長安のライチのレビュー・感想・評価
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もぎたてライチ食べたい
正直者がバカをみたり、役所でたらい回しにあったり、組織内で上手くやってくコツなど、まんま今と変わらないトコが感情移入しやすかったです。小役人の奥さんにしてはあまりに美人過ぎて、楊貴妃やれる女優がいなかったのでは?
ただのおっさんがしごできすぎる
だが、そこがいい。
これがイケおじで美貌や財産で人を手のひらの上で転がすタイプの主人公だったら、この話は面白くならなかったかもしれない。主人公が冴えないおっさんだからこそ輝く。
いや、見た目が冴えないだけでめちゃくちゃしごできなおじさんで、ほぼ死刑確実みたいな無茶ぶりミッションに得意の算術と人徳をフル活用して果敢に挑むという物語であり、地味そうな見た目に反して山あり谷ありのミラクルハードミッション、アクションもあるよ!という感じで最後まで飽きない。
蘇諒が現れた例のシーンで拍手したくなるし、林邑奴は色んな意味で全部持っていく。林邑奴……林邑奴お前……。
まさかこの映画でうるっと来るとは思わなかった。林邑奴……本当にさ……。
ベタだけれど
昔も今も権力者というのはろくなものではない、と思いながら鑑賞。
数学の視点からいかに無理難題を解決していくか、試行錯誤右往左往する主人公の設定が面白い。
しかし何せベタすぎる。
この人多分こうなるな~という通りにそうなって物語が進んでいくので意外性はなく、そこは残念。
あと重力的にはそれは無理とかw
まあご愛敬かなあ。
リアルに寄せているわけではないので。
主人公中心の話なので(当たり前)、ところどころ役者さんの使い方が勿体ないかなあとも思った。
アンディ・ラウさんが出演してらして、なんと急にお年を召したのかと驚いてしまったらもう64歳であられるとのこと。
そりゃあそうか…。
全体を通して飽きはしないし、リラックスして楽しめると思う。
(主役の方が竹中直人さんに似ていると思うのは私だけかなw)
チャイニーズコメディーでした
中国も...
「走れメロス」ならぬ「走れ下級役人withライチ」
ライチのために走れメロスの10倍過酷な旅を強いられる長安のサラリーマンの話だった。予想より遙かに面白かったので上映感が少ないのが悔しい。CGを極力使わない迫力あるロケーションは是非スクリーンで見れるうちに見てほしい。ありがたくも、ムービルが大きいスクリーンで上映してくれてるので見れる人は大きいスクリーンで観てほしい。長安から広州までの壮大な背景を主人公が駆けながらラップ調のBGMが流れるのもなかなか面白い。
アンディ・ラウも珍しく一癖ある宰相役だし、トワイライト・ウォリアーズトワウォのテレンス・ラウもなかなかいい感じの役で出てる。知名度がまだまだ低いのがなんとも惜しい。レッドクリフのときのように中国映画がどーんとはやって欲しいのだが邦画だけで飽和状態の今は中々難しい…。
前半のギャグやシリアスの配分やアクションのテンポ、友情や家族愛の描き方は「アラジン」時代のディズニーアニメのようだ。中盤からは下級役人による「縦割り行政はつらいよ」になり、終盤は仁義なき「走れメロス」ならぬ「走れ下級役人withライチ」である。
中央集権国家にありがちな伝言ゲームの弊害と腐敗も描かれていて、これはひょっとして現在の当局批判なのか?と深読みしたくもなるが中国史においてはいつの世の王朝も似たようなものなのだろう。
ラストも単純なハッピーエンドで終わらせないところがまた良い。「おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし」はいつの世も同じなのか。皇帝や楊貴妃すら滅多に食べられなかった生のライチを貪る主人公の気持ちに思いを馳せる。
原作小説も面白いらしいので、是非日本語訳で読めるようになって欲しい。出版社の誰か偉い人!お願いします~!
ライチの味
下級役人の悲哀と為政者の傲慢が見事に描かれていました。
任務の為にいろいろなものを犠牲にして結局ラストのようになるんですね。
まさか世界史ででるあの事件と関わるとは思わなかったです。
思わぬ拾いもの
2026年劇場鑑賞24本目。
エンドロール後映像無し。
内容全然知らないで行ったので、中国のライチ農家のほのぼのムービーかと思ったら、劇場のポスターにチャングムみたいな感じのデザインだったので、自分があまり好きでない宮廷ものか、と思いましたがちょっと違いました。
楊貴妃の誕生日にめっちゃ遠くのライチの蜜漬けを持ってくる、破格の報酬が約束された任務を引き受けた後に蜜漬けじゃなくて生で持ってくる任務だと知り人生オワタ\(^o^)/になった役人の話。
蜀ならすぐ近くなのになんか遠くのそこのライチが美味の聞いた皇帝が無理と分からず命令したらしく、失敗したらもちろん処刑でーすみたいな感じなのです。
そこから知恵と実験を繰り返してなんとか成功させようとする前半と、計画を実行するのに足を引っ張りまくる無能官僚がわんさか出てくる後半に分かれて、後半のいたたまれなさは観ていただければ分かると思います。
嫌な展開だと思いましたが、ちゃんとスッキリする終わり方だったので良かったです。
期待度○鑑賞後の満足度◎ これぞザ・チャイニーズ・エンタメ!エンタメながら1粒の甘いライチに権力のおぞましさと儚さ・脆さを凝縮させた苦さもある。非常好看的电影!
