「原作を読もう!」ダ・ヴィンチ・コード megu&m&bさんの映画レビュー(感想・評価)
原作を読もう!
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原作を読んですぐ劇場へ行ったから、本とのギャップで納得のいかない部分も多々あったが、ロン・ハワード監督が如何に試行錯誤して映像化したのか、繰り返し鑑賞することで少しずつ分かってきた。
映画を楽しむために、ぜひ原作を読んでほしい。
キリスト誕生秘話について、歴史、美術史、宗教史が複雑に絡み合い、ダ・ヴィンチが絵画に残したメッセージを契機に衝撃のスキャンダルが明らかになる。宗教の根底を覆すミステリーであり、神とは、教会とは・・・と考えさせられる。結婚式で愛を誓う行為すら疑問に感じるかもしれない。
ラングドン教授の最後の言葉
「(結局は)自分自身が何を信じるか」
神が実在しなくても、信仰は心の中にあるということか。
そして「何を守って生きるかで自分の価値が決まる」
このナレーションも胸に響いた。
キリストだけでなく、我々の存在意義についても言い当てているような気がしたからだ。
こんな奇想天外なストーリーを考え付いたダン・ブラウンは本当に凄い。ついでに彼の他の作品についてもお勧めしたいくらいだが、この作家に出会えて私は何て果報者だろうと思った。
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