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上級、中級、下級国民に分かれる2073年監視社会の日本 人気舞台を映画化「WE-入口と世界の出口」11月29日公開

2025年10月9日 11:00

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場面写真
場面写真
©小池博史ブリッジプロジェクト-Odyssey/株式会社サイ

鬼才・小池博史の人気舞台が、映画版「WE-入口と世界の出口」として映像化され、11月29日公開される。このほど、場面写真、ポスタービジュアル、特報映像が披露された。

2023年初演、翌年に早くも再上演され多くの観客を熱狂させた本作の舞台は上級、中級、下級国民に分かれるようになった2073年の日本。表面上では平等を謳うが、誰もがお互いを監視し合う社会となっていた。そんな社会で治外法権的な場所として唯一残っていたスペース、それが“スペースE”だ。人々がこの出口の見えない“スペースE”に逃げ込み、逃げ込んだはずのその中で徐々に追い込まれる。互いが互いを幻惑と嘘の記憶とによって静かに追い込み、そして追い込まれていく姿を、映像、光、音などさまざまな実験的手法を駆使しながら描き出していく鬼才・小池博史による人気舞台が初の映像化となる。

ポスタービジュアル
ポスタービジュアル
©小池博史ブリッジプロジェクト-Odyssey/株式会社サイ

ライブ映像、映画、美術、ガラクタ音楽、古典音楽、ラップ、ボイスパフォーマンスやダンス、演劇など多様な要素が縦横に絡み合うオルタナティブな舞台表現を、映画表現として再構築した本作は、追い詰められる人々を実験的手法で描いた、日本のパフォーミングアートの最突端と言っても過言ではない。

出演は、小池博史が中心となって結成された伝説的なダンス・カンパニーであるパパ・タラフマラ(1982~2012)のほぼ全作にメインパフォーマー・舞台美術家として参加した松島誠、能役者・小鼓奏者でシルクロード能楽会代表の今井尋也、バレエをルーツに多種多様な舞台や映像作品に出演する福島梓など。さらに小池作品常連で、NHK教育「にほんごであそぼ」「天才ビットくん」「みんなのうた」、劇場版ドラえもん主題歌・挿入歌の作詞作曲などで知られる下町兄弟が奏でる音楽、岡本太郎現代美術賞受賞の美術家・山上渡の美術にも注目だ。

11月29日からシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

小池博史コメント
僕は基本的に舞台・映像・音楽・美術などの区分を設けず、「空間」要素を最大限活かしつつ可能性を追い求めてきました。そもそもジャンル分け自体が自在さを阻害する要因でもある。ジャンルを否定はしないが、さまざまな越境的行為の中に芸術的本質の大きな要素があると感じています。これは映画であり舞台です。芸術の可能性を追い求めたひとつの証が「WE」という映画です。

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