①まさにこれぞ中国映画という感じ。どこぞの国の作り物の中国を舞台にした映画とは段違い。チャン・イーモウの『王妃の紋章』を観た時は、この豪華さ・人海戦術は現在のハリウッド映画では出来ないだろうと思ったけれど(ハリウッド黄金期なら出来たかもしれないけど)、本作の豪華・壮大な部分(王宮等)は豪華・壮大に、細部(長安の街の賑わいや庶民の暮らし)は詳細に。やはり本場ならではの強味である。
最近はボリウッド映画の大作の方が豪華・壮大かもしれないけれど(なんか国力と比例しているみたいなのが面白いが)。
②楊貴妃がライチが好きで生のまま産地から取り寄せさせたというのは有名な逸話。
その逸話をベースに、生き馬の目を抜く大都会(本作では長安)の、そのうえ私利私欲・我利我利・嫁禍于人(かかうじん)・生殺与奪(せいさつよだつ)・鳥尽弓蔵(ちょうじんきゅうぞう)・不仁不義(ふじんふぎ)が横行する(朝廷(現代のあらゆる組織でも相変わらずあります)で、如何にも「正直者が馬鹿を見る」的な主人公が生け贄に選ばれて、諦観を抱きつつも(何とか生きて家族の元に戻ろうと)知恵を出して任務を成し遂げようとする姿に感情移入して見入ってしまう。
③得意の算術を駆使して何とか新鮮なライチを長安に届ける妙策を編みだして其処で終わらないのが本作の秀逸なところ。
禍福は糾える縄の如し、驕れる者久しからず
面白かった~~~
日本語字幕にあった「住宅ローン」って、楊貴妃(唐)の時代にあったのかしら?
というのに引っかかりを覚えたのはさておき。
「数千キロ離れた嶺南から長安まで新鮮な生ライチを届けろ」という楊貴妃の無茶な命令に対し、何度もテスト走行・試行錯誤をして、方法を見つけ出した主人公の、数字に対する能力と合理的な考え方が素晴らしいのと。
人の想い・気持ちを大事にする主人公と対照的に描かれるのは、人の心を持たない朝廷の人々の醜悪さ。
盤石の立場と信じ込んで、権力をふるい、人も金も浪費し掌の上でもてあそぶ、高級官僚、貴族、宰相、皇帝……
奴らに徹底的にもてあそばれる主人公と、領民たち。
使い捨てにされ、虐げられて終わると思いきや……
禍福は糾える縄の如し、驕れる者久しからず。
すごい脚本だったですよ。
でもこれ、政権(共産党)批判にならないか?とも思ったりw
1月にして年間マイベスト上位入りが決まったような、お気に入りの一本となりました。
中盤は割りと面白かったけれど、如話がしつこくてくどい
中国の唐の時代が舞台。
冷蔵冷凍の技術が無い1300年前に、約千キロの距離を生のライチを楊貴妃のために運んだという伝説を基に創作したお話し。
テーマ性も面白いし、主人公の下級算術役人が数学的知識を活用して危機を乗り越えていく中盤は、割りと面白かった。
しかし、如何せん話がしつこくてくどい。演技も大袈裟で白ける。
まるで韓国のメジャー映画みたいで、クライマックスでは、CGバリバリの上、ストップモーションやスローモーションを多様したアクションシーンが続いて、辟易した。
主人公が、地味で出世はしていないけれど、潜在能力の高い公務員的な官吏だったように描かれていたのは、中国共産党が求める汚職をしない清廉な役人みたいな気がした。
主人公の友人として、同時代に生きた文人の杜甫が出てくるのはご愛嬌。
主人公の妻を演じたジュアン・ダーフェイが可憐で可愛い。
右手の甲をたずねて五千里
ファイト一発★会計学
3月で閉館するサツゲキさん。
とにかく最期の悪あがきの良作祭り!!
そんなサツゲキを信じて事前情報ゼロで鑑賞。
中国の時代劇は初めてスクリーンで見ましたが
これ、面白かった!
無理難題を押し付けられる理系のプロジェクトマネージャー。
精密なコスト・ベネフィット分析で主人公が超高速物流網を策定するまでの経過…
特に予備のルートや物資をどれだけ用意すべきか損耗率の計算表を前に思案するシーン
自分的には一番の見所でした。
ただ 最後のファイト一発なアクションシーンはどうなんだろう?
