映画版「WE-入口と世界の出口」

解説・あらすじ

演出家・小池博史が、映像・光・音などさまざまな実験的手法を駆使しながら近未来の監視社会を描いた、2023年初演の人気舞台「WE-入口と世界の出口」を映像化。

上級、中級、下級国民に分かれるようになった2073年の日本。表面上は平等をうたいながらも、誰もが監視しあう社会となっていた。そんな中、唯一の治外法権的な場所として残された「スペースE」に逃げ込んだ人々は、出口の見えないその場所で、徐々に追い込まれていく。

ライブ映像、映画、美術、ガラクタ音楽、古典音楽、ラップ、ボイスパフォーマンス、ダンス、演劇など多様な要素が縦横に絡みあったオルタナティブな舞台表現を、映画表現として再構築。小池博史が中心となって結成された伝説的ダンスカンパニー「パパ・タラフマラ」にメインパフォーマー・舞台美術家として参加した松島誠、能役者・小鼓奏者の今井尋也、バレエをルーツに舞台や映像作品に出演する福島梓らが出演。ラップチーム「下町兄弟」が音楽を手がけ、岡本太郎現代美術賞を受賞した美術家・山上渡が美術を担当。

2025年製作／65分／日本
配給：小池博史ブリッジプロジェクト-Odyssey、サイ
劇場公開日：2025年11月29日