あかるい光の中で

配信開始日:2025年11月14日

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映画レビュー

4.0 末期がんと闘ったとある桂冠詩人の生き方から伝わるもの

2025年11月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

アメリカのコロラド州で暮らす詩人で活動家でもあるアンドレア・ギブソンと同性のパートナー、メーガン・ファリーが、2人でギブソンの末期がんとどう寄り添い、ある時は闘い、それでもほぼ終始明るく、ポジティブに生きたかに密着するドキュメンタリーである。

ギブソンはコロラド州公認の桂冠詩人だ。カントリーシンガー、ジョン・デンバーも同じ立場にある。ギブソンはただ作った詩を文字で記すだけでなく、それを劇場の舞台に立って抑揚をつけてエモーショナルに読み上げ、"演じる"。そのことが結局、彼女の生き甲斐になる。だからある種特殊な生き方に見えるかもしれない。

でも、たとえ死が間近に迫っても輝きたいと思える何か、ギブソンの場合は最愛のパートナーと詩に出会えたことの意味は、深く伝わってくる。見終わると、誰もが時間を無駄には出来ないと感じるサブスク注目の1作だ。

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清藤秀人