代々続いた茘枝の木をなぎ倒され 人も馬も亡くなり、
傾国の美女のため 宮廷の饗宴に供される
宝石のように美しい赤い茘枝。
長安のクーデターの件を聞いて泣きながら
むさぼり食う 茘枝。
私もこの夏は 赤茶色の冷凍ライチではなく
生茘枝を一度食べてみようと思う
オーソドックスな時代映画
壮大な企業戦士の物語。
憧れの地である長安で希望に満ちた職につき、現実の厳しさに揉まれながらも真面目に誠実に、小さな幸せも手に入れ、それをしっかり守るため、変に高望みもせず着実な人生を送るのが似合っていたはずの主人公、そんな彼が巻き込まれてしまった無理難題のミッション・インポッシブル。
しかし彼はトム・クルーズではない平凡な男であり、一休さんのようにトンチで切り抜ける狡猾さもなく、半沢直樹のように倍返し出来るような策略家でもない、どちらかと言えば路傍のフジイのようにやる事をただやり周りが勝手に引き寄ってくるタイプだ。
ただしかしだ、この問題はさすがお国柄、スケールがデカ過ぎるし、陰謀がダイナミックにストレート過ぎるのだ。
仲間と呼べる者たちの期待にも応えられず、犠牲者までも出してしまい報いることすら出来ない普通の男だ、最低限のライチと妻への約束の花を何とか届けるのが精一杯なのだ。
それが悲しくも愛おしい。
色鮮やかな時代の大陸を切り取り、テンポ良く軽妙に描かれ、特に商人、農園の娘、奴隷の青年たちとの嶺南でのパートなどは多幸感溢れる素晴らしさだ。
その後にやや展開がもたつくのが何とも惜しく、もっとスッキリと怒涛のクライマックスにもっていけてればと思う。
上の人の顔色を窺って、過剰に対応する人たち
誰かがやらないといけないけど、面倒だから誰もやらないことをアサインされるのは、私自身いろいろと経験がありますね。で、成果があがると、自分がしたような顔をする人が出てくることもありました。
この映画でも、できる目途がたったところで、それを利用しようとする偉い人が出てきて、その人の顔色を窺っている人が、それまで軽視していたのに、手の平を返すように寄ってきたり。自分の手柄にしたくて過剰な対応をすることで足を引っ張ったり。基本、みんな保身に走っているんでしょうね。
そういう保身に走っている人たちが、最後に罰が当たるというところで、主人公が置かれた理不尽な状況に対して、観客はスッキリできるようで、必ずしもそうじゃない感じが、リアルに思いました。
日本でも製作委員会方式で、いろんな会社が出資して、リスク分散していることがありますが、最近の中国映画だと、出資会社のロゴが冒頭やエンドロールにいろいろと出てきて、ちょっとうんざりすることがありますね。
長安の街で交通手段としてロバが使われていましたが、西安(元長安)に行った時、現地ドライバーに連れられて行ったレストランで、彼が西安名物だと注文したのは、ロバのジャーキーのようなもの。本人はうまいとバクバク食べていましたが、肉の臭みと強い香辛料で、1口で食べるのをやめたのを思い出しました。
出世とは無縁でも
なんて馬鹿馬鹿しいストーリー!!…とは思うものの、中国には実際に「ライチ使」なる職が存在したそうです…恐ろしや、中国史。
下っぱサラリーマンは辛いです。
劇中の台詞で「出世に必要なのは、利益を共有すること」「持ち上げること」…もう一つ忘れたけど何かあった…これらの言葉が印象的だった。
出世とは無縁の主人公ですが、真面目に、タフにミッションを遂行しようとする様子が見どころでしょうか。
完遂力は嫁のお墨付きでした。
腑に落ちないのは、蘇諒が主人公をあれほど助けるに至るほどの何かがあったか?…ということ。
主人公の人柄が良いとはいえ、2人の絆の強さがいまひとつ不可解に感じました。
2時間では限界があるでしょうけどね。
キャストは豪華です。
主役のダー・ポン、お初だ…と思ってたら「無名」に出演してたらしく、気がつかなかった。
この俳優のおかげで、内容がかなりポップでユーモラスな感じになった気がする。
アンディ・ラウも、後から気づいた。
ヤン・ミーは化粧薄そうだったが、隠し切れない綺麗さ。
馬で走る場面が多かったけど、本人たちが実際にやってる…?…だとしたら、なかなかの腕前です。
特にテレンス・ラウ、お見事です。
映像が綺麗なのと音楽が良かったことで、2時間あっても退屈しなかったです。
ドラマもあるらしいので、機会があれば、是非観てみたいです。
全42件中、1~20件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
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