なく…」
ミ「でもあなたの決断はこの世界では正しい行いよ」
ア「この世界が、あなたのような生き方が嫌だったら?」
ミ「バカ言わないで、誰もが望んでいるわ、この生き方に誰もが憧れているのよ」
そう言われたアンディは車を降り、展示会場とは逆のほうへ歩き出す……
単純に解釈すれば、本当にこの世界を嫌だと思っていたので辞めた、が正しいだろう。そして自分らしい格好をして、自分のしたかった仕事に就く、という流れもその理由からだろう。そしてその世界のトップと同じ行動をとりたくなかったためか、彼氏の元へ行き謝罪をする。
本当にそうなのか?アンディは単純に今までの生活に戻っただけ?
そうじゃなく、もうあちらの世界の総てを知った今、彼女は次の世界(出版業界)へ行くことでさらにネクストステップに進もうとしているのでは?
つまり、嫌な人に仕えるのが嫌になったからでなく、自分がもうあの人に仕える分際ではないと知ってしまったからではないのかな。そう見ると、余計にエミリーが悲しく見えるな…幸せになってほしい…
なんかよくわからない。本当に。
ミランダが嫌になったから辞めたのなら、あそこまで続いていたのが奇跡じゃない?もうとっくに辞めててもおかしくないでしょ。
だから、出版業界のミランダになる!が正しいラストの解釈だとおもうんだよなあ。
てか一般的な解釈がそれだったらどうしよ。
All right everyone, Gird your loins! 頑張る女子映画の元祖かも?
一人で勝手に「アン・ハサウェイ強化月間」の第八回は「プラダを着た悪魔」です。やっぱりアン・ハサウェイの代表作と言えばこれかなっと。アン・ハサウェイが若々しい新人アシスタントを演じてブレイクした本作。中盤ファッションに目覚め次々と衣装をチェンジしていく姿は見応えありました。
ただねぇ、メリル・ストリープ演じるミランダが嫌なヤツ過ぎて全然好きになれないんですよね。もう最初っから最後まで一貫してクズ。アンディが頑張る姿よりそっちにイライラしてしまうので、全体的な評価は低めです。カリスマ性があるのかも知れないですが、あんなワガママな人間全く尊敬できないし、仕事では付き合いたくないタイプでした。ってか特別にミランダが仕事できる人間の描写がなかったので、嫌な人間の側面が余計に目立ってましたね。まぁ、嫌な人間を嫌な感じに演じたメリル・ストリープはやっぱり上手いんだなっとは思いますが。
何気にエミリー・ブラントが出てるんですね。役名も同じエミリー。まだ有名になる前でしょうか?楽しみにしてたパリに行けず事故ってしまってちょっと可哀想でした。
最近ではよく見る頑張る女の子ムービーなのですが、やっぱり本作は元祖な気がします。多分調べれば昔も沢山あるのかも知れないんですけど、仕事で悩む女子で映画が作られるようになったのって意外と最近の事なのかもしれません。最後にアンディとミランダが認めあったような感じになってたのは謎でしたが、ファッション業界知らなくても楽しめる作品でした。
さて、1ヶ月で合計八作品観た「アン・ハサウェイ強化月間」。美形な顔立ちに目が行き勝ちですが、アン・ハサウェイって意外と芸達者な役者さんなんだなぁっと改めて思いました。これからも色んな作品で観れる事を楽しみにしています。
新人OL成長物語
悪魔とあるがメリル・ストリープが演じるとメリハリが出て善い人と思えてくるから不思議だ。原作者のワイズバーガーはヴォーグ誌で編集長アシスタントの経験があり、よほど辛い体験をしたのか悪魔を人間的にしたメリルの演技には不満を持ったようだ、ファッション業界は派手な反面、支える裏方は大変なのだろう。
昔、電車の中でOLの愚痴が聞こえてきた、「部長がさあ、自分で忘れた封筒をすぐに届けろと言うのよ、それが人にものを頼む態度かよって言ってやりたくなったわ」思わず苦笑してしまったことを思い出した。新人類なんて流行語もあった時代の話だが職場の人間関係は難しい。
頑張っても結果が出せず愚痴をこぼすアンドレアにスタイリストのナイジェル(スタンリー・トゥッチ)の助言は辛辣だが的確だ、おかまキャラが発すると説得力が増すから不思議、業界人にゲイが多いのも必然性なのだろう。
業界に染まることで友や恋人とも気まずくなるが転職を決めたのはミランダ(メリル・ストリープ)に将来の自分の姿を垣間見た怖さや誠実に生きたいということなのだろう、新人OLの成長物語でした。ただ、映画の主役はアンドレア(アン・ハサウェイ)の筈だがメリルが主演女優賞候補(第79回 アカデミー賞)というのも解せません、助演では?
やっぱ名作
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